寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2017年 10月 18日

当仁中2学期中間テスト成績

当仁中各学年の2学期中間テストの成績をお知らせいたします。
1年でなぜか最も油断しやすく準備が間に合わない子が多い2学期中間テスト。
思うような得点が取れなかった子は、単なる準備不足の子が多い印象です。
一方で、ちゃんと準備ができた子たちの成績の伸びはすごいことになっています。
明暗がはっきりとわかれるテストとなりました。

以下は集計結果です。
かっこ内の数字は学校の平均点との比較。


◇中1平均点(本校共通クラス受講生|未提出者2名)
国語 68.7(+6.1)
数学 80.9(+21.0)
社会 89.2(+14.1)
理科 74.5(+18.0)
英語 81.3(+18.2)
5科総合 391.5(+77.1)



◇中2平均点(本校共通クラス受講生|未提出者2名)
国語 69.9(+5.8)
数学 82.7(+16.3)
社会 85.7(+12.4)
理科 85.1(+13.5)
英語 84.7(+13.4)
5科総合 408.1(+59.8)


◇中3平均点(本校共通クラス受講生|未提出者2名)
国語 78.1(+12.2)
数学 64.1(+12.8)
社会 85.9(+11.1)
理科 83.7(+12.4)
英語 83.3(+12.5)
5科総合 395.1(+60.6)


中1数学の学校平均比+21.0点がひときわ輝いて見えますが、全体としてはどの学年も本当によくがんばったと思います。中2の学年平均比の値が小さいのは、もとの平均点が高いのでやむをえません。

国語塾の成果もあり、模試では国語で好成績を取る子が多いのですが、定期テストでは、中1・中2は明らかに国語で足をひっぱられています。(裏を返せば、他の科目ではしっかりと成果を出しているということなのですが。) 定期テストの国語についても、もう少し対策を考えなければと考えているところです。(これ以上宿題を増やして子どもたちができるのか、というシビアな問題もありますので、子どもたちの反応と成果を細やかに見ながら判断できればと思います。)



次に、特進クラス生の成績です。


◇中1特進クラス生平均点
国語 77.1(+14.5)
数学 90.7(+30.8)
社会 92.7(+17.6)
理科 80.9(+24.4)
英語 85.8(+25.8)
5科総合 427.3(+112.9)



◇中2特進クラス生平均点(未提出者1名)
国語 80.3(+16.2)
数学 87.6(+21.2)
社会 91.8(+18.5)
理科 90.7(+19.1)
英語 94.1(+22.8)
5科総合 444.6(+96.3)


◇中3特進クラス生平均点(未提出者1名)
国語 83.9(+18.0)
数学 79.6(+28.3)
社会 90.7(+15.9)
理科 90.4(+19.1)
英語 97.0(+26.2)
5科総合 441.6(+107.1)



特進クラスの生徒には、少なくとも学校平均+100点を超えることを目標としよう!と日ごろから伝えています。特進クラス生の特徴として、英数は得点を落とさないというのがありますが、今回も、英数で大きく差をつけていることがわかります。
それにしても、中1の伸びがすごいです!ただし、中1特進クラスには1・2名だけ英語が心配な子がいます。

今日からすぐに準備を始めれば、誰だって期末テストでは自己最高得点を目指せるはず。
まず、学校と塾の宿題をきちんとこなすこと、学校のワークを日々の勉強に取り入れること、それから始めましょう。


# by terakoyanet | 2017-10-18 13:15 | 生徒のがんばり(テスト結果等) | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 18日

成功の裏返し

夏に教室に遊びに来た健二くん(仮名)と話しました。
健二くんは大学3年生。いまは京都の大学に通っています。


健二くんは小学校に上がる少し前からお母さんとそして3つ上の兄と3人暮らしでした。
大学に入り、家族と離れて一人暮らしになって気づいたことがいろいろとあるそうです。

最近の若い子たちの中には、大学時代に急激な成熟を遂げる子たちがいます。その数(割合)は以前より多い気がします。
現代の情報が氾濫する状況は負の面として語られがちですが、情報を読み取る力、取捨できる力がある子は、数ある情報から自分が拠り所とすることができるような思考を的確に捉えます。そのときの道具として、インターネットなどの即席の情報が明らかに寄与していると感じることが多々あるのです。

「僕の母って、いつも自分が正しい存在であることで輝いている人で、僕はずっとこの人の機嫌取りをしてきたんだなって離れてみて初めて気づいたんです。」

私の目には、健二くんのお母さんは「あなたの人生なんだから、あなたの好きなようにしなさいっ」と子どもを手放すことに自覚的な方と映っていました。

「いつも、ふとしたときに、これは母が怒るだろうな、とか、これは母が喜んでくれる、とか、全く母の目に届かないところで動いているのに、そうやって自分の行動を母の目でチェックしてしまうんです。これはもう癖みたいなもので、無意識にやっちゃうんです。これは、母と離れて初めて気づいたことです。僕の母は基本的に、自分の人生に対してあなた自身が責任を持ちなさい、というスタンスで、僕自身、母といい距離感だと自分で思っていたところがあったんですけど、でも、母が長いこと僕に伝えてきたことには、かなりのバイアスがかかっていたことに気づいたんです。この前、インタビューかなんかで養老孟司さんが、成功体験は危ない、という話をしているのをたまたま読んで。」

私は、彼のお母さんがかつて「私は健二がどこの学校に行ってもいいと思っているけど、でも成功体験がないからそれを経験させたい」と話していたのを思い出しました。それは高校入試の直前の面談の際でした。私の方も、彼を2年以上指導してきて、彼が根っこの部分で学習に対する自信を持っていないこと、頑張る姿勢を見せているときでさえどこか受け身の姿勢から抜け出すことができないことに対して、どうにか変化が生まれれば、と思っていました。だから、お母さんがおっしゃっていること、彼に根っこの部分で自信を持ってほしいという気持ちが理解できました。しかし一方で、このタイミングで彼の目の前でそれを言うのは彼にとってプレッシャーになるのではないかな、そうやって心配したあのときのこと ーすでに6年も前のことになるのですがー をはっきりと思い出していました。

「成功の裏返しは失敗じゃないですか。僕はずっと失敗に囚われてきたんです。僕はいつの間にか母親が用意していた成功と失敗の二元論の中で生きていて、単に目の前にあるものを自然に受け取るという単純なことができていなかったと、養老さんの話を読んで気づきました。成功体験というのは結果じゃないですか。結果的に成功したことが自信に繋がるということであって、成功体験を求めることから始めると、初めからその成功は損なわれていて、その先には喪失しかないんです。僕は単に事実を事実のままに受け取ればよかったのに、それを成功や失敗として受け取り、それで勝手に傷ついてきたことに気づかされました。これが僕が母から知らず知らずのうちに受け取っていたバイアスのひとつです。」

そう話す彼の頬は紅潮していました。成功体験というのは、高度経済成長やバブルの記憶が残る人たちによる特殊な思考にすぎない、彼はそう断じました。この点についてはもっと根が深いものかもしれない、私はそんな気がしますが、確かに、成功体験を求めることは、どうしても「成功しなければ」というミッションを自身に科すことになり、それはその人の人生をがんじがらめにしてしまうことがある、彼が中学時代に、自信がなくて、いつも受け身に見えていたのも、成功体験にとらわれていたからもしれない、彼の話を聞きながら、そんなことを考えました。

こうやって、生徒たち、卒業生たちから学ぶことは、たくさんあります。


*プライバシーを配慮しています。そのため、以上の話はそのまま事実ではなく、創作を含んでいます。


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# by terakoyanet | 2017-10-18 11:28 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 10月 16日

アムール川に架かるハバロフスク橋

「すごくいい場所があるんだよ。」
ドライバーにそう教えられて着いた場所は、レンガ造りの建物の廃墟。

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なんだろなーとワクワクと一抹の不安を抱きながら登ってみると
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見えたのは、美しい曲線を描いて遠くまで川岸の向こうまで伸びる橋。
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ハバロフスク橋。別名アムール川鉄橋。いまから約100年前、1916年に最初に架けられた当初、全長2.5kmという世界最長の橋として知られました。現在の橋は1998年に完成したもの。

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ちゃんと整備された展望台じゃなくて、こういう廃墟が展望台の代わりになっちゃっているのが、とても楽しいです。


ハバロフスク橋は、後日、アムール川をクルーズしたときに、至近距離で目にすることに。
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アムール川を越えたシベリア鉄道は、そのあとユーラシア大陸の中央部を横断していきます。

この橋の上の線路は、イルクーツクに、ノボシビルスクに、エカテリンブルグに、そしてモスクワに繋がっています。頭の中で西へ西へと鉄道の行程を辿っていくだけで、その距離の果てしなさに途方に暮れながらも、どうしようもなく心を奪われてしまいます。

いつか、ずっと先のことになるかもしれませんが、長い休みを取ることができる歳になったら、ゆっくりとシベリア鉄道でモスクワを超えて、サンクトペテルブルグまで行ってみたいと考えています。



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# by terakoyanet | 2017-10-16 03:12 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)