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2009年 02月 26日

残りわずか

3年生はいよいよ公立受験まで2週間を切りました。
最後の残り少ない時間に何をすればよいか、具体的に指導していきたいと思います。
最後まで頑張ろう!

―――

1年生の昨日の授業、また遅刻者が目立ちました。
数分(1~5分)の遅刻ですが、遅刻者がいると授業が引き締まりません。
定刻までに確実に到着するようにしてください。
家庭でもご指導をお願いいたします。

―――

一昨日と昨日、授業後に卒業生たちがやってきました。

一昨日来たK君は、大学合格報告と進路相談にやってきました。
福岡中央高校で指折りの成績をおさめるK君は、難関校2校に合格して、どちらの進路を選ぶか迷っていました。
いっしょに話した結果、結論が出ました。
K君は穏やかでしっかりした人間に成長していて、東京に行って自分で道を切り拓く力を十分に身につけていると感じました。

昨日やって来たのがS君とY君。
S君は4月から就職するので3月から研修が始まるとのこと。
S君と個別指導をやっていたのがついこの前のように感じますが、きっと働くことでもっと立派になっていくんでしょうね。S君のマイペースな頑張りを楽しみにしています。
青学に合格したY君も上京組の1人。東京に行く前からこんなに東京っぽい子もめずらしいですね。
S君、Y君と同期のいろんな子たちの現状をお話ししましたが、みんな立派に進路を択びとっていて、感心しました。
また、S君たちの代は男子の成績が抜群によかった代で、今年の受験では、九大、早稲田、立命、関学、青学、立教、法政、西南、福大等の難関校に次々にチャレンジしている状況です。
春休みにみんなで集まれたらいいなあと考えているところです。

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舞鶴公園にて
February 2009
今年の梅もそろそろ見納めです。
受験生の春は目前です。


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by terakoyanet | 2009-02-26 10:39 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 24日

福岡県公立高校中間志願者数・志願倍率速報(当地区の主要高校のみ)

2009年度(平成21年)の福岡県公立高校の志願倍率が確定しました。より詳細を知りたい方はこちらをご覧ください。本校所在地区の主な学校分のみをお知らせいたします。

*見方  
学校 学科(コース) 定員/志願者 倍率―実質倍率(合格内定者[推薦合格者]を除いて求めた数字)

福岡中央 普通  360/603 1.681.76
城南 普通  400/693 1.731.83   理数 40/46 1.15―1.17
修猷館 普通  400/738 1.851.92
福岡工業 工業進学 40/62 1.551.81 
福岡工業 情報工学 40/59 1.48―1.79 
玄洋 普通 320/345 1.08―1.09
筑前 普通 440/612 1.531.63
福翔 総合 320/387 1.21―1.31
福岡女子 普通 120/118 0.980.98  食物調理 40/66 1.651.96
福岡西陵 普通 320/530 1.661.84 

昨年より若干倍率が落ち着いた印象がありますが、修猷館、城南、福岡中央、福岡西陵高校の倍率の高さは、例年通りといったところです。
今年は本校内で倍率が出たあとに志願先を変更する生徒はいないのではないか、と思っています。

日曜日には、受検直前に何を勉強したらよいかということについて、福岡県の過去問の分析結果を示しながら、各教科ごとに詳しく説明しました。
最後の最後、地に足をつけて、時間を大切にして、学習を進めていきましょう。

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by terakoyanet | 2009-02-24 10:02 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 23日

新教室についてのさまざまなご案内

本日は、唐人町寺子屋の新教室の内容を画像付きで初公開いたします。
まだ内装工事がいまからスタートというところなので、一部しかお見せできませんが。(実際にはもっとピカピカになりますよ!)

新教室の住所は、唐人町1丁目1-1になります。
覚えやすくてありがたい住所です。(教室の電話番号はもうしばらくお待ちください。)
ビルの2階7階が当塾になります。2フロアとも当塾専用になります。

オープンは3月20日ごろを予定しています。

新中学2・3年生の保護者様方には、一度春休みにご説明会を開催したいと思っております。(まだ計画段階です。) 日程等は決まり次第お伝えいたします。 

新中学1年生(まもなく満員御礼)は個別面談形式のご説明会になります。

近隣の学校や高校生(卒業生)にもご案内を配布することになると思います。



2階はメインの大教室小教室になります。2階の教室は土足禁止です。
すべての生徒の入口は2階になり、入口には塾生の入退室管理システムを導入いたします。

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2階 入口付近


7階は自習室(授業も行われます)と個別指導室になります。
また、保護者様(在校生・卒業生のご家族もOKです)、在校生、卒業生が14時~22時(※変更の可能性あり)の間、自由に立ち寄ることができるショップ(terakoya shop)が併設されます。

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開放感のある自習室になります。

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自習室の窓からは遠くに海が見えます。


ショップでは、塾で使うと便利なファイルやテキスト、文具等を販売します。(他にも楽しい販売を予定しています。)
また、ジュースや自動ドリップ式のコーヒーを飲むことができるカップ自動販売機を設置し、カフェスペースで飲み物を飲みながら、教育・進路に関する資料や寺子屋おすすめの本等をお読みいただけます。卒業生たちも卒業生たち同士の雑談等に利用できますよ。(でもうるさかったらモンク言うよ。)

ショップ(カフェスペース)からの景観はすばらしいです。出入りする業者の方々も驚かれていました。
カフェスペース自体はせまい場所ですが、開放感のある眺望がそれを忘れさせてくれます。

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カフェからは大濠公園を一望
(実際の景観です)


ショップを立ち上げたいと思った第一の理由は、保護者様に情報交換やくつろぎの場所を提供したいという気持ちからです。また、寒空の中、子どもさんが教室から出てくるのを待っているお母様、お父様を見たときに、待っていただける場所があったらどんなにいいだろうと何度も思ったことも動機になっています。

第二の理由は、卒業生たちに気軽に顔を出せるスペースをつくってあげたいという思いからです。(毎週卒業生たちが教室付近に来ては遠慮して帰っている状況を改善したいと思いました。)



新教室オープンに伴う変更点は主に以下のとおりです。

①授業料が変更になります。
(授業料が若干上がります。但し近隣の塾よりかなり格安な状況に変わりはありません。現在お子さんを預らせていただいているご家庭に納得してもらった上で通塾していただくことが私ども最大の目的であり責務です。「寺子屋は前のほうがよかったね。」とは絶対に言われたくはありません。ですから、いままで評価いただいていたところは決して譲らず妥協することなく今後も守っていきたいと思っています。毎年当塾は全学年とも定員に達しており、新しい教室はこれまでより広く、定員を大幅に増やすことも可能なのですが、そうしてしまうと当塾の価値がなくなることは熟知しているつもりです。各学年3名ほどは定員が増えますが、大幅に増えることはありません。他のあらゆる工夫で授業料が安くても経営を続けられる努力をしていくつもりです。)
②授業時間が若干長くなります。
(各学年、1週間に30分ほど指導時間が長くなります。)
③入退室管理システムにより、ご家庭で生徒さんの入退室を確認できるようになります。
(例えば、入退室のたびにお母様の携帯電話にメールが届くようになります。安心度が格段にアップします。)
④terakoya shopで買い物ができます。
(詳細は上記を参照。またお知らせします。)
⑤terakoya shopのカフェコーナーで眺望を楽しみながらおくつろぎいただけます。
(当塾に関係するすべての方とお知り合いの方が利用できます。)
⑥卒業生[高校生(大学受験をする生徒)]に自習室を有料で提供します。
(詳しくは後日ご連絡します)
⑦自転車を置く場所が、唐人町駅駐輪場(新校舎の道路の向かい側)に変更になります。
(ご協力をお願いいたします。)


今後も子どもたちのことを第一に考え、指導及び経営を行っていきたいという気持ちを新たにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。

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by terakoyanet | 2009-02-23 21:40 | 当校の特色 | Trackback | Comments(2)
2009年 02月 22日

2月21日の教室開放参加状況等

3年生の教室開放も残り2回となりました。

2月21日の教室開放参加状況をお知らせいたします。

1602 1時間00分    1603 7時間40分
1604 1時間50分    1605 7時間40分
1608 4時間50分    1609 1時間50分
1610 0時間00分    1611 2時間10分
1612 6時間40分    1613 7時間10分
1614 6時間40分    1615 5時間30分
1617 0時間00分    1618 7時間00分
1619 6時間00分    1620 9時間10分
1621 0時間00分    1623 0時間00分
1624 3時間40分    1626 5時間20分

3年生、残りわずかの時間を大切にしてください。

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女の子たち
インド コルコタ  May 2008


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by terakoyanet | 2009-02-22 02:27 | お知らせ | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 20日

学年末テストはどうでしたか? + 3年生へ

1・2年生たちがこれを見ているころには、もう学年末テストを受け終わっていることでしょう。
テストはどうでしたか?

テスト前の頑張りは十分に発揮されましたか?
今回は、特に2年生が目の色を変えて頑張っていました。
頑張った子には頑張っただけの結果が出てほしいと心から祈っています。
みんなの成果を楽しみにしています



3年生の昨日の授業、やはり受験が終わった一部の子たちの態度・表情が気になります。
授業の初っ端から、やる気のない顔をしてる人はいますぐ帰宅しなさい、と話をしてスタートしました。
あとほんの数回しかない授業を私は大切に大切にしています。
毎日プレッシャーと闘いながら、強い気持ちを持って塾に通ってくる子たちがいます。
そんななか、受験が終わった子が気の抜けた顔をしていては、授業が締まりません。

数学のプリントを配ったとき、志望校が決まったばかりのある子がプリントを見てつぶやきました。「つまらん。」

私は志望校が決まったばかりのその子に対して、おめでとうおめでとうと100回くらい言いたい気持ちで今日授業に臨んだのですが、彼の一瞬のその態度は私の気持ちを硬化させました。

私はふざけるなと思いました。(言いました。) 私はいまだに怒っていますので、該当者はきちんと謝ってください。(志望校が確定した生徒さんのご家庭は、お子さんに油断せず妥協せず頑張り続けるようご指導下さい。お願いいたします。)

残り3週間を切りました。ラストスパートの勉強のしかたで受験の結果が変わります。
この時期、勉強のしかた、何を勉強するか、しっかり考えて戦略的に学習してください。
公立受験生のみんな!最後まで頑張り切ろう!

そして受験が終わった子たち、頑張る気持ちをこの塾での学習生活が終わる残りわずかの期間、持ち続けてください。
そして、最後の友達の頑張りを見届けてください。
苦しみながら勉強している友達の力になってあげてください。お願いします。


追記 3年生保護者様

昨日までに、最後の県模試の結果をお渡ししておりますのでご確認をお願いいたします。

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一昨日Tさんからもらったチョコクッキー
ビターで大人な味でした。とても美味しかったです。ありがとう!!



私が昨日書いた記事ココログニュースで取り上げられていました。
自分が書いた文章が取り上げられて要約されてニュースに載るというのは、面白いことだなと思いました。

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by terakoyanet | 2009-02-20 03:01 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 18日

メタファー(隠喩)について -村上春樹 in イスラエル-

村上春樹氏がイスラエルで行ったスピーチと、その記事に対する反応について思ったことを書きます。

2月16日(月)の朝日新聞夕刊1面の見出しにはこうありました。

「村上春樹氏、ガザ攻撃批判」

また記事にはこうありました。

また「壁は私たちを守ってくれると思われるが、私たちを殺し、また他人を冷淡に効率よく殺す理由にもなる」と(村上氏は)述べた。イスラエルが進めるパレスチナとの分離壁の建設を意識した発言と見られる。



私は、これらの記事に対して少しだけ別の考えを述べたいと思います。

私がお話しする前に、村上氏のスピーチを引用します。



私は小説家として、ここエルサレムの地に来ています。小説家とは、“嘘”を糸に紡いで作品にしていく人間です。

もちろん嘘をつくのは小説家だけではありません。政治家や外交官もそうです。おっと、これは大統領には失礼でしたね。
しかし、小説家は他の職業と決定的に異なる点があります。小説家は自身の嘘によって訴えられることはありません。むしろ小説家はそのことによって祝福されるのです。より大きな嘘をつけばつくほど、小説家はより大きな賞賛を手に入れることができるのです。

小説家の嘘が一般の嘘と異なるのは、小説家の嘘は“本当のこと”を明らかにすることに寄与するという点です。“本当のこと”を完全に理解することはとても難しいことです。そのために、小説家は“本当のこと”をフィクションの世界へと変換していくのです。変換するには、まずはじめに私たちの中にある“本当のこと”と“嘘”を明らかにしなければなりません。

今日、私は“本当のこと”をお話したい。私が嘘をつかない日は1年のうちほんの数日しかないのですけれども。しかし、今日はそのうちの一日です。

この賞の受賞が決まったとき、私に警告する人がいたことも事実です。なぜならガザ地区での戦闘は続いているからです。私は自らに問いかけました。イスラエルを訪問することが果たして正しいことだろうか。この訪問が政治的なある種の支援と受け取られかねないのではないか、と。

いくつもの思いが私の中をよぎりました。しかし、私はこのイスラエルの地に来ることにしました。ほとんどの小説家と同様、私は言われることと反対のことをするのが好きな人間です。そういった意味では私は天性の小説家といえるかもしれません。小説家というのは、自分の眼で見たり、あるいは手で触れたりした感覚無しには、何も信じることができないのです。そして私はここに来ることを決めたのです。私は沈黙よりも、この場所で話すことにしたのです。

これが、私がここにきた理由です。


堅くて高い壁と、壁にぶつかって割れてしまう卵があります。その壁がどんな正義を有していようとも、その卵がどんな過ちを含んでいようとも、いかなる時も私は卵の側に立ちます。

なぜでしょうか。それは私たちが、皆一つの卵に過ぎないからです。その壊れやすい卵には、一つ一つ異なった魂(たましい)が入っているのです。私たちそれぞれが高い壁に立ち向かっています。高い壁とは何か、それはある種の“システム”です。“システム”は私たちが普通に生きていく上では、決してできない、やってはならない類のことを為さしめる存在です。

私が小説を書く目的は、たった一つしかありません。それは個々の内面、精神を描きだすことにあるのです。それが私たちの精神的充足(・喜び・強さ)につながり、“システム”が私たちを絡めとることを防ぐことができればと思っています。だから私は、多くの人が泣いたり笑ったりできる、人生や愛の物語を紡いできたのです。

私たちは皆“人間”であり、“個人”であり、そして“壊れやすい卵”なのです。私たちは壁の前では何の希望も持つことはできません。なぜならその壁は、あまりに高く、暗黒で、そして冷たいからです。この壁と戦うためには、私たちは自らがもつ暖かく力強い精神・魂を一つに紡いでいかなくてはなりません。私たちは決して“システム”にコントロールされるようなことがあってはならない、私たちが何者であるかを“システム”に決定されてはならないのです。なぜなら、“システム”を創り出したのは私たち自身なのです。


日本語訳は青山の昼と千駄木の夜よりお借りしました。とても参考になりました。ありがとうございました。




いまの時点で、村上氏のスピーチ全文はわかりません。
しかし、村上氏は(おそらくですが)ガザ攻撃を直接的な表現で批判してはいないのではないか、と私は思っています。


彼は、小説を書くときと同様に、彼の言うところの"本当のこと"を、"卵"と"壁"というメタファーで説明しています。

ただし彼は同じこのスピーチの中で"卵"のことを"個人"、"壁"のことを"システム"と説明していますので、すでにこのメタファーは半ば解除されていると言っても差し支えはありません。

ただし私がここで強調したいのは、"卵"や"壁"という語が本来持っていたメタファーとしての語の機能、役割についてです。



彼が"卵"や"壁"として表現したものが、マスコミでは、"卵"が「多くのガザの犠牲者」、"壁"が「イスラエルが進めるパレスチナとの分離壁」として解釈され、報道されます。

これはこれで一つの解釈。間違ってなどいません。

しかし、私たちがこの報道を見て、「そうか、村上春樹は、イスラエルのガザ攻撃を痛烈に批判したのだな」とか「イスラエルが建設している壁のことを言っているのだな」と受け取ったとき、彼が最初に話した"卵"と"壁"という語のメタファーとしての機能はすでに失われています。



文学というものに意味があるとすれば、メタファーがメタファーとして機能している間だけです。

メタファーとしての"卵"や"壁"という言葉は、「ガザの犠牲者」や「イスラエルが建設する壁」といった具体的な事実そのものを指すとは限りません。少なくとも、それだけを指すことはありません。

"卵"という言葉は「ガザの犠牲者」に置き換えられるし、または「私の身近にいる1つの魂を持った人間」にも「私という脆弱な存在」にも置き換え可能です。"壁"という言葉もそれと同様に、いろいろな事象に置き換えることができます。

このような置き換えの可能性があるところにメタファーとしての文学の機能があります。
一人ひとりの"卵"としての私たちの心に隠喩の奥にあるものが残ったとき、その文学は初めて意味のあるものになります。




メタファーとしての文学の機能を知っている村上氏は、1つの事実だけを取り上げてそれについての批判をすることはありません。それは、ニュースの解説者が行えばよい仕事です。

村上氏にとって、メタファーを用いること自体が、政治的な戦略なのです。
村上氏のような小説家にとって、ここが生命線なのです。
メタファーという置き換え可能なものによって、"本当のこと"が"壊れやすい卵"である私たちに伝わることが大切なのです。

ですから、村上氏が「ガザ攻撃を批判した」と報道することは、メタファーのもつ含みを事実問題に一元化してしまうことであり、それは彼の小説家としての機能の要を損なわせることになります。



ですから、村上氏が「ガザ攻撃を批判」したとして、彼の政治的発言を歓迎するムードが一部で広がっていますが、それは誤解と言わざるをえません。

私たちがここで発見すべきことは、むしろ、村上氏がこのスピーチにおいて小説家というメタファー(本人の言うところの"嘘")の有効性を述べている点にあります。

彼にとって、メタファーとしての小説を書くことと、"卵の側に立つ"こととは同義です。
「ガザ攻撃を批判」する人の多くが、既存のシステムを前提とした批判を繰り返しています。
「パレスチナが」「イスラエルが」という主語を用いる人の多くが、すでにシステムのコントロール下にあります。

メタファーの置き換え可能な性質は"卵の側に立つ"ことと密接に関わっています。
文学が、メタファーを通して私たちに教えるのは、"私たちは皆それぞれが“人間”であり、“個人”であり、そして“壊れやすい卵”なのだ"ということです。"壁"は私たちが作りあげてしまったものであり、私たちはそれに怖気づくことなく"卵"としての生命を全うしよう、という勇気です。

これらのことを伝える文学の作用は、メタファーが個々人やその人の刹那の心の状況に応じて置き換え可能だからこそ有効であると言えましょう。


村上氏のエルサレム賞受賞が決まったあと、NGO団体などが村上氏に受賞辞退を求める行動を起こしました。これに関し、村上氏本人は「私は自らに問いかけました。イスラエルを訪問することが果たして正しいことだろうか。この訪問が政治的なある種の支援と受け取られかねないのではないか。」と、彼の中の心の迷いについて語っています。

でも結局彼は「私は言われることと反対のことをするのが好きな人間」だからという理由で、イスラエルにやってきました。これは彼にとって大きな政治的決断だと私は思うのです。

易々とエルサレム賞を受けることはイスラエルに対する政治的支援と取られかねない。
しかし、言われるがまま受賞を辞退した場合、「村上氏はイスラエルのガザ攻撃への抗議から受賞を辞退した」となる、彼はそれは望まなかったはずです。なぜならそれは彼にとって、メタファーの死を意味するからです。

私は村上氏が政治的ではない、と主張したいのではありません。
むしろ、彼は政治的で刺激的な作家だと思います。
しかし、村上氏の政治へのアプローチは、NGO団体のアプローチの方法とは異なっていると思います。



彼は小説家としての武器を手放さない方法を選んだ。
それはメタファーによって政治にアプローチすること。
それが彼にとって"卵の側に立つ"ことを意味した。

そう考えると、彼の今回の行動はすべて筋が通っているように思えます。


村上氏はスピーチの最後に「私たちは決して“システム”にコントロールされるようなことがあってはならない、私たちが何者であるかを“システム”に決定されてはならないのです。なぜなら、“システム”を創り出したのは私たち自身なのです。」と言いました。

"システム"にコントロールされないのは難しいことです。
ただ、村上氏はそれについてのヒントを私たちに与えてくれています。

私は今回の村上氏のスピーチの件について、以上のようなことを考えました。


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by terakoyanet | 2009-02-18 03:06 | お知らせ | Trackback | Comments(8)
2009年 02月 17日

1年生教室開放、公立推薦合格内定など

昨日は、20時からの1年生の授業(学年末テスト直前対策講座)の前に、18時半から教室を開け、教室開放を行いました。
参加は自由でしたが、全体の約4分の3にあたる17名が参加しました。

今回は範囲が広いので、とにかくがんばろう!と呼びかけているところです。

学校からも充分すぎるほどの対策プリント類が配布されています。さらにワークもあります。
本当に大変な量なので、効率よくやった者勝ちというかんじです。
ダラダラ勉強は禁物です。


―――


昨日は、3年生の公立推薦(またはⅠ期)試験の合格内定の発表があり、私もドキドキでした。
結果、城南高校、博多青松高校、福岡工業高校(情報工学)への合格者が出ました!!!

3校とも倍率が非常に高かったのですが、よくやりました。
本当に本当におめでとう!!!! とってもうれしいです。



―――



昨日はたくさんのご家庭にお電話しました。
3年生の合格発表があったご家庭や、最終の県模試・フクトの結果をふまえてお話しする必要が生じたご家庭など・・・。

この大切な時期、どのご家庭も、お子さんに対する愛情をたっぷり注いで、できるかぎりのことをなさっています。お父様、お母様とお話しをすると、そのお子さんへの気持ちが私の気持ちを揺さぶります。

どのご家庭にお電話をしても真剣なお話が続くので、私もパワーコントロールできず、1日で喉がすっかりかれてしましました。

子どもたち一人ひとりが、自分の成長を感じとることができる受験になるよう、最後まで一生懸命指導いたします。


―――


ある学年のあるお母様からのお電話。
お子さんが、塾内で孤立しているのではないか、と心配なさっていました。

私は言いました。
「私がその子を大切にしている、尊重している、と言う態度を取り続けることで、きっと他の子たちも、先生がそういう態度を取るなら・・・僕も私も、という気持ちを持ってくれると思います。だから、私がお子さんのことを大切にします。」


もし、子どもたちの意識自体を変えることができるとすれば、この方法しかないと思っています。


―――

村上春樹氏が、イスラエル賞の授賞式で「そびえ立つ壁がどんなに正しくても、私は卵のそばにいたい」と述べたそうです。
私も、いま困っている子どもたちに、それを行動で示していきたいと思います。


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バレンタイン後も、手作りのチョコ等をいただいています。
美味しく食べています。本当にありがとう



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by terakoyanet | 2009-02-17 02:38 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(2)
2009年 02月 15日

2月15日の雑記

一昨日、2007年の10月に大阪に引っ越したHY君のお母様から「無事高校に合格しました」と連絡をいただきました。

ひさしぶりのお母様のお声、とてもうれしかったです。

いろんなお話を伺うことができました。大阪に行ったあとHY君の背がすくすく伸びて、お母様が見上げるほどに成長したこと、以前と変わらず煮え切らない不器用な性格で苦労もあること、生真面目さと優しさは相変わらずであること、寺子屋みたいな塾をいろいろと探してもいっこうに見つからなかったこと、高校進学までのHY君の頑張りなどなど。

私の中では、HY君も今年の3年生の仲間として塾を卒業します。
ただ、私の頭の中のHY君は、くりくりした目とはにかんだ笑顔をした、まだ身長が150cmくらいしかなかったHY君です。とても実直でどうしようもなくシャイで素朴で、でも正義感があって負けん気はあるけどなかなか強気にもなれないHY君です。

叶うならもう一度HY君に会いたいなあと思います。


―――


現在、1・2年生は学年末対策講座、驀進中です。
生徒一人ひとりが、あまりに長いテスト範囲と闘っています。
いまも勉強している子がいることでしょう。
頑張っている子には、それだけのものを返してあげたい、と切に思います。
残り数日、一層頑張る子どもたちとともに、私も頑張りたいと思います。


それにしても時間が足りません。
明日、お知らせしますが、1年生については参加可能な生徒のみ、月曜の授業の開始時間を早くして、勉強させたいと思っています。

2年生は数学の証明がやはり大変です。最後は学校のワークで必死に鍛えてください。
英語については昨日のテスト範囲の模擬テストで9割以上取れる子から2割しか取れない子まで大きな差がでました。
英語は覚えている子が取れる、それだけです。いまからでも間に合うのですから、必死に勉強しましょう。「何をやったらいいの?」と聞いてきた子がいましたが、塾の重要基本文と学年末単語をやり、かなり明確に範囲が指定されている学校のワークをやり、学校の先生が出題のしかたや使用する単語まで限定して出ることを予告している英作文の対策をやっておけば、90点以上は間違いないんです。自分でやるべきことを考えてしっかりやってください。(←やる気がない子はこれができないんです。点数を取るためにやるべきことをやっていないんです。よく考えれば何から勉強すればいい点が取れるかっていう優先順位くらい判断できる力があるのに、それをやらない、ただダラダラ勉強して成果が出ない、で、またやる気が起こらない、この悪循環・・・。)

―――

一昨日、志望校のことで揺れる気持ちを抱えていたK君といろいろと話しました。

K君には言いました。「公立に受かるのは別格の喜びだよ。私立合格ももちろんうれしい、でも、公立っていうのは最後の最後まで頑張ったから、受かったときの喜びは本当に大きいんだよ。だから最後まで頑張ったらいいよ。」

公立に合格したときの喜びがとても大きいだろうと思っているK君は、だからこそ、不合格だったときの痛みが大きいこともうすうす感じていて、それで悩んでいました。

本気で志望校を目指している子たちは、本気で目指しているからこそ、落ちるのが怖いです。
何度もくじけそうに負けそうになる心に鞭を打ちながら勉強に励む今年の受験生たちの姿は素晴らしいです。

不合格だったら・・・
もし不合格になったとしても、それまでに頑張ったことは、何ひとつ失われません。
頑張ったことの記憶の価値はそのままあなたの頭と心に残ります。
あなたが努力した結果、行くことに決まった学校こそ、あなたに最もふさわしい学校のはずです。それがあなたが選びとった未来です。
だから、恐れないで最後まで頑張ってほしいと思います。


―――


私立高校の合格者一覧が教室に張り出されました。
下級生たちが興味津々といったようすで一覧表を覗き込んでいます。
2年生、次はみんなの番ですよ!


―――


昨日はバレンタインデイ。たくさんの贈り物ありがとうございました!!
この時期は受験前最後の追い込みと学年末テスト対策が重なり、とんでもない状況なのですが、ちょっと照れた顔をしながらチョコを渡してくれる子たちの笑顔を見ていると、とてつもない大きな力が湧き出てきました。ありがとう!!
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見事第1志望校に合格したT君のご家庭からは韓国土産をいただきました。ありがとうございます。美味しくいただきます!
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2009年 02月 13日

私立高校前期入試合格発表

昨日はほとんどの福岡市私立高校で合格発表が行われました。
結果は全員合格です。みんなおめでとう!!


昨日、人生初の合格切符を手にした生徒も多かったことでしょう。
受験という人生初の自分を試される手続きを経たこの経験は、きっとそれぞれの生徒の自信につながるでしょう。


今年の3年生は、超がつくほどの難関校を受験する生徒は私立・公立ともいませんが、代わりに、全体の6割以上の子がフクト偏差値60以上の高校を受験し、無事合格しました。


下級生たちと、保護者様方に目安として抑えていただきたいのは、現在の寺子屋内では、全体の平均くらいの成績を持っていれば、少なくとも私立高校は、偏差値60程度の学校を十分狙えるということです。

いまからはっぱをかけて早すぎることは決してありません。1月の塾の成績をご家族で凝視しつつ、今後の志望校についてお話し合いをもたれてみてはいかがでしょうか。


・・・というわけで、私立を第1志望とする生徒6名は、見事、第1志望校合格を決めました。本当におめでとう!!!いまからしっかり高校入学のための準備をしていこう!

公立受験を残す15名は、何と言ってもこれからが正念場!
最後の頑張りと飛躍に期待します。


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3年生の女の子たちから、大阪受験のお土産とバレンタインのチョコ(第2号)をもらいました!!
とても美味しいです!!! ありがとう!!


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by terakoyanet | 2009-02-13 02:55 | 生徒のがんばり(テスト結果等) | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 12日

学年末直前対策講座スタート!

昨日より、当仁中学年末直前対策講座がスタートいたしました!
今回は1・2年生ともとにかく試験範囲が広い!!
特に2年生はすごいです。

毎日強い意志で学習を続けましょう!ワークをできるかぎり早く終わらせましょう!


保護者様へ

昨日の授業にて直前対策講座スケジュールを配布いたしましたのでご確認をお願いいたします。

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宮崎市堀切峠の鬼の洗濯板にて
3年生宮崎夏合宿 August 2008
3年生との授業も残り数回になりました。


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by terakoyanet | 2009-02-12 12:09 | お知らせ | Trackback | Comments(0)