薬院のラーメンの名店 博多 元助 VS 麺劇場 玄瑛
2008年 12月 18日
大学のころは、タウンページに載っているうどん・そば屋をしらみつぶしに当たって、手帳にそれぞれの店の評価の詳細のリストをつくるほどのうどん好き、そば好きでした。
というわけで、とんこつラーメン発祥の地、福岡県久留米市の産婦人科で産声をあげた人間のわりに、私はこの歳までさほどラーメンに興味を持っていませんでした。
しかし、桜坂から徒歩で行ける場所をいろいろと食べ歩いているうちに、この1年で立て続けに数店の美味しいラーメン屋に出くわし、私の中で麺革命が起こったのでした。
うどん・そばはやっぱり最高!これはゆずれない! でも、ラーメンも美味しい!!
聞けば薬院は全国にその名をとどろかすラーメンの名店が集まる激戦区とのこと。
その美味しさに開眼させられたのは、必然だったのかもしれません。
まずは3日前にもおじゃました「博多 元助」。
ふだんは行列で店内に入れない状態が多いのですが、3日前は夜10時ごろでしたがめずらしくすんなり入れました。キャナルのラーメンスタジアムにも出店する有名店で、キャナル店はわかりませんが、薬院店は寒空のなか店の前で待たされる覚悟が必要です。
こちらはつけ麺が有名。
つけ麺も中華そば同様、極太麺を魚介+豚骨スープにつけて食べます。
こちらのスープは豚骨以上に魚介の風味が強く、和風だしが好きな人にはうれしい味です。
こちらの店でしか食べられないメニューならば、つけ麺、中華そばですが、ラーメンも美味しいですよ。豚骨がくさすぎず、かといって物足りない味ではなくどしっとした味わいがあります。
次に「麺劇場 玄瑛」。
こちらは店構えから普通ではありません。
そのプレハブ風の目立たない外観と、プレハブには似つかわしくない厳つく重厚な扉は、店に入るお客さんの胸を期待と不安でいっぱいにします。
そして店に入ると・・・
行列です。お客さん、たくさん待ってるんですね。
まだ、ラーメンを食すお客さんの姿は見えません。
しばらく待って座席に案内されると、最初は驚きます。小心者の方はちょっとひきます。
そう、ここは麺劇場。案内された人はここで自分が劇場の観客であることを思い知らされます。
中央の舞台にはラーメンをつくる職人がおり、そしてそれを取り囲むように観客の座席が配置されます。
これほど客が客であることを認識しながら飲食する店はないでしょう。
普段私たちは外で食べるとき、自分がその店の客であることはわかっていても、いつのまにか、知らず知らずのうちに、その場の主人のような気分になって、美味しいものを食べているもんです。
しかしこの店では客はあくまで観客のうちの1人。
ですから、外で食べるときにご主人気分を味わいたい旦那たちには支持されるお店ではないでしょう。実際のところ、この店、女性客が非常に多いです。なんかお洒落なんです。お店の雰囲気が全体的に。
まさに新感覚のラーメン屋と言われるにふさわしいこのお店、その味も個性的ですんばらしいです。
化学調味料を一切使っていないお店ですが、どうやってこんなに複雑な旨みが出せるのか、、、すごいです。
特にこちらの醤油系メニューは、和風だしと野菜のこげた香りのハーモニーがすばらしく、豚骨系メニューより麺とスープのからみもよく、最高に美味しいです。
あと、こちらの卵かけご飯、有名ですが、絶品です。
どちらも美味しく甲乙つけがたいので、最近は交互におじゃましています。
記事を書いていると、また食べたくなりました。
<お店の情報>
博多元助 福岡市中央区薬院2-2-2 Tel 092-714-7739
麺劇場 玄瑛 福岡市中央区薬院2-16-3 Tel 092-732-6100
博多元助 (ラーメン / 薬院大通)
★★★★☆ 4.0
麺劇場 玄瑛 (げんえい) (ラーメン / 薬院大通)
★★★★☆ 4.0
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