寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2017年 10月 02日

一人ひとりが大切な思いをのせて高校に通っている。

教師暴行動画がネットやテレビニュースに取り上げられたことで、各SNSからGoogle Mapのコメント欄は、加害生徒や当該高校に対する誹謗中傷で溢れています。

生徒たちに対する影響が最も大きいと思われるTwitter上もひどい状況で、その行為自体に対する批判ならともかく、そこにあるのは、単なる他人を貶める快楽に溺れる狂乱ばかりで、子どもたちへの影響を懸念しています。

高校の名前を聞いて私はすぐに、中3の後半でようやく成績を伸ばし、大学に進学する熱い希望をもって当該高校の普通科の門をくぐっていった彼のことを思い出しました。そして、私もお母さんも他にも道はあるんだよ、大学からでも目指せるよ、と話したのに、母と同じ看護師になりたい、早く看護の勉強をしたいと、同高校の看護科に進学した彼女の顔を思い浮かべました。

本人も家族も大切な思いを持って、それぞれの高校に通っているんです。
その思いはいつだって不変で屈強なものではなく、すぐにたなびいてしまう脆弱なものかもしれないけれど、
でも、日々いろんなことを考えながら、迷いながらも、現在の自分と将来の自分を少しでも頼もしいものにするために、本人は高校に通っているし、家族はそんな本人を大切に見守っているんです。高校の先生だって、誇りを持って毎日の仕事に取り組んでいるんです。

それなのに、ネット上は、あまりに無配慮で傲慢なおぞましい言葉で溢れています。

「笑ってるクラスの奴らも同罪」 「暴行されてる先生をヘラヘラ笑って雑魚扱いしている周りの生徒達も同罪」というコメントにたくさんの同意がなされていますが、このコメントは正論のように見えて、その実は生徒達を貶めたいだけの乱暴な言葉です。こういう現場でクラスのみんな(と言ってもきっと全員ではない)が「笑って」しまう問題というのは、そんなに簡単なことじゃないし、少なくとも「同罪」ではないんです。こういうときに、正論を装って貶めることを言う方がよっぽど悪質です。

Twitterなどのコメントを見ている生徒たちには、決してそのような差別と中傷に加担しないでほしいし、そこで書かれていることを真に受けないでほしいのです。
どの学校だっていろんな生徒といろんな先生がいる、それは当たり前のことですが、でも大切な事実です。

最後に、当該高校の生徒たち、悔しい思いをしている人もたくさんいるかもしれませんが、周囲が漏らしている不安をあまり真に受けすぎないで。
社会に出たら、学校というよりは、あなた自身が見られるんだから、そのことを頭と心に携えて、いまを大切に日々の生活を送ってください。


ーーーー

先週金曜日の地理B高3補講で、問題の中に、かつて世界4位の湖沼面積を誇った中央アジアのアラル海が出てきたときに、飛行機から撮った、干上がりつつあるアラル海の写真があるよ、と生徒たちに言ったのに関わらず、その場では見せてあげられなかったので、よく撮れたものではありませんが、こちらに載せておきます。
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by terakoyanet | 2017-10-02 14:34 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 05日

海外とリスク

この数日、以下の記事へのアクセスが突然大幅に伸びました。

理由ははっきりしていて、フィリピンのブスアンガ島で日本人2人が行方不明になった事件が起こり、ブスアンガ島、コロン島などで検索した人たちの多くがこのブログに辿り着いたからです。

ブスアンガ島に行ったことのある人は日本ではまだ少ないようで、テレビ朝日さんの取材と画像提供に応じました美しい思い出の場所の写真が、惨たらしい事件の報道に使われることには非常に苦しい気持ちがあります。亡くなられた方たちのご冥福をお祈りいたします。

それにしても、現地のことを知ることも調べることもなく、自己責任という言葉で被害者を貶める人たちの無知と傲慢は目に余るものがあります。

海外でたくさんのテロや事件が起こっているのは確かです。でも、「海外は危ない」というふうに、安直に全体を一緒くたにして語ることはしたくありません。

海外に行く多くの人たちは、渡航先の安全について十分に調べた後に出かけています。
そんなことは当たり前です。だって自分や大切な家族の身体は絶対に守られなければならないのですから。

それでも海外に行くのは危機意識が足りないという人がいるのなら、その人は家から一歩も出るなと言うことと同じです。私たちは海外に行くことと同等のリスクは常日頃犯しています。車に乗ること、高速道路を走ることは、そのわかりやすい例のひとつです。

車に乗るのはしかたがないけど、海外に行くのはその人の趣味だから話が違うという人もいるようです。その人は趣味の楽しみを知らないか、または、単に趣味を楽しむ人を妬んでいるのでしょう。楽しむこととリスクを背負うことは隣り合わせであることは多いけれど、リスクがあることを全て避けて生きるというのは、人生を偏狭にすることとしか私には思えません。





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by terakoyanet | 2017-06-05 11:53 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 28日

ウブドの散歩道、チャンプアンリッジウォーク

チャンプアンリッジウォーク(Campuhan Ridge Walk)はウブド周辺の数ある散歩道の中でも特に美しいことで知られていて、さっきまで居た町中の喧騒が嘘のように気持ちの良い風が吹いています。午前中の散歩がオススメです。

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東浩紀の新著『ゲンロン0』を読んでいます。「観光客」という軽薄な存在の捉え直し。とても面白いです。全部読んだ後にお話しできればと思います。


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by terakoyanet | 2017-05-28 09:23 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 28日

朝のバグタプル

カトマンドゥから車で30分ほどの場所にある古都バクタプル(Bhaktapur)。
映画『リトル・ブッダ』の舞台としても知られる、ネパールで最も美しい古都と言われることもあるこの場所は、2015年の大地震で大きな被害を被りました。

私は今年の4月の初めに行きましたが、現在も跡形もなく消えてしまった建物があったり、復旧工事中の建物が多数あるものの、古都独特の美しい雰囲気は健在で、バクタプルの町はこれからも世界中の人たちを魅了し続けるだろうと思いました。

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バクタプルの朝。朝早いわりにたくさんの人たちで賑わっています。
それでもカトマンドゥの喧騒に比べたら、ずっとのんびりした雰囲気です。車に怯える必要もありません。

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トウマディ広場(Taumadhi Square)のニャタポラ寺院。カトマンドゥ盆地で最も高層のこの寺院は、1700年頃の建造とバクタプルの主な建築物の中では比較的新しい方なので地震の被害は軽微で済んだようです。
この建物が残ったことは地震のあとにバクタプルの人たちの希望になったと、茶店のスタッフから話を聞きました。

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建物に立て掛けられているように見える長い棒は、建物の倒壊を防ぐために据えられたもの。

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ゴールデンゲートと宮殿。宮殿は木彫りの窓が美しい。

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ファシデガ寺院周辺は損傷が大きく、復旧工事が行われていました。

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バクタプルは歩いて回るのにちょうどいい町の大きさで、主な見どころが集中するトウマディー広場からタチュパル広場までは歩いて10分程度。
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タチュパル広場に面したカフェで、朝食を食べました。
私はネパールでダルバートかカレーばかりを食べてすっかり体調が良くなっていたので、ここでもチキンカレーを注文。やっぱりネパールの人たちのスパイスの使い方はすばらしい。
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今回の地震で建物はたくさん倒れたけれど、でも、ネパールは昔から地震が多いから、建物は今までも何度も倒れてきたんです。でも、今回の地震でも木彫りの部分はほとんど損傷を受けていません。いままでも、建物は新しいけど木彫りの部分だけは古いという建物があちこちにあったんです。だから、私はあまり悲観していません。カフェのスタッフはそう話してくれました。(写真は木彫美術館)
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ネワール彫刻の傑作と言われる孔雀の窓 

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by terakoyanet | 2017-04-28 12:03 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 06日

ヒマラヤへの旅

数日間休みをいただいて、ヒマラヤで山歩きをしてきました。

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ネパールはちょうど国花シャクナゲ(ラリグラス)の季節で、至るところで赤い花が咲き誇っていました。
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早朝、滞在した山小屋からアンナプルナ連峰を望む。
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ネパールへの旅は、電気や水に困ることもあり、いままで見たこともないような激しい大粒の雹が降るなど気候もとても不安定で、相当の過酷さを伴うものでしたが、でも、食べ物と子どもたちに助けられました。

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ネパールの国民食のダルバート、そしてカレーライス。どちらもスパイスが決め手になるのですが、やはりスパイスが食文化の必然として存在している場所のスパイス料理は凄いと思わざるをえませんでした。どこの小さな茶店に入っても、本当に美味しくて、それぞれで調合をしているから、ひとつも同じ味がありませんでした。野菜も新鮮で本当に美味しくて、オーガニックは当たり前、というか、オーガニックというのは、食から資本主義という毒を抜くことで、本来の食の美味しさと安全を取り戻そうという意味合いがあると思うのですが、ネパールの山の中の野菜は一度も流通に乗っていないから何も取り戻すものとかがなくて、単に自然野菜としか言いようのないものです。

毎日2食、ダルバートかカレーを食べていましたが、すこぶる胃腸の調子が良くて、たまげました。
ネパールの食文化、興味深すぎて、しかも自分の体にもすごく合うことがわかったから、はまってしまいそうです。
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写真の3歳の女の子。マダルと呼ばれる伝統太鼓を叩いています。
こんなに小さい子なのに、彼女はめちゃくちゃいい音出すんです。
衝撃でした。リズム感も凄まじくて。叩きながら歌まで歌っていて、何て才能なんだ!と感じ入ってしまいました。

日本の子どもはたくさんおもちゃを持っているけど、彼女にとっては唯一の大切なおもちゃであるマダル。こればっかりでいつも遊んでいるから、すでに一番いい音に辿り着いちゃったんだな、すごいなと思いました。

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ネパールは多民族国家なので、いろいろな顔の子どもたちがいます。私たちの目でわかるのは、せいぜいインド系の子とチベット系の子が混在していることですが、実際には50以上の民族が共生する社会です。彼女たちもかわいいでしょう。彼女たちが通っている小学校に案内してもらい、楽しい時間を過ごしました。


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彼は泊まった山小屋の息子さん。瞳がきれいでしょう。
こんなに小さいのに宿代が書かれたレシートを持ってきてくれたときの1枚です。
このあと写った写真を見せたら、大ウケしていました。


ヒマラヤのこと、ネパールのこと、到底書ききれませんので、また今度、続きを書きたいと思います。



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by terakoyanet | 2017-04-06 13:41 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 12月 07日

絶景の話。

昨今は絶景ブームで、大型書店の旅コーナーに行くと「一生に一度は見たい世界の絶景!」というようなタイトル(適当につけてみました)の本が山積みになっています。

私自身も絶景が好きで、世界や日本、あちらこちらを周っているのですが、なぜそんなに絶景を見てうれしいかと言えば、その壮大な景観が目の前に広がるとき、いつも精神を制御している施錠が自ずと解除され、日々ささやかな事に拘泥してばかりの心から解放されるからだと思います。日々私たちは、自力で物事をどうにかしないとと思っている、でも、目の前の景色は、自力でどうにかしようなんてどだい無理だよ、あなたのその心を私に預けなさい、そう言っているかのようです。

ヨハネ福音書の14章に「心を騒がせるな。」というフレーズが出てきます。
そしてその続きには「神を信じなさい。そして、わたしをも信じなさい。」とあります。

この場合の「神を信じなさい」は、英訳では"Believe in God"になり、believe in...を私たちは「~の存在を信じる」と訳すと習っているわけですが、一方で、believeの語源には、「疑いを持たずに受け入れること」「相手の中に入り込むこと」という意味があります。in(聖書の原典のギリシャ語ではen)は「~の中へ」という意味ですから、"Believe in God"というのは、「神(の存在)を信じなさい」というよりは、「神の中に、その身を委ねなさい」、私はそう訳したいと思います。

「心を騒がせるな。神の中に、その身を委ねなさい。」 これは、歎異抄にも著された他力(本願)の考え方にも通じるものがあり、徒らに自我を震わせる私たちへの戒めとも取ることができます。

私はこの「心を騒がせるな」のフレーズを、先日の祖母の葬儀で耳にしました。
これまで何度聞いても入ってこなかったフレーズが、あるとき不意に心にすとんと落ちてくる。
そういうことってありますよね。


話が逸れました。絶景を見ると、心が開き、体がいきいきとした脈動を打ち始める。だから絶景の楽しみは尽きないのですが、一方で、絶景を「切り取る」ことについて、私は一抹の羞恥心を持っています。だって絶景を「切り取る」ことは、作為を免れません。その作為が私にいつも「それはほんとうではないよ」と耳打ちします。
絶景を「切り取る」のは傲慢です。才能のある写真家の中には、その風景に身を委ねたような写真を撮る(しかもそれがその写真家のひとつの解釈として成立している)人たちがいます。私の好きな石川直樹さんもそういう人のひとりです。しかし、それができない私は、写真を撮るという行為を楽しみながらも、どこかで気まずさを抱え込まずにはいられません。
また、絶景を「切り取る」ことで完成形の美しい画像を作り上げること。この思考は、日本という土地にたまたま生まれついた私たちの感覚とも乖離しがちです。西洋の絵画や庭園が、その幾何学的な精緻さによって完結した永遠性を求めるのに対し、日本の絵画や庭園は、その移ろい、変化自体を楽しむものでしょう。いくら非の打ちどころのない美しいものであっても、そこに移ろい、はかなさがなければ、その美しさは私とは縁の遠いものなのではないでしょうか。その点で、インスタでよく見る美しい風景写真たちは(これには私自身の写真も含まれるのですが)なんだか空疎さが免れない。一方で、写真が本職ではなくても、例えば民俗学者の宮本恒一が主に記録用に撮ったと思われる写真を見ると、そこに流れる土着の時間があり、そこに避けがたいはかなさがはっきりと映っていて、はっとさせられるのです。

話しがすっかり長くなりました。今回、絶景の話をし始めたのは、10月にある男子高校生に「文化祭で世界の絶景を紹介しなくてはいけない。自分か身近な人が実際に訪れたところ。そして他の人と被らないところ。」という難しい相談を受け、その際に、彼に絶景の紹介をするために、過去の写真をピックアップしたこと、そして絶景いいなと思いつつも、その際に、絶景を単にネタにして消費するだけの発表は空疎だよ、といらぬ忠告をして以来、何か書こうと思っていたことからでした。

以下、2016年から遡って、その年の中でべストの絶景。見たときの爽快な気持ちを思い出します。グランドキャニオン、エアーズロック、イグアス滝、万里の長城のような絶景のビッグネームには、まだ行ったことがないのですが。

〇2016 Lyse Fjord - Norway
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〇2015 Mt. Bromo - Indonesia
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〇2014 Gullfoss - Iceland
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〇2013 Rock Islands - Palau
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〇2012 Seven Sisters - England
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〇2011 Kalalau Valley - Hawaii
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〇2010 First - Switzerland
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〇2009 Great Barrier Reef - Australia
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〇2008 Hateruma Island - Japan
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by terakoyanet | 2016-12-07 11:58 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 06月 14日

ドイ・インタノン国立公園にあるワチラタン滝

チェンマイ郊外に位置するドイ・インタノン国立公園は、タイでも最も標高が高い地域。
その国立公園内にある、ワチラタン滝"Wachirathan Waterfall"を訪れました。

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乾季なのにかかわらず、すごい迫力。
天から恵みの水が落ちてくるような、壮大で美しい滝でした。


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by terakoyanet | 2016-06-14 10:12 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 05月 18日

タイランド・ナウ、5月21日(土)より開催!

5月21日(土)~6月2日(木)にかけて、とらきつねではタイランド・ナウと題し、タイのハイブランドの展示販売会が行われます。
タイでは、タイ国内産の高品質の素材にこだわり、伝統的な製法を大切にしながらも、現代の私たちの感性にフィットするモノ作りがさかんに行われています。その質の高さはアジア随一と言っても過言ではありません。今回のイベントでは、中でも特に品質と人気を兼ね備えたハイブランドの商品を、皆さまにお届けいたします。
今回のイベントを機に、とらきつねでは、バンコクの若い感性を代表するレコード会社Impression Sound Studioの日本代理店として、皆さまにタイの現在を伝える音楽をお届けできることになりました。こちらも後日改めてご紹介差し上げます。

また、南アフリカのビーズアニマル、monkeybizの展示会も同時開催いたします。みんなが幸せになるかわいい子たちをぜひ見にきていただければと思います。

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◇お取り扱いブランド  *以下のブランド・工房のご案内は、未完成です。随時追加してまいります。
Ban Rai Phai-Ngam (Chom Thong)
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アジアの布に魅了された人なら必ず出会うと言われるチェンマイの郊外、チョムトンにある工房、Ban Rai Phai-Ngam。「美しい竹の村」という名のついたこの工房は、京都の嵯峨野を思い出させるような山麓の奥に位置しており、そこでは、タイで一番、いや、世界一と言う人もいるほどの、美しい糸からの布づくりと染織が行われています。こちらの工房から、見たこともないほどの美しい染織が施されたストールなどを入荷しています。


Cotton Farm (Chiang Mai)
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チェンマイの布プロジェクト、コットンファーム。チェンマイのナイトバザールに近いターペー通り付近にある古くも美しい茶館、Raming Tea House、その2Fにコットンファームのギャラリーがあります。ギャラリーに入ったときの鮮烈な印象が忘れられません。布が文字通り踊っていたのです。外から入ってくる心地よい風になびいて泳ぐ布たちの姿は、そのままその布たちの柔らかで繊細な魅力を伝えるのに十分でした。
こちらのプロジェクトも、やはりその名のとおり、品質の高い綿花を生産するところから農家と協同して行っており、コットンもシルクも、繊維自体から自ずと現出する美を大切に製品をつくっています。
コットンファームからは、数は僅少ですが、繊細なシルクのストールやコットンの敷物などを入荷しています。



Sop Moei Arts(Bangkok / Chiang Mai)
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ソップモエアーツの前身は、1977年から開始されたタイ北部に住むカレン族に対する栄養指導と自立支援プロジェクト。スウェーデン政府の後援のもと、ケント・グレゴリー夫妻を中心に地元に古くから伝わる技術を生かした織物やバスケットの製作が開始されました。
1997年にはこのプロジェクトからソップモエアーツが誕生。イギリス他のデザイナーが商品開発に携わることで、伝統的なものに宿る美しさはそのままに、より洗練された商品が次々と生まれることとなりました。いまでは、先日お伝えしたVILA CINI同様に、日本の女性誌でも度々取り上げられる独自のブランドイメージを確立しています。
ソップモエアーツから今回入荷しているハンドバッグ(ポーチ)をよくご覧ください。とても鮮やかで目を惹くデザインなのですが、カラーのラインを目で追ってみると、一つひとつが決してケミカルでは表出しない繊細な色で、あらためて天然染料はこれほど美しいのかと驚かされます。お手元に置かれた方にとって、きっと愛着が深いものになるでしょうね。

先日ご紹介したBan Rai Phai-Ngam(美しい竹の村)を訪れた際に、偶然、ソップモエアーツ・バンコク店の日本人スタッフお2人にお会いし、お話しする機会に恵まれました。お2人はちょうど、カレン族の村まで行く途中に、その美しい工房に立ち寄られていたところでした。やはり、しかるべき場所で会うべき人に会うのだ、そのとき強く思ったことを覚えています。



Thai Craft / LOVE & SENSE (Chainat / Osaka)
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皆さまからの熱視線が注がれること間違いなしのこちら、かごバッグたち。イベント写真に掲載されたこともあり、すでにお問い合わせもいただきました。
フォルムがすごく美しくて、一目惚れしてしまいますよね。

大阪の会社、福市(ブランド名"LOVE&SENSE")では、主にアジア各国を中心に、作り手、売り手、買い手が幸せになれるような社会を目指して、フェア・トレード商品を取り扱っています。こちらのかごバッグを製作したのは、タイで約30年前からフェアトレード商品を世界に届けているThai Craft。タイ内陸部の水路をふさぐ勢いで生えるホテイアオイという雑草のしなやかなのに耐久性の強い性質に注目したThai Craftによって生み出されたこの美しいプロダクトは、雑草を除去するとともに、水田で働くことができなくなった地元の年配の人たちに雇用を与える機会を与えることに貢献しています。

その美しいデザインと発色、手持ちの気軽さ(見た目よりずっと軽いです)、そしてそのわりにお手ごろな価格。きっと皆さまに気に入っていただけるものと思います。



VILA CINI (Chiang Mai)
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チェンマイを代表するシルクブランドとして知られるVILA CINI。
養蚕と糸作りから始まって、製品ができるまでの全工程をプロジェクトの中で手がけており、その品質はタイシルクの代名詞的存在、ジム・トンプソンと並び称されるほど。
一見色づかいが派手に見えるかもしれませんが、上質だからこそあらゆるシーンになじんでしまう魅力があります。本当によいものは、明るいところではきらびやかに、静かなところではしっとりとして見えるものです。こちらのVILA CINIの布や小物たちは、まさにそういった重厚な美しさを備えています。これはきっと最先端のプロダクトでありながら、これまで長年培われてきた伝統と技術をベースにしているからこそ成せる業。
今回の催事では、VILA CINIのプロダクトの中でも、王道の定番と言われるポーチ類を中心に、豊富な取り揃えで皆さまをお待ちしています。

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Impression Sound Studio (Bangkok)
monkeybiz (South Africa)
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◇会期中に行われる他のとらきつねイベント(定休日は月・水です)
〇5/21(Sat) FM fukuoka 「おいしい話 うれしい時」代表 鳥羽出演(21:00~21:30)
〇5/22(Sun) 野中元×かるべけいこ「苦しい時こそ、ご飯と味噌汁」(13:30~15:30)
〇5/28(Sat) FM fukuoka 「おいしい話 うれしい時」代表 鳥羽出演(21:00~21:30)




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by terakoyanet | 2016-05-18 09:04 | とらきつね | Trackback | Comments(0)
2016年 02月 08日

台湾の震災

昨年、台湾ルカイ族の村、多納、の記事を書きました。台湾震災後にアクセスが増えていて、ほぼ震央地にあるこの小さな村のことを心配しています。もっとも、この地域は古くから台湾の地震多発地帯で、この村の伝統的な家屋は、地震に強いストレート板でできています。


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by terakoyanet | 2016-02-08 11:19 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 28日

アヤラ博物館と「歴史」の話

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天皇皇后が昨年のパラオに続いてフィリピンを訪問中とのこと。
このニュースを見て思い出したのがマニラのアヤラ博物館"AYALA MUSEUM"。

フィリピンの歴史を深く学ぶことができる博物館で、併設されているカフェも素敵です。
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ここの博物館は、館内撮影禁止のため、内部の写真はありませんが、特に、スペインとアメリカの植民地支配、そして太平洋戦争における日本の侵攻、さらに現代史と続いていく迫真のジオラマは圧巻でした。これを見るだけでも、この博物館には行く価値があります。ジオラマでは、日本では取り上げられることの少ない「バターン死の行進」などについても詳しく触れられていました。

「バターン死の行進」については、「南京大虐殺/南京事件」などと同じく、とてつもない悲劇だったと語られることが多い一方で、一部の日本人は、そんな事実はなかった、と主張しています。

歴史上のあったなかった論争は、あらゆる職場で起こっている言った言わなかったの内輪喧嘩のごとく、その事実の有無について、不毛とも言えるやり取りが延々と続くのでしょう。そして結果的にどちらも譲らずに遺恨だけが残る。(または先日の日韓協議のように、「人」を無視して強引に政治的な決着が図られる。)でもそんなことはできれば終わりにしたいところです。


学校で教えられる「歴史」は、揺るぎのない事実(=史実)のような装いで子どもたちに語られます。
しかし実は、それこそが躓きの始まりと言えます。

私はここで、「教科書が教えない歴史」があるんだよ、といった、別の新たな事実について話したいわけではありません。そうではなくて、学校で教えるべきは、「歴史」とはそもそも何なのか、ということを検証することの必要性だと言いたいのです。

ベネデット・クローチェの「すべての歴史は現代史である。」という言葉をわざわざ引用するまでもなく、歴史というのは、いかに明白で公正に見える資料が目の前にあろうとも、それは現代の私たちからの眼差し(解釈)なしには成立しません。だから、私たちは歴史の教科書を構成する「眼差し」を知ることで、歴史そのものというよりは、それを構成する要素、つまり現代の私たちについて深く知ることができるのです。

先日、ある生徒が「歴史はもう物語ができあがっちゃっているから面白くない」と発言しました。私は、この子鋭いな、と感心せざるをえませんでした。できあがっちゃっている物語というのは、ある人々を熱狂させ、ある人々を震え上がらせるのです。

「歴史」が事実の擦り付け合いの道具にならないように、「歴史とは何か」という最も基本的なことだけでも、学校で教えるべきです。そうすれば、歴史が政治の力学から一旦解除された状態で、子どもたちはもっと自由に「歴史」を学ぶことができるはずです。




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by terakoyanet | 2016-01-28 01:58 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)