寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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カテゴリ:塾長おすすめの書籍・CD( 95 )


2017年 07月 04日

never young beachのメジャーデビューアルバム『A GOOD TIME』まもなくリリース!

ネバヤンのメジャー初アルバム『A GOOD TIME』が2週間後の7月19日にリリースされます。
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ボーカルの安部くん(ジャケット中央)は、いまをときめく高橋一生の弟だよ、とか、ギターの阿南くん(左から2人目)は当仁中出身で寺子屋の卒業生だよ、とか話すと、中学生たちの目が俄然キラキラになるのですが、でも、そういううれしい情報を横に置いて、とにかくいい音楽を奏でているバンドなんです。

うちに通う高校生にもネバヤン聴いてますよという学生たちも増えていて、Aさんがネバヤンのギターの音、かっこよくないですか?と言ってきたときには思わずふるえました。そう、めちゃカッコいいよね。

そして、こんなに音楽に対してマジメなバンドって少ないと思うんです。
だから、これからの彼らにもどうしても期待値が高くなってしまいます。


先日、cross fmに出たときに、「元気になる1曲」をと言われ、ネバヤンのお別れの歌を紹介しました。ラジオを聴いたネバヤンファンの子から熱い感謝のメールをいただきました。こちらこそ感謝です。



こちらは全国の男子たちが小松菜奈に悶絶した「お別れの歌」のMV。


「お別れの歌」というタイトル聞くと一見悲しそうなのですが、というか実際、お別れ自体は悲しいのですが、でも、この歌から響くのは、お別れ自体の悲しさよりは、彼女と過ごした時間の絶対的な幸福感です。
これほど人生そのものに対する肯定感をうたい上げた曲を私は知りません。

だから、この曲を聴いていると「お別れの歌」のはずなのに、深いところから「元気」がこみ上げてくるんです。

新譜がどんな出来かすごく楽しみです。
メジャーになってもあまり洗練されすぎないでね。
安部くんの泥臭さが、アナンくんたちの今を奏でる音でコーティングされている、そのミックスバランスが最高なんです。


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by terakoyanet | 2017-07-04 09:37 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 15日

幸田露伴の『趣味』を読む

前回の現代国語(高校コース)の授業では、幸田露伴の『趣味』を読みました。
まさに珠玉の短文と言うべき文章で、時折、生徒たちと読む機会を作っています。

『趣味』は過去に一橋大学をはじめ、多くの国立大の国語の問題でも何度も登場しており、擬古文(近代文語文)のために現代の私たちにはちょっと読みにくいのですが、音読するとさらに良さが分かるのは、擬古文ならではのことで、本来は原文を読んでいただいたほうがよいのですが、今回は、この文章の現代語訳(意訳あり)を書くことで、もうすぐ卒業する生徒たち、特に高3生たちへのギフトとしたいと思います。

(ギフトと言えば、高3生のある子が、先日、自習室をはじめとするいまの寺子屋の中で気になることについて率直に話してくれました。大切なギフトをもらいました。ありがとう。)


『趣味』 幸田露伴

趣味は人の思考であり、見識であり、思想であり、気品であり、心である。心は卑しいところを改め、善い方へと正していかないわけにはいかないだろうし、気品は清く高くあるべきである。思想は汚らしくも下品でもないことが必要であり、見識は卑しいところがないことが必要である。嗜好には行き過ぎのないけじめがほしいし、趣味がひどく低くて浅いのは残念なことである。自らの手で土壌を作り、自らの手で養い、自らの手で育て上げ、その結果、自分自身の中に自然に生じた心の色が花のように咲き出でた趣味こそを、特に栄えさせねばならない。

目の覚めるような華やかなものを好む人がいる。心が引き締まるようなものを喜ぶ人がいる。淡白なものを好む人がおり、濃厚なものを愛おしく思う人がいる。艶やかな美しさを愛する人がおり、渋く古びたものを欲しがる人がいる。人の趣味は、ちょうど人の顔の形や人の声色がそれぞれに異なっているように、千差万別である。自分の基準で他人を正してはならず、逆に、いたずらに他人の真似をして自分を捻じ曲げるのも難しくて上手くはいかない。なぜなら趣味は、人々それぞれに宿る心の花から出た自然の色だからである。花を染めて元ではない色を作り、花を洗い流して元の花の色にはない色を作ったとして、本当にそれに何の甲斐があるというのだろうか。それぞれの人に咲く花は、土壌を作り、養い育て、充分に成長させて、その結果、自然に表出した色を、春や秋の空の下に、心ゆくまで豊かに解き放って自由に美しく伸ばしていかねばならない。人の趣味は、土壌を作り、養い、充分に育て上げて、その自然に基づく趣味の香りをゆったりと世の中に広げ香らせるべきである。

自らに不足があることを知るのは、満足に至るための道である。至らないことを知るのは、高みを目指すための道である。自分の趣味が不十分であることを知り、尚も至らないということを悟る人は幸せである、その人の趣味は、まさに次第に成長し、次第に進歩しようとしているのである。自分の趣味が幼稚であることを反省もしないで、自分が良いと思うものばかりをいつも良いと思い、自分の興味深いものばかりをいつも興味深いとして、高みを目指そうとせず、卑しいところを改めようとしない人には幸いはない。その人の心の花はすでに石となり、生命を失っているからである。

髪飾りはいつも黄金であることを欲し、着物は必ず絹であることを欲するのは、欲望というものであり、それは趣味ではない。欲望は自分を縛り、そこに自由はない。趣味は自分を縛ることをせず、自由がある。趣味が低く、欲望が強ければ、自分が欲しいものが手に入らないと、その苦悩は際限のないものとなる。趣味が高く、欲望が薄いものならば、もし自分の欲しいものが手に入らなくても、それとは別にふさわしい楽しみが、一つや二つどころではなく見つけられるだろう。ちっぽけな野菊の花を髪飾りにしても、香りの消えた山吹の花を髪飾りにしても、薔薇の一輪が白く膨らんでいるのを髪飾りにしても、梅もどきのいくつかの実の赤いものを髪飾りにしても、その人の趣味から見たときに「良い」とするものであれば、たとえ木の端や竹の切れ端を髪飾りにしても、そこに満足や喜びがあるに違いない。時と所におうじて、どんなときも、どんな場所でも、喜びの気持ちを見出すことができるのは、趣味によるものである。欲しいものが得られないと苦しみ、遂げたい願いが遂げられなければ悩み、そのように、自分の心を、自分の外にある物の奴隷にして、心がその物に支配されてしまうようになるのは、欲望がそうさせるのである。欲望は人を苦しめ、趣味は人を生かす。趣味の豊かな人は幸せであることよ。

自分に何か得るところがあっても、他人にそれを期待しない、これを徳という。自分の心に楽しむことがあって、物事に煩わされることがない、これを趣味という。どんなときでも、どうにか十分な趣味さえ持っていたら、荒れ果てた寂しく寒々しい境遇であっても、その趣味によって楽しむことができるだろう。だから、培わなければならない、養わなければならない、そして育て上げなければならない、人の趣味性を。




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by terakoyanet | 2017-02-15 14:45 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 29日

never young beachとPAELLASのこと

睡眠不足になっても伝えたい、ネバヤンとPAELLAS(パエリアズ)のこと。

昨晩、次作より never young beach がメジャーに進出するという情報が流れてきました。

ーーー
そして!ネバヤンはビクターエンタテインメント内の名門スピードスターレコーズと契約し、次作よりメジャー進出します!リリース情報は追ってお知らせします。スピードスターとbayonのタッグでもっともっと面白くなるネバヤンをお楽しみに!それに伴いビクターが主催する「ビクターロック祭り2017」への出演も決定しました!3/18です。これからもネバヤンをどうぞよろしくお願い致します!!!
ーーー

ネバヤンといえば、もうご紹介するまでもないかもしれませんが、寺子屋卒業生の阿南くん(唐人町出身/当仁・大濠出身)が在籍するバンドで、1週間ほど前は、ヴォーカルの安部勇磨くんが今をときめく俳優、高橋一生さんの実弟なのだということで、Twitterなど祭り状態になっていました。それにしても含蓄のある才能に溢れた兄弟ですね。



ネバヤンは昨年のアルバム"fam fam"が2年連続でCDショップ大賞にノミネートするなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで支持を集めているのですが、これまたいまをときめく女優、小松菜奈主演の”お別れの歌”のMVがすさまじく殺傷力の高い仕上がり(褒めてます)です。(↑上の動画) こんなに親密なのに「お別れの歌」だなんて。
(「お別れの歌」は私の中で2016年邦楽のベストソングのうちの1つです。ボーカル安部くんの素晴らしさと、ネバヤンというバンドが放出するせつないアドレナリンを堪能できる1曲。)

昨年会ったとき、阿南くんはメジャーのこともチラッと話していました。
音楽づくりに対して妥協しない彼らが選んだ道。心から応援しています。

ーーーー

阿南くんはもうひとつ、PAELLASにも所属しています。
PAELLASのほうは、昨年末にニューアルバム"Pressure"をリリースしたばかり。
リリースと同時に Apple Music Japan の「今週のニューアーティスト」に選出されるなど、こちらも熱い注目を浴びています。

"Pressure"にも収録されている"Fire"のMV。こちらの仕上がりはすさまじくカッコイイですよ。


PAELLASは、研ぎ澄まされたダークでエモーショナルな音を持っていて、洗練された音楽を好むファッション界との相性がいいです。PEACH JOHNやUnited Arrowsのプロモーションにもその楽曲が使われています。






さらに、SATOSHI ANAN 名義の楽曲提供も。

今回のアルバムは阿南くんがほとんど曲を作っているんですが、私がいまニューアルバムの中でハマっている曲は P House Feat. ENNE。
やぼったい単音ベースの旋律の上に、きらめく旋律が重なったときに走る快感。
PAELLASはただの洗練された音を出すだけでなく、こんな高度な遊びもやっちゃうんだと感激しました。


ーーー

PAELLASは2/12に福岡でライブ!(Kieth Flack)
never young beachも2/17に福岡でライブ!(WITH THE STYLE FUKUOKA)

いやー!これからますます楽しみですね。




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by terakoyanet | 2017-01-29 07:41 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 14日

ボブ・ディランの好きな曲10

教科書とかに載っている、「芭蕉は俳諧を芸術の域に高めた」という表現には、何の違和感も感じていなかったけれども、ボブ・ディランを「ロックを芸術の域に高めた」と評する昨日、今日のニュースには、ちょっとした違和感を感じています。となると、芭蕉だって「俳諧を芸術の域に高めた」って言い方はそもそもおかしいんじゃないか? そんなことを考える深夜です。

今日は、ボブ・ディランのノーベル賞受賞にあやかって、私が好きなボブ・ディランの曲(Bob Dylan & The Band の曲を含む)を少し紹介したいと思います。こんな機会はなかなかないので。とは言っても、あまりにいい曲がたくさんあるので、とりあえず、私がいま手元に音源を持っている百数十曲のうちから、再生回数が多い(2010~)10曲をおすすめの好きな曲としてご紹介します。(*Like a Rolling StoneなどHighway 61 Revisitedに入っている曲は若いころに聞きすぎて以下に入っていない。)


No.10 - Girl from the North Country (1962)



No.9 - The Night We Called It A Day (2015)



No.8 - Duquesne Whistle (2012)



No.7 - Tangled Up In Blue (1975)



No.6 - Don't Think Twice, It's All Right (1963)



No.5 - All Along the Watchtower (1965)



No.4 - Bessie Smith (1975)
*Youtubeに音源が見当たりません


No.3 - Blowin' In the Wind (1963)



No.2 - Soon After Midnight (2012)



No.1 - The Times They Are A-Changin' (1964)




こうやって見ていくと、80年代(We Are the Worldのころ)のディランって、いったい何をやっていたんだろう、、と疑問がわきます。彼は75歳になった現在も精力的に活動中で、今年出たアルバムFallen Angelsでも、素晴らしい演奏を聴くことができます。最後に、最高に素晴らしいボブ・ディランのカバーとして、Byrds - Mr Tambourine Man (1965)



もうひとつ、ボブ・ディランが敬愛する、ウッディ・ガスリー。
Woody Guthrie- This Land Is Your Land






ボブ・ディランというひとつの入口から、音楽の楽しみは無尽蔵に広がります。



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by terakoyanet | 2016-10-14 03:06 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 06日

never young beach 2nd ALBUM, fam fam 明後日発売!

never young beach の 2nd Albumがいよいよ明日発売です!



先行シングルとしてすでに配信が始まっている「明るい未来」。
スペースシャワーTVの6月のPickUpにも選ばれ、ガンガン流れていますので、いまの音楽に敏感な高校生以上の方たちはすでにご存知でしょう。(2015年にはCDショップ対象にノミネートし、フジロックに出演しています。)

never young beachの楽曲は、懐かしさを伴いながらも、それに溺れてしまわない、絶妙なバランスで音楽がつくられていて、こちらの新曲もやはり、そういったネバヤンのよさが全面に出ていると感じます。

never young beachのギター、阿南氏は、寺子屋出身。
春休みもいっしょに福岡の夜の店をはしごしました。

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音楽の道なんてどうせ無理でしょ、そう言う大人はたくさんいますが、
どの道でも、覚悟と情熱さえあれば生きてくことができると私は思っています。
でも、結局、それが足りない人が多い。だから、必然的に道を進むことができる人は限られます。

この前、ある在校生と将来のことを話していて、そんな話になったことを思い出します。



今回のニューアルバムも、阿南くんのギターが冴えわたっていることでしょう。
やぼったくなりがちな情緒的なメロディーが、彼のニッチなプレイによってキラキラと輝き出す。(阿南氏がいかに音オタクかというのは、彼のもう一つのバンド、Paellasを聴くとよくわかります。)
そこには音楽が生まれるときにふと立ち上がる喜びそのものがあり、胸のときめきをおさえることができません。

never young beach、要のボーカル安部くんや、他のメンバーが醸し出す雰囲気も含め、ほんとうにいいバンドです。とらきつねでも取り扱いますから、ぜひお買い求めに来てください。



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by terakoyanet | 2016-06-06 14:53 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 10日

トランプ氏とオバマ氏

私は昨日、共和党のトランプ氏が、全てのイスラム教徒に米国への渡航を禁止すべきと発言したことを知って衝撃を受けていたが、奇しくも同じ日に、あまりにトランプ氏とオバマ氏はこれほどまでに隔絶した対照的な人物なのだということを強く印象づける記事が目に飛び込んできた。

それは以下のオバマ大統領が2015年の好きな曲として、ケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)の"How Much a Dollar Cost"を挙げたというPitchforkの記事である。
President Obama Says Kendrick Lamar's "How Much a Dollar Cost" Was His Favorite Song of 2015


モーツァルトが好き、ブラームスが好き、
そう話す人がいても、私はその人に信頼や期待をすることは少ない。
でも、ケンドリック・ラマーが好き、ビョークが好き、ceroが好き、そう話す人が目の前に現れたとき、私はその人にとても興味を持つし、心のどこかでその人に対して何らかの期待をしている、そんな気がする。

これはむろん、モーツァルトよりケンドリック・ラマーの音楽のほうがすごいとか面白いとか言っているのではない。モーツァルト好きには「偏り」や「傾向」のようなものがほとんどなくて、あまねく世界に分布している。例えばトランプ氏だってモーツァルトが好きかも知れない。
でも、一方でトランプ氏がケンドリック・ラマーのことが好きなんてことはまずありえない(と私は思う)。ケンドリック・ラマーの音楽は現代のディスクールを背負っており、それに共感する人には、きっと或る「偏り」や「傾向」があるのだ。その傾向のために私は目の前のその人に期待するのだと思う。

オバマ氏が今回ケンドリック・ラマーの曲を挙げたことは、これまでもやたらと「期待」させるエピソードを小出しにしてきた大国の大統領のことを、ほらやっぱりこの人は、と思わず言いたくなる、これまでの期待は間違っていなかったことを裏付けるような話なのである。残す任期もそれほど長くはないと思われるオバマ氏に期待したところで、アメリカが、世界が、良い方向に好転するかはわからない。でも、彼だったら、大統領から退いてしばらくしたタイミングで、もしその命が全きを得ておれば、回顧録、懺悔録という形で、アメリカと世界の歪みについて語り出す日が来るかもしれない、それくらいの期待くらいならしていい気がする。

ケンドリック・ラマーは数日前に発表されたグラミー賞ノミネーションで最多11部門にその名を連ねている。アメリカではすっかり大衆に知られたアーティストだし、日本でさえiTunesアルバムランキングで総合1位になるほど人気が高い。そんな知名度の高いアーティストの名を一国の大統領が挙げたところで何の衝撃があるのかと思う人もいるかもしれないが、その衝撃のゆえんはケンドリック・ラマーのその曲"How Much a Dollar Cost"自体にあると言ってよい。



この曲は3章に分かれていて、その歌詞は悶絶するほど面白い。この歌詞については、ラッパーのAKLOさんのケンドリック・ラマーのアルバム解説が素晴らしいので、そちらを参考にどうぞ。

罵倒しつくしたホームレスのオヤジが、まさかの神だったという驚愕の展開のこの曲には、「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」というイエスの言葉の残響があるが、曲の最後のRonald Isleyの語りには、深遠で痛切な祈りが込められていて胸が痛くなる。

Turn this page, help me change, so right my wrongs.
この言葉がオバマ氏にどのように響いているのだろうかと想像する。
それは想像にも及ばないことだけれど、やはりそこには何らかの期待が伴う。

音楽と政治は切り離すべき。政治色の強い音楽はつまらない。それはそうだと思う。

しかし、ケンドリック・ラマーの音楽が教えるのは、むしろ政治っていうのは、人の身体であり、人の声であったのだという、私たちが忘却していた一つの事実である。時に荒くれ者になり、酔っ払いになり、時に真摯な青年になり、神がかりの超人になるケンドリック・ラマーの肉声には生のリアルが息づいていて、彼が持つメッセージ性というよりは、彼が発散するリアル自体に強く惹かれるのです。



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by terakoyanet | 2015-12-10 09:52 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2015年 07月 04日

2015年上半期、おすすめの曲(邦楽)

豊作の今年上半期のおすすめの曲をご紹介します。


◇寺尾紗穂 - 楕円の夢




◇never young beach - あまり行かない喫茶店で




◇シャムキャッツ - GIRL AT THE BUS STOP




◇折坂悠太 - きゅびずむ




◇cero - Summer Soul




◇あだち麗三郎 - Afrikan Ghosts




◇ミツメ - めまい




◇(((さらうんど))) / Siren Syrup




◇新大陸レコーズ - うみねこ汐町紀行




◇校庭カメラガール - Swallow Maze Paraguay




一生聴き続けることができると思えるような傑作アルバム『楕円の夢』を今年発表した寺尾紗穂さん。
現在、MVにも登場するソケリッサのおじさんたちを帯同した全国ツアーを開催中です。

彼女は8月8日(土)、トークイベントのため、とらきつね(唐人町寺子屋)に来て下さいます。


never young beach は、寺子屋卒業生、阿南くんをメンバーに携えるバンド。
全国的に大注目を受けるバンドになりました。


今年はもう胸がいっぱいになるような曲がたくさんあって。
上の中では、あだちさんもキレキレですごいですよ。


昨年はBABYMETALが衝撃を与えたアイドル界でしたが、校庭カメラガールもヤバいです。
だって、ラップにトランス。かっこよすぎます。
なんかすごいことになってきました。





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by terakoyanet | 2015-07-04 10:11 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2015年 06月 23日

よく聴くアーティストは?

音楽ファンの方だけ読んでいただければ。

音楽の話の最初は「いつも何聞くの?」

今日、2010年10月からカウントされているiTunesの再生回数合計が20万回を超えたので
再生回数が多いアーティストを1-200位までコピペします。

以下が、私がよく聴くアーティストです。
1位の東京事変は、妻が好きで解散前、何度もコンサートに行きました。そのせいで1位。
ちなみに9位のLADY GAGAもロンドンのコンサートに行きました。

5位の寺尾紗穂さん。8月8日にとらきつねのイベントでお呼びします。
大好きなアーティストが目の前まで来てくださることが、にわかに信じられないこのころです。

皆さんは何を聞いていますか?


1. 東京事変 3,094
2. くるり 2,816
3. Perfume 2,424
4. Bob Dylan 2,254
5. 寺尾紗穂 2,231
6. Brad Mehldau 2,042
7. Laura Marling 1,922
8. ハンバート ハンバート 1,821
9. Lady Gaga 1,804
10. モーモールルギャバン 1,703
11. 椎名林檎 1,669
12. Ryan Adams 1,624
13. Natalie Merchant 1,620
14. Taylor Swift 1,585
15. Wilco 1,574
16. PJ Harvey 1,453
17. 青葉市子 1,447
18. Beyonce 1,442
19. 高木正勝 1,425
20. クラムボン1,416
21. The National 1,377
22. Bjork 1,356
23. Norah Jones 1,338
24. Dirty Projectors 1,295
25. Lana Del Rey 1,289
26. Rihanna 1,282
27. 星野源 1,263
28. Paul Simon 1,256
29. 大橋トリオ 1,256
30. きゃりーぱみゅぱみゅ 1,238
31. Jack Johnson 1,231
32. The Band 1,215
33. Perfume Genius 1,154
34. Arcade Fire 1,127
35. Robyn 1,031
36. First Aid Kit 1,028
37. Fleet Foxes 968
38. Frank Ocean 958
39. Adele 949
40. Bon Iver 946
41. James Blake 912
42. Beach House 910
43. 手嶌葵 879
44. Fiona Apple 863
45. Justin Timberlake 863
46. Vampire Weekend 860
47. Cocco 859
48. Kanye West 858
49. Flying Lotus 843
50. Bruno Mars 838
51. Lou Reed 832
52. Elliot Smith 825
53. The Strokes 809
54. Radiohead 790
55. Real Estate 760
56. Weezer 756
57. スピッツ 756
58. Yo La Tengo 755
59. Animal Collective 744
60. Arctic Monkeys 735
61. Billy Bragg 723
62. Tenniscoats 719
63. Corinne Bailey Rae 700
64. Gorillaz 697
65. cero 671
66. やくしまるえつこ 663
67. David Byrne 659
68. 米津玄師 637
69. The Flaming Lips 636
70. The Chieftains 615
71. Sheryl Crow 613
72. Daft Punk 604
73. Janelle Monae 586
74. 大友良英 585
75. Panda Bear 576
76. 坂本慎太郎 575
77. The xx 573
78. Beck 572
79. 神聖かまってちゃん 560
80. 相対性理論 553
81. サカナクション 537
82. Madonna 536
83. Patty Griffin 531
84. Katy Perry 525
85. Elvis Costello 523
86. Basement Jaxx 523
87. Whitney Houston 521
88. フジファブリック 519
89. Beirut 515
90. Britney Spears 513
91. MGMT 513
92. David Guetta 510
93. さよならポニーテール 507
94. The Velvet Underground 507
95. andymori 505
96. Foxygen 503
97. Beady Eye 497
98. ももいろクローバーZ 481
99. 七尾旅人 479
100. Washed Out 473
101. Green Day 472
102. ビューティフルハミングバード 470
103. Susumu Yokota 469
104. シャムキャッツ 468
105. ZAZEN BOYS 467
106. Metronomy 465
107. 藤原さくら 460
108. The Beatles 458
109. Nicki Minaj 456
110. OGRE YOU ASSHOLE 451
111. Usher 448
112. Court Yard Hounds 437
113. Cornelius 434
114. 少女時代 429
115. R.E.M. 429
116. Alicia Keys 428
117. 森は生きている 427
118. Youth Lagoon 422
119. Emi Meyer 418
120. 大森靖子 415
121. Woody Guthrie 414
122. Fatboy Slim 412
123. Grizzly Bear 404
124. Sade 403
125. SBTRKT 400
126. 秦基博 397
127. Brian Wilson 392
128. Coldplay 386
129. Caribou 385
130. Noel Gallagher’s High Flying Birds 382
131. 踊ってばかりの国380
132. Erykah Badu 379
133. 前野健太 377
134. Maroon 5 375
135. HAIM 373
136. Destroyer 369
137. These New Puritans 367
138. Marissa Nadler 365
139. 古川本舗 362
140. Mumford & Sons 361
141. Angel Olsen 360
142. Mariah Carey 353
143. Natalie Mains 353
144. ミツメ 350
145. Hot Chip 348
146. Tame Impala 341
147. The Birthday 340
148. Leonard Cohen 338
149. M.I.A. 336
150. Rufus Wainwright 334
151. Autre Ne Veut 331
152. Cut Copy 326
153. BONNIE PINK 324
154. St. Vincent 321
155. Curly Giraffe 320
156. Crystal Castles 316
157. SEKAI NO OWARI 316
158. ザ・なつやすみバンド 314
159. 柴田聡子 314
160. よしむらひらく 311
161. 赤い靴 308
162 Passion Pit 308
163. Kendrick Lamar 306
164. RADWIMPS 302
165. John Grant 296
166. King Creosote & Jon Hopkins 294
167. David Bowie 288
168. 平賀さち枝 286
169. Lay Low 285
170. ASIAN KUNG-FU GENERATION 281
171. Chara 280
172. LOVE PSYCHEDELICO 280
173. 木村カエラ 277
174. Spiritualized 274
175. Cloud Nothings 274
176. 宇多田ヒカル 274
177. ストレイテナー 272
178. Michael Jackson 264
179. Mac DeMarco 263
180. 柴田淳 261
181. Danny Brown 259
182. Tanlines 257
183. Crystal Fighters 257
184. Drake 255
185. Atlas Sound 255
186. Toumani Diabate 254
187. 細野晴臣 254
188. 9mm Parabellum Bullet 254
189. キリンジ 252
190. tUnE-yArDs 251
191. Jack White 249
192. 小沢健二 249
193. Sufjan Stevens 248
194. Pet Shop Boys 247
195. Paul McCartney 247
196. Florence + the Machine 247
197. Robert Johnson 246
198. The Byrds 243
199. 小島麻由美 243
200. Weird Dreams 243



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by terakoyanet | 2015-06-23 15:31 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)
2015年 05月 15日

never young beach デビューとともにブレイク!

昨日、never young beach(通称ネバヤン) のアルバム、YASHINOKI HOUSEが発売になりました。

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never young beachのアルバムは、発売と同時にAmazonやタワーレコードなど全国のCDショップで在庫切れ続出、iTune J-Pop Album Rankingではデイリー初登場14位を記録、現在はさらに順位を上げている模様です。

never young beach は昨年結成されたばかりのバンド。
唐人町出身、当仁中出身、そして寺子屋の卒業生の阿南くんがギターで参加しているバンドです。
地元からのニュースターの誕生を皆で祝いましょう!

never young beachは「西海岸のはっぴいえんど」という異名を持っています。
確かにこの異名は言い当て妙で、かつてのはっぴいえんどのような、ポリティックでもシニカルでもないのに、そういった視点や所作をさらりと飛び越えた場所で、何の構えもなく飄々と気持ちいい音を奏でる姿を彷彿とさせます。(まあでもこういうキャッチフレーズは売れれば売れるほどいらぬ誤解を招くもとになるから、メディアもあまり使わないほうがいいとおもいます・・。)

他愛もない日常を描く安部氏の文学的センス、フレッシュなのに渋い苦味もある安部氏の声、聴いた人の心をぐっと掴むキャッチーなメロディー、そして阿南氏たちが奏でるギターリフのきらきらとした美しさ。若いころのちょっと甘酸っぱいビーチのせつない記憶が、(そんなものは経験していなくても、)心の中に蘇ってきます。ときめきがつまりまくったアルバムの誕生に、私はすっかり魅了されています。


今回のいきなりのヒットの要因は、この1曲目「どうでもいいけど」にあると個人的には思っています。
曲の開始1秒で、視聴する人たちの心を掴むイントロ。メロディーとギターリフの美しさ。これはきっといいアルバムだ、そう確信できる1曲目です。



昨日、初めて聞いたときに、私の妻が曲と歌詞のよさに不意打ちされて泣きそうになっていた「あまり行かない喫茶店で」。アルバムの中でも特に泣きのメロディが奏でられます。ちなみにこの曲のPVは「今日のご飯、何にする?」という阿南氏のセリフで始まります。



そして「夏がそうさせた」はネバヤンの音楽的懐の広さを感じさせる1曲。夏に聞くと気怠る過ぎて体が溶けてしまいそうです。



今聞いていて、このアルバム、ふつうに売れるでしょ!と改めて思いました。
never young beachのニューアルバムはとらきつねでお取り扱いしています。
しかし、在庫数は残り2です。早めにお買い求めください。お買い上げの方には特典もありますよ!



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by terakoyanet | 2015-05-15 10:51 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(2)
2015年 02月 09日

日本のポップソング オールタイムベストテン

昨日、音楽雑誌のele-kingを読んでいたときに、Arca(ベネズエラ出身の新鋭音楽家)がインタビューでCharaの「愛のうた」が好きだと言っていたのが少し意外で、興味深く感じました。

Arcaといえば、彼がプロデューサーとしてかかわった昨年のFKA twigsのアルバムや、先日発表になったばかりのBjorkのアルバムが素晴らしくよくて、彼の内省的なのに鋭利でセクシーな音に魅了されているところです。



受験勉強の合間の移動時間に、耳にイアホンをかけて貪るように音楽を聞く高3生たちを見ていると、私も彼らと同じように、自分の精神の飢えを埋める必然に駆られるかのように、音楽を乞うていた時代があったことを思い出します。ちなみに私が高3のころ一番聴いていたのはジュディマリでした。

私は大学時代には、キャナルシティのオープン記念に行われたイントロクイズ大会に参加して、個人・団体ともに優勝するなど、音楽好きを証明するネタには事欠きませんが、学生時代(中学・高校・大学)に出会った曲が数千曲あるとして、それらの曲からたった10曲だけいまでも好きな曲を挙げるとすればどうなるだろうかと考えてみたときに浮かんできたのが以下の10曲でした。私と同じ世代(私はSMAPの香取慎吾くんと同学年です)であれば、広く共感してもらえる選曲ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

それにしても、たまは、その奇抜で誠実な演奏ぶりに、いまさらながら衝撃を受けてしまいます。


TRAIN TRAIN - THE BLUE HEARTS (1988)



さよなら人類 - たま (1990)



すばらしい日々 - ユニコーン (1993)



人魚 - NOKKO (1994)



今夜はブギーバック - 小沢健二 feat.スチャダラパー (1994)



スピッツ - ロビンソン (1995)



Swallowtail Butterfly ~あいのうた~ - YEN TOWN BAND [CHARA] (1996)



強く儚い者たち - Cocco (1997)



カブトムシ - aiko (1999)



ばらの花 - くるり (2001)




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by terakoyanet | 2015-02-09 10:41 | 塾長おすすめの書籍・CD | Trackback | Comments(0)