寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2008年 03月 11日

ビョークの記事

昨日、こういうニュース記事が飛び込んできました。

☆ステージで「チベット独立」叫んだ歌手ビョーク、当局激怒で法的手段に―中国

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2008年3月7日、世界中で熱狂的なファンを持つアイスランドの女性歌手ビョークが中国公演のステージ上で「チベット独立」を叫んだ事件で、事態を重く見た中国文化部は彼女に対し法的措置をとると発表した。

今月2日に上海市で行われたコンサートで、ビョークはステージ上で中国当局から許可を得ていない楽曲「Declare Independence(独立宣言)」を歌い始め、突然「チベット!チベット!」と叫んだという。これには中国の聴衆も驚き、事件は瞬く間に内外に報道された。

中国文化部スポークスマンは、政府は国際的文化交流活動を積極的に奨励しているが、国内で活動する海外のアーチストや団体は国家の「営業性演出管理条例」を遵守しなければならないと強調。
この規定に違反して個人的な芸術活動を政治利用し、中国人民の感情を傷つけるアーチストは歓迎しない、と強い不満の意を表明。ビョークには法的措置をとると述べたうえで、今後中国を訪れる海外のアーチストや団体の芸術活動について、より厳しいチェックを行うことを明らかにした。



ビョークは私が敬愛するアーティストです。
この記事には驚きました。このビョークの言動をどう見るかという議論については、わたしはここでは意見を述べませんが、ただ、ヨーロッパの多くのアーティストや知識人たちには、チベットは中国とは別の国家だという認識がある、ということは、日本人の私たちが知っておいてよい知識だと思います。(そのことを前提に、現代思想家のスラヴォイ・ジジェクは知識人たちがチベットに抱く幻影を逆批判しているくらいです。)

私は昨年、チベットにも何度か足を運んだことがあるイングランド人の知人のアーティストに、「あなたはチベットを中国とは別の国家だと見なすべきだと思いますか」と尋ねたところ、彼は「もちろん、そう思う」と即答しました。

これまで、海外の有名アーティストがチベットに関してたくさんの運動をしてきましたが、意外と日本では知られていません。
私は外国の音楽が大好きで、いろいろと聴いては情報を集め、情報を集めては聴いていますが、ただの音楽好きでも、ときにそれが派生して、日本と外国のさまざまな考え方や認識の違いに突き当たることがあり、とても興味深く思います。今回の記事も、いろいろなことを考えされられました。

"Army of Me"を地でいくビョークのチベット発言を考える

by terakoyanet | 2008-03-11 02:46 | 雑感・授業風景など | Trackback(1) | Comments(0)
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Tracked from ICELANDia レー.. at 2008-03-21 12:50
タイトル : "Army of Me"を地でいくビョークのチベット発言..
 日本語に「沽券にかかわる」という表現があります。面目や体面にさしさわりがあるという意味で、封建的な響きがあり私はあまり好きではなく、最近の中国のあれやこれやの動きや言動を見ていると、どうもこの(意味のない)「沽券にかかわる」が多すぎる。  ギョーザ問題の次に来たのがビョーク。ギョーザとビョーク、似ていて妙(不謹慎でごめんなさい)。  事の発端は、ビョークが「Declare Independence (=独立を宣言しよう)」を演奏した際、中国公演で「チベット!チベット!」と叫んだこと。東京...... more


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