寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2017年 05月 22日

アッシジ巡礼

暑い日差しの中、アッシジ駅からとぼとぼと15分ほど歩き、丘陵上に広がるアッシジの街並みが見え始めたときには、自分でも思いがけないほど心の奥底が揺さぶられるのを感じました。
もともと私はアッシジに強い思い入れがあったわけではなく、そこに行こうと思ったのは、前月に帰省した際に父が行ったほうがいいよと言ったからというそれだけの理由でした。だから、この町が私を待ってくれていたような、まるでこの町を訪れることが、私の人生の中で必然として以前から決まっていたかのようなそんな感覚が自分に訪れたことはとても不思議でした。
喧騒のローマ市内から移動してきたことも関係しているのでしょう。空と緑がとても美しくて、丘陵の町は太陽を浴びて眩いほど輝いて見えました。
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50分ほど歩いたでしょうか。ようやくアッシジの町に着きました。地図で見ると駅から3~4kmほどの距離だったので楽勝かなと思ったのですが、日差しと坂道のせいで案外疲れました。(駅からは公共バスもあります。)
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とうとう憧れの町に着いた。すっかりそんな気持ちになっていましたので、いま私がこの場所にいるということ自体にいまいち現実感がなく、意識がやや朦朧としていました。

こんなときは食べたり人と話したりすることで現実感を取り戻すことができます。ということで、通りかかったレストランへ。
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観光地のレストランですから存外な出費になりましたが、とにかく凄まじく美味しいパスタ。
イタリアで食べるパスタは太陽の味がします。日本のパスタよりずっとアレンジが少なくて、素材の味だけなのに、なんでこれほどに美味しいんだろうと毎回ふるえるような感動があります。

店の女性スタッフに「地震は大丈夫でしたか」と尋ねると、アッシジは揺れはしたものの被害はほとんどなかったとのこと。(※イタリア中部では2016年8月以降、複数回大きな地震が起きています。) アッシジも1997年の地震では聖フランチェスコ聖堂を始め、町の多くの建物やフレスコ画などの文化財が大きな被害を受けました。(現在では見事に修復されています。)

レストランで現実感を取り戻した私は、聖フランチェスコ聖堂に向かいました。
青空に白壁が映えて美しいです。
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聖フランチェスコ聖堂内部では、その空間に身を浸すことに専念したため写真を撮りませんでした。
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ジョットとその弟子たちが描いた聖フランチェスコの生涯を描いた28枚のフレスコ画は本当に素晴らしかったです。特に有名な「小鳥への説教」には心に染み入るような美しさがありました。(この画像のみWikipediaより) 私が聖フランチェスコという人物に特別な魅力を感じるのは、彼のエピソードのひとつひとつがどうしようもなく人間くさいところです。そうやって人間味があるからこそ、それが反転したときに私たちは彼の行いにはっとさせられ、その存在を特別なものと感じます。

アッシジでは、他にも、丘陵の一番高いところにある城郭(Rocca Maggiore)まで登ったり、小さな聖堂を訪れたりしました。小さな聖堂で一人跪いていると、不思議と小さい頃のいろいろな感情が蘇ってきました。

カトリックには「告白」という制度があって、自分が犯した「罪」を神父の前で詳らかにしなければなりません。(一般には「懺悔」と呼ばれているものです。) 告白という制度によって、人は自らの「罪」を常に問い続けなければならなくなります。四六時中、これは罪だろうか、また罪を犯してしまった、そういうことを考えながら、いつでも頭の隅に罪悪感を抱えたまま生活をすることになります。しかも、どれだけ「告白」をしたところで、自分の罪はなくなることがありません。告白を終えたとたんに罪が蘇生します。罪は行為だけでなく内面にも存在するものなので、心が罪を犯すことは避けがたく、いつでも罪悪感が心を絞めつけます。

質素な聖堂の中でそうやって小さい頃の罪の感情を思い出していたときに、ああ、これは幼い自分にとって、案外苦しいことだったのだな、と不意に気づかされました。そうやって、苦しいことだったと気づかされ、そして、苦しいと思っても良かったのだと気づかされたとき、長い間、心を絞めつけていた軛のようなものが解除されるのを感じました。

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アッシジを訪問する人は、聖フランチェスコ聖堂だけでなく、アップダウンの激しい町をてくてくと歩いてみてください。きっといろいろな発見がある良い時間になります。
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by terakoyanet | 2017-05-22 08:35 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 06日

宗像周辺の神社群 その1

今朝は、宗像・沖ノ島の世界遺産登録(しかし沖ノ島以外の構成遺産は登録を認められず)勧告についてのニュースが届いていますね。
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写真の中央にうっすら沖ノ島の島影が。(肉眼ではもっとはっきり見えました。)
九州島内から沖ノ島を眺望できるベストスポットのひとつ、福津市の大峰山展望台より。
2017年1月



昨日、私は妻の帰省で宗像に行きました。福岡市内に住んでいる人たちって、宗像に遊びに行く人はとても少なくて、宗像大社と宮地嶽神社だけは行ったことがある人というのが圧倒的多数なのですが、宗像周辺には、宗像大社関連の神社以外にも、もうびっくりして開いた口が塞がらなくなるほど、素晴らしい神社がたくさんあり、私はチャンスがある度に、一つずつそれらの神社を訪れています。

昨日は、宗像市の隣、岡垣町にある高倉神社を訪れたのですが、いい空気が流れる素晴らしい場所でした。
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1月に訪れた宗像市内の八所宮は、地名「赤間」(元は赤馬) の由来と言われる場所。
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そして、宗像市の漁港がある鐘崎に位置する織幡神社は古代から宗像大社と並ぶこの地の名神大社として栄えました。現在では海女発祥の地としても知られています。こちらは昨年の夏に訪れました。

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この神社が位置する小山を佐屋形山と言い、階段を登った先に現在の本殿があります。
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美しい海も見えます。せっかく鐘崎に来たのですから、抜群においしい海鮮料理を食べて帰りたいところです。

宗像周辺の神社については今後も少しずつご紹介しようと思います。



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by terakoyanet | 2017-05-06 12:16 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 28日

朝のバグタプル

カトマンドゥから車で30分ほどの場所にある古都バクタプル(Bhaktapur)。
映画『リトル・ブッダ』の舞台としても知られる、ネパールで最も美しい古都と言われることもあるこの場所は、2015年の大地震で大きな被害を被りました。

私は今年の4月の初めに行きましたが、現在も跡形もなく消えてしまった建物があったり、復旧工事中の建物が多数あるものの、古都独特の美しい雰囲気は健在で、バクタプルの町はこれからも世界中の人たちを魅了し続けるだろうと思いました。

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バクタプルの朝。朝早いわりにたくさんの人たちで賑わっています。
それでもカトマンドゥの喧騒に比べたら、ずっとのんびりした雰囲気です。車に怯える必要もありません。

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トウマディ広場(Taumadhi Square)のニャタポラ寺院。カトマンドゥ盆地で最も高層のこの寺院は、1700年頃の建造とバクタプルの主な建築物の中では比較的新しい方なので地震の被害は軽微で済んだようです。
この建物が残ったことは地震のあとにバクタプルの人たちの希望になったと、茶店のスタッフから話を聞きました。

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建物に立て掛けられているように見える長い棒は、建物の倒壊を防ぐために据えられたもの。

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ゴールデンゲートと宮殿。宮殿は木彫りの窓が美しい。

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ファシデガ寺院周辺は損傷が大きく、復旧工事が行われていました。

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バクタプルは歩いて回るのにちょうどいい町の大きさで、主な見どころが集中するトウマディー広場からタチュパル広場までは歩いて10分程度。
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タチュパル広場に面したカフェで、朝食を食べました。
私はネパールでダルバートかカレーばかりを食べてすっかり体調が良くなっていたので、ここでもチキンカレーを注文。やっぱりネパールの人たちのスパイスの使い方はすばらしい。
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今回の地震で建物はたくさん倒れたけれど、でも、ネパールは昔から地震が多いから、建物は今までも何度も倒れてきたんです。でも、今回の地震でも木彫りの部分はほとんど損傷を受けていません。いままでも、建物は新しいけど木彫りの部分だけは古いという建物があちこちにあったんです。だから、私はあまり悲観していません。カフェのスタッフはそう話してくれました。(写真は木彫美術館)
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ネワール彫刻の傑作と言われる孔雀の窓 

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by terakoyanet | 2017-04-28 12:03 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 20日

ディック・ブルーナの町、ユトレヒト

アムステルダムに着いた夜。
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妻はまだ時差ボケで辛そうだし、また明日の夕方にはドイツ方面に移動になるし、明日の午前は近場に出かけよう。そう思ったときにふと浮かんだのがユトレヒトでした。
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ユトレヒトはアムスから約30キロ南下した場所にあります。列車で30分弱で到着。雨上がりの涼やかな空気。ユトレヒトと言えば、ディック・ブルーナの町。
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ディック・ブルーナ ハウスはきっと小さなお子さんと行ったら特に楽しい場所。
小さい子たちがナインチェ、ナインチェ(ミッフィーのこと)と言いながら走り回っています。

それにしても、ミッフィーというキャラクターはあまりに隠喩的で、そのデザインはあまりに簡潔に完璧で。

うさ子さんについて、閉ざされたように見えるその口について、
キャラメルを万引きしてしまうような弱い心を持ったうさ子さんについて、
一見、幾何学的な曲線ながら、よく見ると点画のように浮かび上がってくるその輪郭について、
考え出したらきりがありません。

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ユトレヒトは静かな町ですが、オランダを代表する鐘楼であるドムトールン付近は活気があります。(ハウステンボスのドムトールンのモデルです。)
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またそのうち続きを書きます。


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by terakoyanet | 2017-02-20 06:54 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 24日

ヴァチカン・サンピエトロ大聖堂

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ローマではヴァチカンの近くに滞在しました。肌寒い早朝に石畳の道をとぼとぼと歩いて、サンピエトロ寺院の目の前まで来たとき、何とも言えない温かい感動が体中を巡りました。そこは、小さい頃から憧れた場所でした。
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数日後にマザーテレサの列聖式を控えたヴァチカンは、とても活気がありました。
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大聖堂の内部、クーポラ、博物館。どれも本当に圧巻でした。
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今日は写真だけですが、少しずつお話しする機会があればと思っています。


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by terakoyanet | 2017-01-24 14:39 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 16日

ローマ、モザイクを巡る旅 その2

ローマ、モザイクを巡る旅 その1 はこちらです。

ローマで夜の散策が楽しい町といえばトラステヴェレ。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂(Santa Maria in Trastevere)には日没直後の明るさが残る時間に到着しました。
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こちらの聖堂は、着いた瞬間に思わず声を上げたくなる美しいモザイクが。
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正面ファザードの三角破風の下に『玉座の聖母子』とよばれる13世紀のモザイク。
今日も安寧な1日を終えたローマの人たちを穏やかに見守っているようで、心がほぐされるような気持ちになります。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂は内部のモザイクもすばらしい。
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めくるめく美しさの後陣のモザイク『キリストと聖母』『聖母マリアの生涯』。


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礼拝堂の前を流れるテヴェレ川。紀元前38年に、この場所から突然「燃える水」(油)が吹き出し、テヴェレ川まで流れたことを、救い主出現の前触れだとして喜んだ人々が、ここに礼拝堂を建てた。そのような故事が残るこの地は、人々の喧騒と、礼拝堂の内的世界のコントラストが、古くからの生き生きとした風情を鮮やかに伝える、特別に美しい土地でした。


ローマのモザイクの話、また続きます。




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by terakoyanet | 2017-01-16 14:28 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 05日

ローマ、モザイクを巡る旅 その1

見どころの多い町ではテーマを決めてそれに基づいて巡るというのが、旅を楽しむコツのひとつだと感じています。ローマではさまざまなバジリカ、聖堂を巡り、モザイク美術を堪能しました。ほぼすべてのスポットが徒歩と地下鉄で廻ることができてありがたいと思いました。

◇サンタ・コスタンツァ霊廟(Mausoleo di Santa Constanza)4世紀
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◇サン・アグネス教会(Basillica di Sant'Agnese) 7世紀
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◇サンタ・プデンツィアーナ教会(Santa Pudenziana al Viminale) 4世紀
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◇サンタ・プラッセーデ教会(Santa Prassede all'Esquilino) 9世紀
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◇サン・ゼノーネ礼拝堂(Sacello di San Zenone) *サンタ・プラッセーデ教会内 9世紀
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その2に続く



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by terakoyanet | 2016-10-05 17:57 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 11日

バリ島西部のランブット・シィウィ寺院

バリ島西部のランブット・シィウィ寺院は、他の観光スポットからかなり離れた場所にある(タナロット寺院をさらに2時間以上西に進む)ため、ほとんどのツアーコースからは外れてしまいます。私もギリマヌッ(バリ島からジャワ島に渡るフェリーが出るバリ島最西端の町)に行く予定がなかったら、きっと行くことはなかったであろう場所です。しかし実に素晴らしいところでした。スミニャックやウブドから2・3時間かけても来る価値があるかもしれません。

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かわいいでしょう。ポーズをばっちり決める女の子と、ぶっきらぼうな表情で立つお兄ちゃんと弟。
この子たちは寺の前にいた地元の子たち。この日は昼過ぎから寺で地域のお祭りがあるらしく、祭りの踊りに参加するために来たようです。


この子もいました。
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寺に入るとすぐ管理所のような小さな建物があり、そこに寺のガイドの方がいました。
とても人あたりが穏やかな男性。「彼にこの布を巻いてください」言われ、腰に布を巻いたところで案内が始まりました。

ここに来る外国人はそれほど多くありません。今日はあなたたちが最初のツアリストですよ。
ちょうど時を同じくして寺を訪問したカナダのケベック出身のご夫婦といっしょに寺を周ることに。

ランブット・シィウィというのは頭髪への礼拝という意味です。
16世紀に、かぼちゃに乗ってバリに渡来したジャワの高僧ニラルタにちなんだ寺院です。いまだにこの寺院にはニラルタの頭髪が1本だけ大切に保管されているのです。ニラルタはこの地で瞑想しながらそのまま天に昇ったと伝えられています。ニラルタはバリ・ヒンドゥーで最も尊敬を集める僧のひとりです。

なぜ頭髪なのですか。
なぜでしょうね。ニラルタが村民に頭髪を預けていたのです。それを村民がニラルタの化身として奉ったことからこの寺が始まりました。

そしてこの絶壁の下にある洞窟には龍が奉られています。海の守り神ですよ。



寺が建つ絶壁の上から見るインド洋は深い藍色でした。
この絶壁の下の海底は深く沈みこんでいます。その海底に龍は住んでいて、ときおり洞窟にやってきて人の世を鋭く見遣る。目の前の海は、そんなことを考えさせる深みを帯びた色をしていました。晴れた日に行くことをお勧めします。


寺の周りは広大なライスフィールドが広がっていました。
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by terakoyanet | 2016-01-11 12:13 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 01月 07日

1月5日 中3入試直前スペシャル特訓

1月5日に中3対象の入試直前スペシャル特訓が行われました。
この日は冬期講習を受講している中3生全員が集まる新年最初の日。
遅刻者0で全員が時間通りに集合。幸先がいいなと感じました。

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この冬休みは最新の入試傾向を踏まえた入試問題演習を繰り返しました。
○○ができるようになった、○○(過去問)で7割取れた
手ごたえを感じている子たちの会話を聞いていると頼もしくなります。
今日以降行われる福岡県一斉模試や福岡県模試等でいい成果が出ることを期待しています。


授業の合間に近所の鳥飼八幡宮に新年のお願いに行きました。
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鳥飼八幡宮には塾生のお知り合いの方たちが何人もいらっしゃり、地元の温かさを感じました。

一人ひとりが入試が目前に迫っていること、いまが頑張りところであることを自分の心で確かめる時間になったのではないかと思います。良い時間でした。

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1月中に発売開始予定の「とうじんポストカード 3rd 」に登場する鳥飼八幡宮の絵柄です。
場所のあたたかさが伝わる絵で気に入っています。




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by terakoyanet | 2016-01-07 11:25 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)
2015年 12月 15日

雨のケルン大聖堂

ケルン大聖堂。世界にその名を轟かす、その巨大な聖堂に、私は行く前からあまりポジティブな印象を持っていなかった。

理由は、1つめに、大学院時代、私が敬愛する或る教授(その教授は妻がドイツ人で家が日本とドイツにある)が「ケルン大聖堂はつまらないよ」と言っていたこと。

2つめに、これほど著名な世界遺産の聖堂が、2003年に景観問題のために危機遺産に指定されたこと。(この指定は2006年に解除されたが。)

3つめに、私自身、日本や東欧の小さな教会(例えばクロアチアのエウフラシウス聖堂)に魅了されていて、大きな教会にさほど興味を持てなくなっていたこと。

というわけで、それほどポジティブな印象を持っていなかった聖堂にそれでも行くことになったのは、ケルンという場所のせいだ。ケルンはドイツのノルトライン(ルール地方)の交通の要所で、このあたりに滞在すれば、ほとんどどこに行くにしてもケルンを通らざるをえないと言えるほど。IC(高速列車)でぼんやりしているときに突如目に飛び込んでくる大聖堂の威容は鮮烈で、それを見たとたん、やはり一度は行っておかないとなと心変わりしたことをはっきり覚えている。

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一度はと思い立って3年、再びドイツに。クロアチアのプーラ空港から、今年5月の衝撃的な事故で評判を落としたジャーマンウィングスに乗って、ケルン・ボン空港へ降り立ち、そのままケルン市街に。

ドイツの空は本当に陰鬱なことが多い。この日も、あっというまに青空が消え、すっかり曇ってしまった。そしてとうとうぽつぽつと雨が。まだ9月だというのに雨がすごく冷たい。否応なしに本来抱いていた大聖堂に対するあのネガティブな気持ちを思い出す。この鬱々とした空の下だからこそ、哲学と音楽があれほど深化したのだな、そんなことも考えながら。

ケルン大聖堂へ。やはりでかい。
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近くまで来ると、もはやカメラで捉えられる大きさではなく、塔のてっぺんを見るためには大きく上体を仰け反らせなければならない。
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聖堂の中へ。こんなに大きな容積の空間に立ち会ったことがこれまでにあっただろうか。
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内部ではステンドグラスが輝いている。古くは13世紀のものから、20世紀のものまで、さまざまな年代のステンドグラスで彩られている。
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こちらは有名な現代画家ゲルハルト・リヒターによるステンドグラス。幾何学的なパターンが並ぶこのデザインは、ケルンの聖職者たちの間で大論争を巻き起こしたそう。
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壮大すぎて、目移りして大変でしたが、とにかくその規模、装飾の細やかさ、ステンドグラスの美しさと多彩さは、言葉を失ってしまうほどで、一見の価値があります。



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by terakoyanet | 2015-12-15 11:45 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)