国宝彦根城
2011年 10月 18日
明治初期に廃城令が出され、多くの城郭が取り壊されたため、全国で国宝の天守を持つ城は意外なほど少なくたったの4つのみです。[姫路城(兵庫県)、彦根城、犬山城(愛知県)、松本城(長野県)]
彦根城は現在、世界遺産の暫定リストに掲載されています。また、近年はゆるきゃら人気全国ナンバーワンのひこにゃんブームにより、訪れる人が大幅に増加しています。
ひこにゃんがお出迎え。
JR彦根駅に到着し、いきなりのひこにゃんのお出迎えに心和むもつかの間、妹の結婚式帰りの私たちは大きな荷物を持っていて、預ける場所探しに苦労しました。
お隣の新幹線米原駅とこちら彦根駅。どちらもコインロッカーが少なすぎます。
これはぜひ地元の観光課さんもJRさんも考えていただきたいですが、コインロッカーをもう少し増やしてください。
観光案内所には私たちのほかにもたくさんの観光客の方がひっきりなしにやってきては「コインロッカーは他にないのか??」と尋ねていました。
結局私たちは彦根港まで行って(琵琶湖に浮かぶ竹生島に行く予定があったので)、港の荷物預かり所に行くことで、この困った事態を乗り切りました。
彦根城に到着。城は駅からも徒歩圏です。
天守のすぐそばから琵琶湖を望むことができます。彦根城は1604年から20年の歳月をかけて琵琶湖岸に造られました。以前はもっとすぐそばに湖があったのでしょうね。
こちらの天守は斜めから見たほうが、変化に富んだ屋根の美しさがよくわかります。
城に隣接する庭園「玄宮園」に行きました。
階段の多い天守あたりを歩くより、玄宮園を歩く方が気持ちいいし楽です。(もう歳でしょうか。)
数寄屋建築である八景亭では、お茶とお茶菓子をいただくことができます。美味しかった!
お茶をいただきながら美しい庭園を眺めているときに、ふと後ろを向くと、天守が。
八景亭、その名の通り、目を移すごとにいろいろな景色を楽しむことができる、粋なつくりになっています。
玄宮園を出て少し歩くと、ドヤ顔の井伊直弼御大が公園の隅に立っていました。
彦根は井伊氏のお膝元として知られます。
多くの城の周りには多くの遺構が残されています。
なぜ他の城が次々と取り壊されるなか、これほど多くの建物が残ったのでしょうか。
彦根の見どころは城内にとどまりません。
彦根のお土産(自分用)に買ったこの愛くるしいお菓子。
ひこにゃんを口に入れるのは少し心苦しいものがありますが、蜂蜜の優しい甘さが特徴のしっとりしたお菓子で、とても美味しかったです。おすすめです。
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