サマー合宿特別講座

サマー合宿では、普段行うことができないさまざまな授業が行われました。


①合宿で訪れる場所の歴史的・地理的レクチャー[社会科]
熊本城・・・加藤清正、秀吉と家康、朝鮮出兵、関ヶ原の戦い、王昭君、西南戦争など
阿蘇・・・カルデラ、火山地形、気候帯、やまなみハイウェイなど
竹田・・・特産品、滝廉太郎など
湯布院・・・温泉、一村一品運動など
グリーンランド・・・三井三池炭鉱など

ほとんどが中学の学習内容に大きく関与するものでした。
合宿中には上記内容のテストも行いました。
2日目の早朝(6時ごろ)からテスト勉強をする子どもたちの姿が印象的でした。

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②発音とつづりのルール[英語科]
英単語のつづりと発音の法則を学ぶ授業を行いました。
正確な発音を身につけるとともに、単語をこれからたくさん覚えなければならない1・2年生にとって、とても貴重な授業になったと思います。

最初にアルファベット1文字1文字が持つ読み(ニックネームとかフォニックス読みと言われます)を練習しました。これだけでも、発音が良くなるし、単語が覚えやすくなります。
CとGには、かたいC(cry)とやわらかいC(center)、かたいG(game)とやわらかいG(giant)がありますから、その2種類の読みと法則性(Cのあとにa,o,uがきたらかたいCになる・・・など)について学びました。

また、ニックネーム(フォニックス読み)の例外についても学びました。
せっかくそれぞれのアルファベットのニックネームを覚えたのに、なぜmakeは(メエィク)とaがエィとアルファベット読みになるのか、しかもeはなぜ発音しないのか、その例外の法則について説明しました。

2年生は1年生より内容の難易度を高め、2文字の子音(CH,SH,TH,PH,WHなど)がつくりだす発音についても練習をし、音を聞き取るテストを行いました。

今回の学習は、正しい発音を身につけ、しかも単語を覚える大きな手がかりとなる大切なものでした。
家庭でしっかり見直しをしてください。


③インド式計算練習[数学科]
夏の合宿で毎年行っている演習です。
以下の問題の途中式がなぜそうなるかわかりますか・・・?
(演習した問題のほんの一例です)

34×11=340+34=374
34×9=340-34=306

44×50=4400÷2=2200
44×25=4400÷4=1100

35×16=70×8=560
22×45=11×90=990

51×49=2500-1=2499
58×62=3600-4=3596

16×13=190+18=208
24×23=270×2+12=552
43×47=500×4+21=2021

これらの計算式は、1年生の分配法則・結合法則や3年生の乗法公式で説明できます。
数学の一貫した透明な論理性という魅力を少しでも感じてもらいたいと思い、講義を行いました。


④1学期内容の演習[理科・社会科・英語科]
1・2年生とも復習内容のテキスト演習を行いました。(2年生は予習内容を含む)
1年生は理科の植物と英語Program4の単語演習、2年生は原子記号を覚える演習(予習)と1年生理科の総復習プリントの演習、社会の歴史的内容の演習を行いました。

すばらしい集中力でテキストと向き合い、たくさんの問題に果敢にチャレンジし、各生徒が平均で10枚近くのテストを受験しました。充実した時間となりました。
by terakoyanet | 2009-08-12 01:34 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)