寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2017年 09月 20日

美しきプエブラ

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昨日、メキシコで再び大きな地震がありました。震源地はプエブラ市(Puebla)近郊。
メキシコシティでも大きな被害が出ているようです。

9月7日の地震の際には私が直前の6日時点でメキシコのオアハカ州にいることをSNS等でお知らせしていたために、多くの方からご心配のメールやお電話をいただきました。(私は6日の午前にメキシコから出国していました。) その際はありがとうございました。

被災地の1日も早い復旧を心から願っています。
美しい街プエブラ。きっとまた訪れたいという気持ちで、プエブラのことをご紹介したいと思います。

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プエブラ大聖堂



メキシコは建物の壁画が楽しいんです。プエブラは煉瓦とタイルの街。
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土曜のマーケットで見つけたレタブロ(ブリキ絵/メキシコの奉納画)



プエブラは、メキシコ有数の美食の街としても知られています。メキシコのランチの時間は14時くらいから。その時間に合わせて、美味しいレストランがひしめくプエブラの街の中でも、地元の人たちに特に長く愛されている"Fonda de Santa Clara"に行きました。
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これ、なんだかわかりますか? こちらはプエブラ名物のモーレ・ポブラーノ(Mole Poblano)。
柔らかい鶏肉の上に、チョコレートとスパイスがブレンドされたソースがたっぷりかけてあって、それをチリペッパーが効いたピラフに絡めて食べる、云わばチョコレートカレー。これが絶品なんです!
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プエブラは、陶器の町としても知られていて、店内の壁にもたくさんタラベラ焼のお皿がかかっていました。
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そして、プエブラにも、目が眩むようなメキシコバロックの美しさを知ることができる聖堂があります。
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サント・ドミンゴ教会

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聖堂に入り、奥に足を進めていきます。
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そして、レタブロまでたどり着いたとき、その左手に現れるのが、ロサリオ礼拝堂です。
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採光窓の効果もあり、まさに天使が下りてくる場所という神々しさに包まれていました。


偶像を禁止したイスラム教が作ったアラベスクに、キリスト教の天使の顔と、古代宗教の生命の象徴であるトウモロコシが合体したところにメキシコが凝縮されている。

『極彩色メキシコ巡礼』を著した小野一郎さんは、本の中でこの礼拝堂について、そう評しています。
メキシコの聖堂の面白さは、ただでさえカトリックとイスラームの文化が融合しているスペインの建築が、メキシコに入ってきて現地の人たちの生活感情と結びついて、さらに独自の発展を遂げたところにあります。


プエブラから30㎞余り北に進んだところにある、トラスカラ(Tlaxcala)市のすぐ東隣に位置する丘の上にある町オコトラン(Ocotlán)の聖母マリア聖堂、ここにもすさまじいメキシコバロックが存在します。

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聖堂を真っ直ぐ進んで、レタブロの右下部分に隠し扉のような入り口があり、そこに入ってさらに左手に進むと現れるのが、この聖堂の礼拝堂カマリンです。

私はそのとき聖堂内にいた神父が倒したマイクを立て直してたまたま好印象を与えた⁉こともあり、たまたま入って見せてもらえましたが、いつもこの礼拝堂に入れるのかどうかはよくわかりません。
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それにしても、この礼拝堂は、眩すぎて視点が定まりません。
隙間なく埋め尽くされた装飾と聖人たち一つひとつを見てもそれぞれにすごいのですが、それが一斉に視界に入るときに、何というか、人間の魂の蠢きをそのまま目の前に開け広げられたような、空間を乱射するエネルギーに圧倒されてしまい、身動きが取れなくなるような瞬間がありました。とんでもない場所です。
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メキシコのあの深い祈りの場所を思い出しながら、これ以上多くの人々が苦しまずにすみますようにと祈っています。




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by terakoyanet | 2017-09-20 12:29 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 09月 12日

メキシコのゴシック聖堂①トラコルーラにある聖母の被昇天教会

若いころより旅が楽しくなった。そう感じるのは、旅の焦点が絞られてくるからではないでしょうか。
自分の興味の対象を心の深いところで理解して、それを羅針盤にして動いてみる。そうやって新しいものに出会うという楽しみ方は、年を重ねた人のほうがきっとうまくいくのでしょう。

私の今回の旅は、工藝風向さんでメキシコのブリキ絵に出合い、小野一郎氏(尾形一郎氏)の「極彩色メキシコ巡礼」(晶文社)を読む機会に恵まれなかったら、実現していたかどうかは疑わしいものです。そうやって、自分が出合った人やものに導かれ、自分がカトリックの家に育ったという過去の境遇と、現在の出合いの経験とが撹乱し、それによって生じた熱量に導かれた形で実現したのが、今回のメキシコ訪問でした。


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聖母の被昇天教会にある聖クリスト礼拝堂



予備知識を携えて出かけたはずなのに、メキシコのゴシック聖堂に圧倒され、魅了される旅になりました。
メキシコの聖堂は「祈り」の空間そのもので、その祈りの深さに、度々心を揺さぶられることになりました。

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受難のモチーフが多用された聖像たちはグロテスクですらあります。
しかし、その聖像たちを見たときに、私はこの祈りの強度をいつか確かに感じたことがある、そう気づかされました。どうしようもなく深い親近性が心の奥底からふつふつと湧き出てきたことを忘れることができません。

カトリックの数ある教えの中で、メキシコのこの地の人たちの心を捉えたのは、やはりキリストの受難です。
命を賭して人間に救いをもたらしたイエスの苦難は、苦しめば苦しむほど霊的な存在になることができるというメッセージを人々に与えました。切り落とされた自分の首を持つ聖人像は、自己犠牲の最たる姿を表すものでしょう。

カトリックは、北アメリカの古代信仰を否定する形で受容されたのではなく、古代信仰の分厚い地層の上に積みあげられる形で、この地で受け入れられました。カトリックの教会堂はしばしば古代遺跡の基礎の石盤の上に建てられているし、それらの遺跡の石がそのまま教会堂の建築に利用されています。

聖堂の血なまぐさい聖像たちは、アステカ時代の自己犠牲や生贄のデモンストレーションの残滓であり、同時に、カトリックと植民地支配を受容したこの地の人々の苦難をイエスの受難に託した姿そのものです。それはあまりに苛烈な表現であり、本来、祈りというものがいかに凄絶なものであるかということを、いま一度思い知らされるものです。
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しかし、この聖堂から祈りの苛烈さだけを抽出して読み取るのは、人々の暮らしを見る目をむしろ誤らせてしまうことになるでしょう。メキシコのブリキ絵を見ていると、ささやかな日々の暮らしの中に祈りがあること、神への信仰と周囲への愛情が穏やか結びついていることを感じさせ、温かい気持ちになります。
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今回ご紹介した聖堂があるトルコルーラは、オアハカ市から車で50分ほど東に進んだところにある町で、日曜日には大きなマーケットが開かれることでも知られています。
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メキシコのゴシック聖堂の記事、旅の記憶が消えていかないうちに、改めて書きたいと思います。



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by terakoyanet | 2017-09-12 10:53 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 06月 14日

ローマのサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂

ローマの三大バジリカ、サン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂。国東出身のペトロカスイ岐部は、3年もの年月をかけてローマに辿り着き、この荘厳な聖堂で司祭に叙階された。
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その後、彼が凄絶な殉教を遂げるまでの話は遠藤周作が幾度か描いた通りである。すでに「転んで」いたフェレイラ(沢野忠庵)に棄教を迫られても揺るがず、穴吊りになっても他の信徒を励まし続けたために、とうとう穴から出されてしまうなど、殉教者たちの中でも特に強靭な精神の持ち主だったことが知られる。
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「沈黙」から13年も経過した後に「銃と十字架」でペトロ岐部の生涯を描いた遠藤の内面について考える。「沈黙」に比べるとドラマ性に欠ける「銃と十字架」。でも一方でペトロ岐部の苦しみの生涯に、ただひたすらに寄り添おうとする筆致には迫力がある。
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ローマでの体験が、ペトロ岐部の強靭な生の支えになったことは疑う余地がない。彼の心の中の神は決して沈黙しておらず、最期の瞬間まで生き続けた。きっと彼は神を見たし、神を知っていたのではないかと思う。
そのことは私にとって、驚異であり、大いなる謎である。遠藤もこの謎を自らの掌に手繰り寄せたかったのではないか。そんなことを想像する。
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ローマのバジリカの中に座っていると次々に私と対話しようと近づいてくる人たちが現れては消えていった。そして、ペトロ岐部もそのうちの一人だった。

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by terakoyanet | 2017-06-14 09:28 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 22日

アッシジ巡礼

暑い日差しの中、アッシジ駅からとぼとぼと15分ほど歩き、丘陵上に広がるアッシジの街並みが見え始めたときには、自分でも思いがけないほど心の奥底が揺さぶられるのを感じました。
もともと私はアッシジに強い思い入れがあったわけではなく、そこに行こうと思ったのは、前月に帰省した際に父が行ったほうがいいよと言ったからというそれだけの理由でした。だから、この町が私を待ってくれていたような、まるでこの町を訪れることが、私の人生の中で必然として以前から決まっていたかのようなそんな感覚が自分に訪れたことはとても不思議でした。
喧騒のローマ市内から移動してきたことも関係しているのでしょう。空と緑がとても美しくて、丘陵の町は太陽を浴びて眩いほど輝いて見えました。
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50分ほど歩いたでしょうか。ようやくアッシジの町に着きました。地図で見ると駅から3~4kmほどの距離だったので楽勝かなと思ったのですが、日差しと坂道のせいで案外疲れました。(駅からは公共バスもあります。)
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とうとう憧れの町に着いた。すっかりそんな気持ちになっていましたので、いま私がこの場所にいるということ自体にいまいち現実感がなく、意識がやや朦朧としていました。

こんなときは食べたり人と話したりすることで現実感を取り戻すことができます。ということで、通りかかったレストランへ。
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観光地のレストランですから存外な出費になりましたが、とにかく凄まじく美味しいパスタ。
イタリアで食べるパスタは太陽の味がします。日本のパスタよりずっとアレンジが少なくて、素材の味だけなのに、なんでこれほどに美味しいんだろうと毎回ふるえるような感動があります。

店の女性スタッフに「地震は大丈夫でしたか」と尋ねると、アッシジは揺れはしたものの被害はほとんどなかったとのこと。(※イタリア中部では2016年8月以降、複数回大きな地震が起きています。) アッシジも1997年の地震では聖フランチェスコ聖堂を始め、町の多くの建物やフレスコ画などの文化財が大きな被害を受けました。(現在では見事に修復されています。)

レストランで現実感を取り戻した私は、聖フランチェスコ聖堂に向かいました。
青空に白壁が映えて美しいです。
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聖フランチェスコ聖堂内部では、その空間に身を浸すことに専念したため写真を撮りませんでした。
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ジョットとその弟子たちが描いた聖フランチェスコの生涯を描いた28枚のフレスコ画は本当に素晴らしかったです。特に有名な「小鳥への説教」には心に染み入るような美しさがありました。(この画像のみWikipediaより) 私が聖フランチェスコという人物に特別な魅力を感じるのは、彼のエピソードのひとつひとつがどうしようもなく人間くさいところです。そうやって人間味があるからこそ、それが反転したときに私たちは彼の行いにはっとさせられ、その存在を特別なものと感じます。

アッシジでは、他にも、丘陵の一番高いところにある城郭(Rocca Maggiore)まで登ったり、小さな聖堂を訪れたりしました。小さな聖堂で一人跪いていると、不思議と小さい頃のいろいろな感情が蘇ってきました。

カトリックには「告白」という制度があって、自分が犯した「罪」を神父の前で詳らかにしなければなりません。(一般には「懺悔」と呼ばれているものです。) 告白という制度によって、人は自らの「罪」を常に問い続けなければならなくなります。四六時中、これは罪だろうか、また罪を犯してしまった、そういうことを考えながら、いつでも頭の隅に罪悪感を抱えたまま生活をすることになります。しかも、どれだけ「告白」をしたところで、自分の罪はなくなることがありません。告白を終えたとたんに罪が蘇生します。罪は行為だけでなく内面にも存在するものなので、心が罪を犯すことは避けがたく、いつでも罪悪感が心を絞めつけます。

質素な聖堂の中でそうやって小さい頃の罪の感情を思い出していたときに、ああ、これは幼い自分にとって、案外苦しいことだったのだな、と不意に気づかされました。そうやって、苦しいことだったと気づかされ、そして、苦しいと思っても良かったのだと気づかされたとき、長い間、心を絞めつけていた軛のようなものが解除されるのを感じました。

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アッシジを訪問する人は、聖フランチェスコ聖堂だけでなく、アップダウンの激しい町をてくてくと歩いてみてください。きっといろいろな発見がある良い時間になります。
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by terakoyanet | 2017-05-22 08:35 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 05月 06日

宗像周辺の神社群 その1

今朝は、宗像・沖ノ島の世界遺産登録(しかし沖ノ島以外の構成遺産は登録を認められず)勧告についてのニュースが届いていますね。
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写真の中央にうっすら沖ノ島の島影が。(肉眼ではもっとはっきり見えました。)
九州島内から沖ノ島を眺望できるベストスポットのひとつ、福津市の大峰山展望台より。
2017年1月



昨日、私は妻の帰省で宗像に行きました。福岡市内に住んでいる人たちって、宗像に遊びに行く人はとても少なくて、宗像大社と宮地嶽神社だけは行ったことがある人というのが圧倒的多数なのですが、宗像周辺には、宗像大社関連の神社以外にも、もうびっくりして開いた口が塞がらなくなるほど、素晴らしい神社がたくさんあり、私はチャンスがある度に、一つずつそれらの神社を訪れています。

昨日は、宗像市の隣、岡垣町にある高倉神社を訪れたのですが、いい空気が流れる素晴らしい場所でした。
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1月に訪れた宗像市内の八所宮は、地名「赤間」(元は赤馬) の由来と言われる場所。
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そして、宗像市の漁港がある鐘崎に位置する織幡神社は古代から宗像大社と並ぶこの地の名神大社として栄えました。現在では海女発祥の地としても知られています。こちらは昨年の夏に訪れました。

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この神社が位置する小山を佐屋形山と言い、階段を登った先に現在の本殿があります。
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美しい海も見えます。せっかく鐘崎に来たのですから、抜群においしい海鮮料理を食べて帰りたいところです。

宗像周辺の神社については今後も少しずつご紹介しようと思います。



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by terakoyanet | 2017-05-06 12:16 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 04月 28日

朝のバグタプル

カトマンドゥから車で30分ほどの場所にある古都バクタプル(Bhaktapur)。
映画『リトル・ブッダ』の舞台としても知られる、ネパールで最も美しい古都と言われることもあるこの場所は、2015年の大地震で大きな被害を被りました。

私は今年の4月の初めに行きましたが、現在も跡形もなく消えてしまった建物があったり、復旧工事中の建物が多数あるものの、古都独特の美しい雰囲気は健在で、バクタプルの町はこれからも世界中の人たちを魅了し続けるだろうと思いました。

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バクタプルの朝。朝早いわりにたくさんの人たちで賑わっています。
それでもカトマンドゥの喧騒に比べたら、ずっとのんびりした雰囲気です。車に怯える必要もありません。

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トウマディ広場(Taumadhi Square)のニャタポラ寺院。カトマンドゥ盆地で最も高層のこの寺院は、1700年頃の建造とバクタプルの主な建築物の中では比較的新しい方なので地震の被害は軽微で済んだようです。
この建物が残ったことは地震のあとにバクタプルの人たちの希望になったと、茶店のスタッフから話を聞きました。

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建物に立て掛けられているように見える長い棒は、建物の倒壊を防ぐために据えられたもの。

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ゴールデンゲートと宮殿。宮殿は木彫りの窓が美しい。

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ファシデガ寺院周辺は損傷が大きく、復旧工事が行われていました。

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バクタプルは歩いて回るのにちょうどいい町の大きさで、主な見どころが集中するトウマディー広場からタチュパル広場までは歩いて10分程度。
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タチュパル広場に面したカフェで、朝食を食べました。
私はネパールでダルバートかカレーばかりを食べてすっかり体調が良くなっていたので、ここでもチキンカレーを注文。やっぱりネパールの人たちのスパイスの使い方はすばらしい。
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今回の地震で建物はたくさん倒れたけれど、でも、ネパールは昔から地震が多いから、建物は今までも何度も倒れてきたんです。でも、今回の地震でも木彫りの部分はほとんど損傷を受けていません。いままでも、建物は新しいけど木彫りの部分だけは古いという建物があちこちにあったんです。だから、私はあまり悲観していません。カフェのスタッフはそう話してくれました。(写真は木彫美術館)
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ネワール彫刻の傑作と言われる孔雀の窓 

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by terakoyanet | 2017-04-28 12:03 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 02月 20日

ディック・ブルーナの町、ユトレヒト

アムステルダムに着いた夜。
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妻はまだ時差ボケで辛そうだし、また明日の夕方にはドイツ方面に移動になるし、明日の午前は近場に出かけよう。そう思ったときにふと浮かんだのがユトレヒトでした。
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ユトレヒトはアムスから約30キロ南下した場所にあります。列車で30分弱で到着。雨上がりの涼やかな空気。ユトレヒトと言えば、ディック・ブルーナの町。
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ディック・ブルーナ ハウスはきっと小さなお子さんと行ったら特に楽しい場所。
小さい子たちがナインチェ、ナインチェ(ミッフィーのこと)と言いながら走り回っています。

それにしても、ミッフィーというキャラクターはあまりに隠喩的で、そのデザインはあまりに簡潔に完璧で。

うさ子さんについて、閉ざされたように見えるその口について、
キャラメルを万引きしてしまうような弱い心を持ったうさ子さんについて、
一見、幾何学的な曲線ながら、よく見ると点画のように浮かび上がってくるその輪郭について、
考え出したらきりがありません。

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ユトレヒトは静かな町ですが、オランダを代表する鐘楼であるドムトールン付近は活気があります。(ハウステンボスのドムトールンのモデルです。)
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またそのうち続きを書きます。


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by terakoyanet | 2017-02-20 06:54 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 24日

ヴァチカン・サンピエトロ大聖堂

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ローマではヴァチカンの近くに滞在しました。肌寒い早朝に石畳の道をとぼとぼと歩いて、サンピエトロ寺院の目の前まで来たとき、何とも言えない温かい感動が体中を巡りました。そこは、小さい頃から憧れた場所でした。
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数日後にマザーテレサの列聖式を控えたヴァチカンは、とても活気がありました。
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大聖堂の内部、クーポラ、博物館。どれも本当に圧巻でした。
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今日は写真だけですが、少しずつお話しする機会があればと思っています。


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by terakoyanet | 2017-01-24 14:39 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2017年 01月 16日

ローマ、モザイクを巡る旅 その2

ローマ、モザイクを巡る旅 その1 はこちらです。

ローマで夜の散策が楽しい町といえばトラステヴェレ。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂(Santa Maria in Trastevere)には日没直後の明るさが残る時間に到着しました。
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こちらの聖堂は、着いた瞬間に思わず声を上げたくなる美しいモザイクが。
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正面ファザードの三角破風の下に『玉座の聖母子』とよばれる13世紀のモザイク。
今日も安寧な1日を終えたローマの人たちを穏やかに見守っているようで、心がほぐされるような気持ちになります。

サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂は内部のモザイクもすばらしい。
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めくるめく美しさの後陣のモザイク『キリストと聖母』『聖母マリアの生涯』。


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礼拝堂の前を流れるテヴェレ川。紀元前38年に、この場所から突然「燃える水」(油)が吹き出し、テヴェレ川まで流れたことを、救い主出現の前触れだとして喜んだ人々が、ここに礼拝堂を建てた。そのような故事が残るこの地は、人々の喧騒と、礼拝堂の内的世界のコントラストが、古くからの生き生きとした風情を鮮やかに伝える、特別に美しい土地でした。


ローマのモザイクの話、また続きます。




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by terakoyanet | 2017-01-16 14:28 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
2016年 10月 05日

ローマ、モザイクを巡る旅 その1

見どころの多い町ではテーマを決めてそれに基づいて巡るというのが、旅を楽しむコツのひとつだと感じています。ローマではさまざまなバジリカ、聖堂を巡り、モザイク美術を堪能しました。ほぼすべてのスポットが徒歩と地下鉄で廻ることができてありがたいと思いました。

◇サンタ・コスタンツァ霊廟(Mausoleo di Santa Constanza)4世紀
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◇サン・アグネス教会(Basillica di Sant'Agnese) 7世紀
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◇サンタ・プデンツィアーナ教会(Santa Pudenziana al Viminale) 4世紀
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◇サンタ・プラッセーデ教会(Santa Prassede all'Esquilino) 9世紀
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◇サン・ゼノーネ礼拝堂(Sacello di San Zenone) *サンタ・プラッセーデ教会内 9世紀
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その2に続く



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by terakoyanet | 2016-10-05 17:57 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)