寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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カテゴリ:雑感・授業風景など( 1304 )


2017年 05月 24日

すなわち、旅。

深夜に人気のない大濠公園を歩いて帰宅中。

いま、大学生風の台湾から来たと思われる若い男の子たちが、目の前で暗いお濠にカメラを向けて、カシャッ、カシャッとさかんに写真を撮っている。楽しそうだ。


あっ、彼らはきっと旅なのだ。貴重な旅の楽しい夜をこの公園で過ごしているんだ。


そう気づいたとたん、いつもの帰り道が旅の風景に変わった。旅は楽しいなあ。

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by terakoyanet | 2017-05-24 01:02 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 21日

受験と情報

3月に卒業した成績最上位の2人が、「寺子屋の後輩へのメッセージ」の欄に、2人揃って「先生を信じろ!」「鳥羽先生を信じる。」と書いていました。この数年だけでも毎年11月の進学説明会において、修猷館生、城南生の複数名から「先生を信じて」という言葉が飛び出したことも記憶に新しいです。

生徒たちの多くがこのようなメッセージを後輩に残す意識の背景として、先生の言を信じ、それを着実に実行すれば必ず合格できるという事実を、後輩たちに伝えたいという思いがあるのはもちろんですが、一方で、最上位校を目指す生徒たちにとって、いかに信頼関係が成立した間柄であっても、時に「先生を信じる」ということが難しくなる瞬間があるという事実を示唆しています。


学校にいる大手塾の生徒たちが見せびらかすテキストがやたら良いものに見えることもあります。
個人にとっては本来意味のないはずの大手塾の合格者数の数字がきらびやかに見えることもあります。
また、隣にいる親の心が揺れているせいで、自分まで不安になる子がいます。
こういう不安というのは或る意味しかたがないです。逆に大手塾に行っていても、不安になって寺子屋に移って来る親子は毎年います。

それでもやっぱり揺れない子のほうが有利です。揺れた子の学力はどこか貧弱になりがちです。
きちんと結果を残している塾の授業というのはそれだけで完結しているので、他の塾のテキストをやるのは、単に余計なことですから。そして、いま通っている塾を「どこかで信じていない」というのは、その子が学習する密度を決定的に低くしてしまうところがあるのでしょう。



今年の春は珍しいことに、この時期に新中3生が2名退塾しました。
塾の学習にすっかり馴染み、寺子屋のやり方に高い順応を示していた2名だっただけにとても驚きました。
そして、退塾するときというのは、本人というより親の不安が強く作用しているということを改めて感じました。

これまで当校から転塾した生徒たちのその後を聞いたとき、私たちが想定した以上の成果を残した子どもというのはとても少ない、むしろなぜそんなことになったのかと愕然とすることが多いというのが現状です。辞めてそのあと結局戻って来た或る子と話したとき、彼女は「寺子屋で習った単元だけ密度がすごく濃くて、他はすごく薄い」と言いました。彼女の印象がどこから来るかと言えば、当校は私ひとりでほぼ全ての中学生の授業のテキストを作り、それに基づいて「ストーリー性のある授業」をやっているので、塾を途中でやめたら、その物語が途中で分断されてしまうんです。だから、塾を辞めた後は、その後の単元のストーリーの密度がやたら薄れて見えてしまうという事情があります。教える人が教科や時期・学年によって変わる塾や、個別指導の指導者が転々とする塾に通っている子どもにはこういう現象は起こらないのですが、当校に通っていて、途中で塾を離れた生徒には必ず起きる現象です。

辞めた子が進路先について、なぜそんなことになったのかと愕然とするような選択をすることがある理由としては、進路指導の脆弱さも関係しています。本来、生徒に対する進路指導は、その子が受ける学校の全科目の過去問の傾向を知っていて、かつその生徒の全科目の状況を知っていなければ、的確な指導は難しいです。例えば西南学院高校の専願は数英の2科目受験、一般前期は国数社理英の5科目受験、そして一般後期は国数英の3科目受験(今年度から西南の後期入試はなくなりましたが)と、受験科目が異なります。ですから、例えばその子が西南の数学過去問との適性が抜群に高いと判断すれば数学の比重が高い専願を是非とも受けたほうがいいよと勧めますし、むしろバランス型(5科目満遍なく得点をとるタイプ)で、英数が特別に良いというわけではない生徒の場合は、前期入試を勧めることになるでしょう。そういった意味で、1科目だけ教えて、1科目だけ過去問の傾向を知っているような先生が、生徒に的確な進路指導をすることは極めて困難です。1科目も教えていないのに、その生徒の成績表だけ見て判断するような指導は、はっきり言って単なる当てずっぽうです。

これは、ご自身が中学校の先生である或るお母さまにお伝えいただき、そうかと思ったことですが、高校入試を受ける寺子屋の生徒たちの特権は、生徒の5科目の状況をつぶさに知っている人間が進路指導をするということです。そのために、こんなはずじゃなかった、というようなあとで後悔するような受験になる可能性が極めて小さいということであり、あやふやな情報ではなく、確実な情報を得ることができるという意味で、受験を迎える親子にとって決定的に重要なことではないかと考えています。




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by terakoyanet | 2017-05-21 08:21 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 20日

連日、三者面談が行われています。

連日、中学コース生の三者面談が行われています。
毎回、面談のあとの変化がその子の成績状況に決定的な影響を与えることがあります。
今回は誰が覚醒するか、楽しみにしています。

今回参加できなかった保護者様。
ぜひ次回はご参加ください。
面談をきっかけに、子どもが本当に変わることがあるんです。

それは決して私たちの力ではなく、
話しているうちに、子どもが勝手に自分を伸ばす力を手に入れる瞬間があるのです。
それは本当に他に代えがたい瞬間です。

その場ではっきりと変化の瞬間が分かるときもあれば
後になってみて、あの日がターニングポイントだったと気づくこともあります。

一昨日は前回の面談で約束した数字を見事全て達成した子と話しました。
一番の変化は、一年前よりずっと自信を持っていること。
自分がやってきたことがちゃんと結果として返って来た。そのことがうれしい。
彼女は自分の言葉でそう話しました。

また今年もいっしょに目標を決めた彼女は、きっとこれからも自分の限界を知るというチャレンジを続けるはずです。自分が頑張ったときにどれだけの成果を上げることができるか、どの程度のパフォーマンスを行うことができるか、そういった自分の限界を中学時代に見ることができた人は幸せ者です。




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by terakoyanet | 2017-05-20 01:27 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 15日

中1のようす 数学と英語の学習について

中1も新学期が始まって1ヶ月以上が経ち、少しずつ、でもはっきりと取り組みとその成果に個人差がでてきたと感じます。


英語は、この時期はとにかく、英語独特の言語感覚をつかみとりながら、書けるようになる、読めるようになるのが大切です。(この点において、小6コースの英語を受講していた生徒たちが現時点では圧倒的な有利性を発揮しています。日ごろの小テストの得点の平均点に2倍近くの格差があり、驚いています。) 英語が初めての生徒たちは、まずは単語に書き慣れ、自分なりの単語の覚え方をつかんでいくことが大切です。まずは覚えるまでノートにひたすら書きこんでください。もうすでに中学に入って英語のノートを1冊終わらせた子もいますよ。(でもただ書くだけではだめです。あくまで覚えるために書くんです。この作業は辛抱が必要ですから、そこは一生懸命がんばるんです。) 
大人はすぐに「文法が大事」と言いますが、中1の1学期時点で文法を学んだところで頭になかなか入りません。まずは基礎的な単語がある程度書けるようになることが大切ですから、当校でも毎年、文法について深く学び始めるのは、1年の夏休み以降ということになります。学習の進め方には順序というものがあり、全く新しい内容の学習を始めるときには特に、それが整序されていることが学習理解を深めるための重要なポイントになります。


数学は、昨日の授業で正負の数の計算実力テストが行われました。最高点は98点、半分近くの生徒が8割以上の得点を獲得する中で、得点率が半分にも満たない生徒も数人いて、彼らの日々の取り組みがどのようなものか心配しています。
昨日、このテストが終わった後、ある生徒が「寺子屋では平均でも、どうせ学校では上位だから」と発言しましたが、この時期の数学というのは、周りと比較して相対的にできればよいというようなものでは決してなく、とにかくあらゆる計算問題を正確に解く技能を身につけることが大切です。
自分のことを良い数学の指導者と自負する大人たちは、生徒が手に取るように意味理解をすることを重視し、そのことにとことんこだわります。しかしそのような指導者の一部は、子どもたちが計算を機械的、形式的に訓練することを軽視、ときには蔑視するために、子どもに真の数学の実力をつける指導をすることができません。技能面でいかに多くの子どもたちが数学の世界から脱落しているかということを考えたとき、数学の機能的、形式的、技能的側面は決して閑却するわけにはいかないし、むしろ、数学の本質を子どもたちに語る以前に、その点を子どもたちに身につけさせることこそ、数学の扉の前に子どもたちを立たせるために必要なことと指導者は自覚する必要があります。
スポーツで毎日の練習が欠かせないように、中学生にとって、毎日の学習の中で、数学のワーク・ドリルを使って同じように見えるたくさんの問題に当たるということはどうしても必要です。どうやって素振りをするか、どのようなフォームで走ったらよいか、いくら言葉で聞いたところで実際に自分でやってみて体でつかまないとできるようにならないでしょう。数学だって同じです。授業中にいくら頭で理解したとしても、そのあと自分でやってみて、できるようになったことを体得しないかぎり、数学は得意になりません。そのことを頭に刻んで日々の学習に取り組んでください。


※以上のことを、子どもたちには、子どもたちに伝わりやすい表現で直接伝えています。


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by terakoyanet | 2017-05-15 12:00 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 08日

GWスーパー特訓が行われました。

昨日は中3対象のGWスーパー特訓が行われました。

数学、英語、社会の1・2年生範囲の高校入試問題をたくさん解き、たくさん解説しました。

内容はかなり膨大な範囲に及びました。
しっかり家に帰って見直しをしましたか? きちんとやれば少なくとも2・3時間はかかるはずです。(見直す部分が多い生徒は見直しだけで5・6時間かかるはず!)

それにしても「見直し」とか「復習」とかいう言葉はあまりに使い古されていて、子どもたちになかなか響かない言葉です。昨日頑張って長時間の授業を受けた意味のほとんどが、授業で習ったたくさんのことをもう一度家で覚え直したり、解き直したりかどうかにかかっているのに、どれだけ私たちが懸命に伝えても、しっかりやり尽くした生徒と全くやっていない生徒に分かれるのでしょう。

よく「予習」「復習」をしなさい、と子どもたちが言われている現場を見ますが、中学生にとっては、予習ではなく、復習が勉強の全てと言ってもいいほどです。予習というのは知識が蓄えられていることが前提となっている学習方法ですから、(高校・大学においてはこれが肝になりますが、)中学まではとにかく復習と反復が大切です。


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by terakoyanet | 2017-05-08 11:45 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 29日

苦手意識を全体化しないこと。

「私は数学が苦手」と言う子がいます。

しかしその子を教えてみると、その子は計算は抜群にできる。できないのは主に図形とグラフの問題だったりすることがあります。
この子の場合、苦手なのは図形の問題とグラフの問題であり、数学全般ではありません。
ですから、このような子に周りが「数学が苦手だね」と言うべきではありません。
「あなたは計算ができるんだから数学が苦手なわけではないけれど、図形とグラフの問題で躓くことがあるね。」と丁寧に話してあげる必要があります。


苦手な単元や内容を分析しないまま、「数学が苦手」と苦手意識を全体化することは大変危険です。こんなことをしていると、名実ともに「数学が苦手」な子ができあがってしまうのがオチです。「数学」と聞いただけでその子は怯んでしまうようになるのです。でも、「数学が苦手」と思っている子にも、得意な分野、苦手な分野があるはずです。どんなに「英語が苦手」と思っている子だって、その子独自の得意なところを見つけてあげることは、それほど難しいことではありません。子どもが自分で得意なところを見つけられないときは、指導する人がそこを発見してあげることで苦手意識の全体化を防いであげることが、学力向上のためには必要です。


苦手意識を全体化せず、苦手な内容を吟味すること、これが本人にとっても周囲の指導者や保護者にとっても、とても大切です。



しかし、このような全体化は、時にはいい作用をもたらすことがあります。

歴史が大好きな子がいます。その子が興味があるのは「歴史」、しかも「日本史」の「戦国時代」であったりします。しかし、その子は戦国時代が好きだからいい点が取れる、そうすると、歴史全体も好きな気がして歴史ならいつでも点数が取れるようになる、さらに歴史は社会科の一部だから、地理でも公民でも社会なら点数が取れるようになる、そういうことはよくあります。

これは良い全体化の例です。


以上のように、全体化自体は必ずしも悪いことではありませんが、それが負の面に働きそうなときは、そこを制御することが大切だと思います。


(*先日、中2のある子と話しているときに、以上のことを痛感することがあったので、2008年の同名タイトルの記事をリニューアルしました。)


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by terakoyanet | 2017-04-29 08:11 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 23日

新年度が始まって。

新年度の授業がいよいよ本格的に始まり、グングンと進捗しています。
各学年のカラーもはっきりと出てきました。

小6生たち。めちゃくちゃ楽しそうです。
授業の雰囲気はとてもよくて、ワクワクして授業に参加しています。
前回の授業でもYくんが「楽しいからすぐ終わる~!!」と授業が終わると同時に叫びました。
楽しい~~っていうオーラがふわ~~ってでている子どもたちってめちゃくちゃ幸せそうです。
それにしても今年は国語の音読が上手な子たちが多いですね。

中1生、中2生も雰囲気がとてもいいです。
ただし、中1生は、もう楽しすぎて、私語が多いので厳しく注意をせざるをえないことがあります。
中1生も、中2生も、真面目でやる気がある子ばかりです。宿題の出来はとてもいいです。
勉強のやり方にについても、やらされるような勉強ではなく、ちゃんと自分なりのこだわりを持って考えながら勉強する姿勢も見えます。
でも楽しいからしゃべってしまう子がいます。中1はこれまでちょっと様子を見てきましたが(中学生になったこの時期に楽しく勉強を始めるのは大切なことですから)そろそろギアを変えていきたいと思います。

中3は3月から急に受験生らしい学年になりました。
この前はある子が授業中に若干暴走したため注意をしましたが、全体としての授業の流れはスムーズです。

私自身のことを話せば、15年中学生を指導してきて、我ながらいま脂がのってるなーと思うことが最近よくあります。子どもたちにも何だかよくほめられます。(中3の子たちからはよくからかわれますが!Mくん!Hくん!Tくん!Kくん!) 今年の卒業生が書いてくれていたように「深い理解ができる唯一無二の授業」を展開していきたいと張り切っています。

わかりやすいのはもちろんですが、一人ひとりが決してあきらめない授業をしたいと念願しています。
そして、ある生徒に得体のしれぬ圧がかかっているなと感じたときは、その生徒の緊張をゆるめるような声掛けをしたり、ある生徒が寂しい心を隠していると感じたときには、心が温かくなるような仕掛けをこそっとしかけたり、そういう、ささやかすぎて誰からも評価されないだろうけど、私たちにしかできない小さいことを、少しずつ積み上げていこうと思います。

高校コースについてはまたそのうちお話しします。今年度もよろしくお願いします。




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by terakoyanet | 2017-04-23 17:28 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 19日

情報戦

情報に翻弄されて不安になっているときは、一度立ち止まって深呼吸をして、自分の足元を見つめ直した方がいい。その不安は他者に対する不安ではない。あなた自身の不安なのだから。電話の向こうの人に、そう話をしたくなることがあるけれど、正面切ってそんなことを言うのは難しいです。

不安を解消したいという欲に突き動かされている人に、いや大丈夫と話しても、全く効果がないどころか、むしろその欲を制止・抑圧されるとその人に感じさせれば、反発が生じたり、ときには忽ちに目の前からいなくなってしまったり。

不安→かりそめの安心→不安 を繰り返すのは苦しい。
不安は情報に翻弄されるから生じます。たくさんの情報があるのに、その中に、何一つ寄りかかることができる確固たるものがない、だから不安は増長します。

でも、情報の本質はそういうものです。それは人生の滋養になりません。
情報は、自分の心と身体を使って得られたものではないでしょう。そんなものに流される人生は、荒波に翻弄される小さな木の枝同様に、浮き沈みを繰り返したのちに、早々と朽ちていきます。

情報が人の人生を朽ちさせるようなものなら、そこから距離を置く工夫をしましょう。
情報に頼るのではなく、自分の嗅覚に頼りましょう。

その嗅覚は決して確固たるものではない。だから、そこに不安があれば、再び情報に頼ろうとするかもしれません。
でもそこは踏ん張りどころです。辛抱が必要です。人とモノに心を寄せるというのは、本来的に苦しいことですから、覚悟が必要なんです。
嗅覚に頼るというのは、独断に陥ることではないんです。匂いはその都度に変化します。自分自身もその都度に変化します。その変化に対する感受性を研ぎ澄ますこと。そしてその変化自体を受け入れること。それが私たちに求められている生きのびるための知恵ではないでしょうか。


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by terakoyanet | 2017-04-19 08:54 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 14日

寺子屋ブログ10年

寺子屋ブログは2007年4月13日に開設しました。
2017年4月13日の昨日で、ちょうど10年が経過しました。

寺子屋ブログは、このページを見てたくさんの方が入塾してくださったという意味では本校の広告塔であり、そして、まだ出会っていない方々と当座の心を繋ぐ場であり、そして現在、寺子屋に通う子どもたちやご家族と考えを通わせるきっかけを作る場でもありました。

これまでのアクセス数は209万を超え、日々、多くの方に読んでいただいていることに感謝をしています。
今日は、これまでに書いた2000ほどの記事の中から、10だけ記事をセレクトしてご紹介します。


自閉症とは何か
 2007年6月29日
ブログを始めた年の6月に自閉症の子どもたちとの出会いについて書いたものです。
今年、この文章を大幅に改定して「障害のある子どもと親」というエッセイを書きました。
そのうちこちらでもご紹介できればと思っています。


縦の関係、横の関係 2008年10月7日
私は生徒たちとの「横の関係」を重んじていますが、「横の関係」を利用して「縦の関係」による実力行使を行うこともあります。本校の指導についての考え方の基礎になる話です。


坂口恭平「独立国家のつくりかた」を渾身の愛情でもって書評します。 2012年6月13日
この10年で私が最も面白かったと思っている本、坂口恭平さんの「独立国家のつくりかた」を発売まもない時期に熱く書評しています。こちらの著書、発売から5年経ちましたが、いまだにロングセラーを続けています。坂口さんは昨年の秋にとらきつねのイベントでお呼びし、当校の生徒たちとも触れ合う機会がありました。


松竹景虎君の作文 2014年6月6日
本ブログには、いじめに関する記事がたくさんありますが、長崎県新上五島町で2014年の1月に自殺で亡くなった松竹景虎くんの作文を扱ったこの記事は、未だに圧倒的にアクセスの多いものです。この記事の中で私はももクロを扱いましたが、この記事には後日談があり、実はももクロのメンバーがお忍びで松竹君の実家までご家族に会いに行ったそう(すごいですね!)で、ももクロファンの方が、ももクロと松竹くんを繋いだブログとして本記事をTwitterで拡散してくださったこともありました。私は指導者として決して子どもたちを「空気」で追い詰めないことを心に誓っています。


子どもの自立 -親の不安を子に伝播させないこと- 2014年9月18日
親の不安は子どもを揺さぶります。子どものことが心配、そう親が思っているときは、本当は自分自身が不安なだけなんです。この文章も、今年大幅に改訂した文章を書きました。こちらもいつかご紹介したいと思います。


単なるネタとしてではなく。 2015年2月2日
2015年2月1日に、後藤健二さんが殺害されて、日本中に衝撃と慟哭が広がりました。
そのときの中学生たちのメディアの情報を受け止める感度や、それに接する方法に対して異議を唱えた文章です。


バリで出会った人たち  2015年10月26日
バリ島で出会った快活なオランダ人夫婦ダーンとリサ、ヌーディストのオーストラリア人夫婦、ジェニファーとジャック、ゲイのカップルのヨンジュンとアントン。彼らとの交流を描いた物語です。


マラケシュの神学校、マドラサ・ベン・ユーセフ  2015年11月23日
モロッコの神学校のことを書いているうちに、中学時代のいじめについて、学問と祈りについて、思考が及んだ話です。


バニュワンギ郊外にあるミコさんのお宅を訪問  2016年1月19日
ジャワ島を訪問した時の専属ガイド、ミコさんのお宅を訪問したお話し。可愛い子どもたちとの交流、手作りの小学校。そしてミコさんによる西洋人とアジア人の「消費」をめぐる考察。


オバマ氏の広島演説  2016年5月28日
2016年5月にアメリカ大統領として初めてオバマ氏が広島を訪問しました。
その際のオバマ氏の演説を紹介、解説したものです。この文章は、アゴラ(言論プラットフォーム)に掲載されました。


寺子屋ブログ、これからもよろしくお願いします。

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by terakoyanet | 2017-04-14 12:36 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 12日

高校コース、小6コースも新年度授業スタート

一昨日は高校コース、昨日は小6コースの最初の授業でした。
高校コースの現代国語の授業のあと、「先生の本領は高校生の授業だったのですね」と授業のあと駆け寄ってきたある生徒から。思いがけない言葉に「ほんりょう!?」と聞き返してしまいましたが、きっと最初の授業を喜んで受けてくれたのだろうと嬉しく思いました。ちなみに小中の指導も本領だよ。

高校生のみんなは、まず塾のスケジュールを生活に馴染ませてください。(そして馴染まないなど、何か困ったことがあったら相談してください。)
頑張る精神を語るより、リズムを整えて、勉強するのが当たり前の環境と状況を整えるほうが絶対に強い。そのことを忘れないで。


ーーー

小学生の初めての授業は、初々しい緊張感漂う授業。
内容は国語の漢字と読解(井上靖)、算数の対称な図形。
みんな一生懸命で、とても可愛らしくて、心躍る授業でした。
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授業が終わったあと、「カリカリと一生懸命勉強するのはいいものですねえ。」と独特の語り口で話しかけてきた男の子。「迷っていたけど、社会と理科の授業も受けたくなりました。」と報告にきた女の子。そして、とことこと前まで歩いてきたから何かなと思っていたら「今日は授業ありがとうございました。」と満面の笑顔で丁寧にお辞儀をして帰った女の子。今日のみんなのことをきっと忘れません。これからしっかり頑張っていこうね。

上の写真は、授業が終わったあと、あっこのかわいい子たちの大切な最初の1日を1枚も撮っていなかった!!と思い、ほらかわいい子たち、こっち向いて、と心で願いながら、帰り際の子どもたちを撮った切ない1枚です。



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今日は、時間がないけどリフレッシュしたい、そう思って近所の植物園へ。
青空と散りゆく桜。他にもあらゆる春の花々が咲き誇っていて、気持ちよいお昼の時間になりました。


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by terakoyanet | 2017-04-12 18:26 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)