寺子屋ブログ by 唐人町寺子屋

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2018年 12月 13日

ナナロク社のこと

現在、とらきつねでは、12月16日の植本一子さんトーク開催を記念して、植本一子さんの書籍、及び、ナナロク社さんから刊行された書籍のフェアを開催しています。


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トークの第1部は植本さんとナナロク社代表、村井さんのトーク。


今日はナナロク社のことを少しお話しします。


ナナロク社 http://www.nanarokusha.com/ は2008年に村井光男さんと川口恵子さんによって立ち上げられた出版社。

「ナナロク」の名は、ふたりが1976年生まれであることなど、きっと76個くらいその由来はあるんじゃないかと思いますから、死ぬまでに全部聞いてみたいと思っているところです。


現代がもし、詩が力を持たない時代だとすれば、きっとそれはとても不幸なことです。

ナナロク社は、詩と、そこから紡ぎだされる現象を大切にしている出版社だと感じます。

谷川俊太郎さんの数々の詩集をはじめ、さまざまな、シンプルながらコンセプチュアルな作品が刊行されています。

そしてそれらの作品は、けっして時代の風になぎ倒されることのない、凛とした強さを持っています。


ナナロク社の本は、装丁が素晴らしい。

手にとって見ていただきたいのです。見てるだけではわかりませんよ。手に載せて、少しページをめくってみれば、きっとその美しさとやさしさが実感をともなって体に染み込んできます。

詩集というのはこうやって掌で感じながら楽しむものなのだということを、深く感じることができます。


ナナロク社の名を世に知らしめるきっかけになったベストセラーといえば、川島小鳥さんの『未来ちゃん』がありますが、「宅老所よりあい」がすぐそば(唐人町寺子屋&とらきつね と同じ校区内にある)の福岡の私たちにとっては、もしかしたら『へろへろ』(鹿子裕文さん)のほうがピンとくる方が多いかもしれません。



ナナロク社の数あるエピソードのなかで、私が好きな話を2つご紹介したいです。


1つめは、現在、ベストセラー爆走中の藤岡拓太郎さんのマンガ『夏がとまらない』にまつわるお話し。

※『夏がとまらない』を読んだことがない方は、下のリンク先の「18才」だけでも読めば、その面白さがせつなさがわかると思います。



https://www.takutaro.com/making-of-natsugatomaranai/

「夏がとまらない」日記は、藤岡さんが、この本を作るにあたり、ナナロク社から本を出したい!と思って村井さんにメールを送るところから始まります。そのあとの、藤岡さんのマンガを読んだ村井さんの返信メールが、編集者というのはこれほどか!と驚愕してしまう内容なのです。


抜粋しようと思いましたが、全部載せた方がわかりやすいし面白いので、そのまま載せます。(藤岡さん、村井さん すみません)



藤岡さん
こんばんは。
ナナロク社の村井です。


どたばたとしているうちに、メール、遅くなりました。


さて、先日お話をした、「夏がとまらない」についてですが、つぎのように考えています。


見たことがないのに、見たことがあるように感じる、
はじめてみるのに、思い出すようにとらえられるもの、
そして、おかしみが感じられるもの。


これが、私が『「夏がとまらない」といったもの』について、言えることです。


藤岡さんの作品は全般に、いわゆる「あるある」ではなく、
むしろ、そんなひとたちはいない「ないない」なのですが、
それを、「あるある」のように描いていることにも、
私は、面白いと思っているところです。


ただ、より、藤岡さんの独自性を強めることとして、
季節の風情や、懐かしさや、あるいは優しさといったようなものが、感じられる作品を読みたいと思います。


ここからは、書いていて難しくなるのですが、
なので読んで意味がとらえにくくても、
それは藤岡さんのせいではないので、気にせず読んでください。


とりあえず、書きます。


私は、笑いに逃げない笑いで、笑えるものが、読みたいです。
すでに、多くの芸人や喜劇作者によって、笑いの類型はたくさん出ております。
それにより、読者、受け手も、かなり、訓練されてしまっています。
良い面もあるのですが、あるていどの形で、笑いとして受容してしまうことが、あるかと思います。


なんとなくこうすると不条理の笑いになるな、とか、
ここは多少乱暴に終えても大丈夫だなとか、
藤岡さんの作品がそういった作品ということではないのですが、
笑いを作るうえで、笑いに逃げ込める要素は、いまはとても多いように思うのです。


そういったなかで、
藤岡さんの作品を読むと、
心のなかから、なにかが反応してくる、
なにかを思い出す、といった、
笑いということをつきぬけた何か(それは笑いなのですが)を、見てみたいと思っています。


そういった中、私として、
「夏がとまらない」は、よい作品でした。


まあ、つらつら書きました。
意を尽くせませんが、このまま送ります。


創作のご武運をお祈りしております!!!


村井光男



すでに『夏がとまらない』のファンであった私は、村井さんから藤岡さんに送られたこのメール文を読んで、ちょっと愕然としました。村井さんのこのメール自体が詩であり、そして「あるある」「ないない」の話のところなど、『夏がとまらない』という作品のよさを虚飾なく端的に表していることに驚いたのです。


ナナロク社という確かな目をもつ版元のフィルターを通ることが、作品にとって、読み手にとって、幸福なことなのだということを知ったエピソードです。



2つめは、ナナロク社の最新刊、『ことばの生まれる景色』の著者である荻窪の本屋Titleの辻山良雄さんが、つい先日綴った「よく読むタイプ」というタイトルの短いエッセイ。(このタイトルがまた良いな)
http://www.gentosha.jp/articles/-/11735


この本の担当であった編集者・川口恵子さんが「よく読む人」であったこと、良き「第一の読者」であったことが、この本を最終的に当人も見知らぬ着地点まで到達させてしまったことが書かれていて、とても興味深いです。

血の通った本というのは、こうやってできるのだ、そういう現場を見せてもらった気持ちになりました。



今回のイベントで、ナナロク社の村井さん、川口さんがお越しになるので、ナナロク社の「すさまじい」本(本屋Title 辻山さん)はこうやってできるのだ、ということを、あらかじめ皆さんに知ってもらいたく、やや長い文章をまとめました。



当日、第1部と第2部の合間に、短い時間ですが、村井さん、川口さんからナナロク社という出版社とその本についてのプレゼンが行われます。


楽しみにご参加ください。

下の写真は、誕生日に植本さんから大量のお菓子をもらった村井さんの写真。チャーミングです。



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# by terakoyanet | 2018-12-13 15:30 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 12日

保護者さまからのお便り

いま、タイトルを書いて
保護者さま、って呼び方あまり好きじゃない。別の言い方ないかな。
ご父兄は、もっと違うな。
と思いました。何かあれば教えてください。

保護者さまから、今年の夏以降にいただいたお便り(成績確認シートより)の一部をご紹介いたします。



今月も頑張ったなと思います。夏休みの個別から、少し自信がついたようです。2学期になり、頑張りが出てきたように感じます。この調子でやる気を持って欲しいです。(中2)


中2の半ばになり、塾内の友人間の切磋琢磨の効用をとても感じています。同じ男子のライバルが多いのがかえって刺激なっているようです。○○、がんばれ!(中2)


成績表を毎月頂くことが刺激になっている様です。
テストも、漢字の間違いを丁寧にチェックをして頂いて有難うございます。
今迄、学校では見逃されていたのか、気づいて頂けなかったのか良くスルーしていたので、読み取れる字を書く、漢字は何となくではなく正しく書くことについて、少し考える機会になっているのでは・・・と感じています。(小6)


少しずつ上がってきていますので、この調子で頑張って欲しい。(中3)


今月もよく頑張りました。部活が忙しかった中で、よく頑張っていたと思います。部活も落ち着いたところなので、TOP25に入れるようになって欲しいなあと思います。志望校に向けて、勉強も力を入れて、部活も頑張って欲しいです。(中2)


合宿、とても楽しかった様子です。鳥羽先生を始め、お世話になった方々ありがとうございました。部活で、3年生が引退し、学校もいよいよ忙しくなると思いますが、なんとか両立して頑張ってほしいです。成績もこの調子で、頑張れ(息子へ)!(中2)


成績が少しずつ上がってきているようで良かったです。このまま希望の高校へ行けるよう頑張ってほしいです。(中3)


部活や習い事もある中、○○をキープし続けている頑張りに感心しています。
自分の目標に向かって努力する姿勢は立派です。これからも応援しています。
今後ともご指導の程、よろしくお願いいたします。(中1)


いつもお世話になっております。夏の遠足もありがとうございました。とても楽しい思い出となったようです。自宅で学習していると、なかなか集中力が続かず、夏休み以降のペースが上がっているとはとても言えませんが、本人の性格上、あくまでもマイペースのようです。<中略>個別の先生方にも、いつも熱心に分かりやすく指導していただき、ありがとうございます。(小6)


いつもお世話になっています。
今はまだ遊びの延長のような感じで楽しそうに通っている我が子を見ていますが、今回、先輩方の記事や成績の事、合宿の様子などを共有させて頂き、段々とこんな風にのびのびと成長していってくれるのかなと楽しみになりました。又、先生の過去の記事も読ませて頂けてとても良かったです。先生が子供達に愛を持って接してくださっているので、子供達も仲良く共に成長していっているのだなと感じました。
「友達との勉強」については、本当につい先日子供と話したばかりでしたので、先生の記事で親の私の方が安心出来ました。これからの子供の成長が楽しみになり、又、親の私自身が、子供自身を信じて見守れる様になれてきているのは、寺子屋に通わせて頂く様になってからです。本当に温かな御指導、有難うございます。(小6)


以前の模試の結果や英検など、寺子屋の生徒さんたちは本当によく頑張っていますね!!
うちの子も刺激を受けていると信じたいです。(中2)


いつもお世話になりありがとうございます。だんだん難しくなって苦労しているようですが、ひとつひとつ身につくように丁寧に学習して欲しいと思います。(中1)


夏の合宿はとても楽しかったようで、秋に家族で阿蘇に出かけた時も、合宿で行った場所を案内してくれました。とても貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。(中2)


今月もよくがんばりました。苦手な教科を集中して学習をし、来月の成績が少しでも良くなるようにがんばろう。(中3)


卒業が近づいてきて、中学校という未知の世界が、だんだん現実のものとなってきました。
勉強がもちろん主軸ですが、部活動はやるべきか、両立は可能か、ブログなどで、先生のお考えも伺ってみたい気もします。(小6)


いつもお世話になります。いつも以上に気持ちを引き締めて、毎日勉強に取り組んでいるのと、塾が楽しいといつも元気に出かけていきます。終わった後も楽しそうに塾の報告をしてくれます。引き続き、ご指導宜しくお願い致します。(中3)


反抗期だった娘ですが、思春期に突入し、会話が成り立たなくなってきました。そんな中初めてベスト3に入り嬉しかったんでしょうね。自ら報告して来ました。(小6)


家でも、コツコツと取り組む姿勢が見られるようになった。この調子で継続してほしい。(中3)


中村学園での高校説明会、ありがとうございました。○○もあの日以降、少しではありますが、意識に変化が見えています。マイペースではありますが、少しずつ学年順位も上がってきました。部活動との両立は大変ですが、今しか出来ない経験です。楽しんで取り組んでくれたら良いと思います。3年からはギアチェンジしよう!(中2)


順調に偏差値が上がっていて、頑張っているなと感じます。
この調子で頑張ってほしいです。(中1)


寺子屋に入ると勉強週間がつくよと聞いて入塾したのですが、確かに自分から机につく姿を日々見かけるようになり、きっと寺子屋の授業では、そういう子供に勉強をさせてしまう刺激があるのだろうと思いました。(中2)


今月の記録表は記事が盛り沢山で、ゆっくりと読みたいと思います。
本人のヤル気はまだ見えてきませんが、がんばりを期待したい。(中2)


成績表に名前があり、とてもうれしそうでした。
最近は塾に行くのが楽しいようです。(小6)


期末が終わったらいよいよ!!です。
健康に留意し、しっかり勉強にとりくんでほしいです・・。(中3)


今月もよくがんばりました。来月は、少しでも成績がアップできるよう苦手な数学を重点的に勉強していこう。来週は期末テストがあるので、中間テストより良い結果を残せるようがんばろう!(中1)


トップ10に入ってほしいです! 日々の小さな積み重ねを大事にして下さい。(中1)


まだまだの成績ですが、でも本人なりに頑張っているのがわかりますから、応援しています。(中2)


受験前の大変な時期ですが、こんな時期に嬉しそうに塾に行く我が子を見て、とてもうらやましく感じます。本当に替えがたい環境で学習できていることに感謝いたします。(中3)


先日は三者面談ありがとうございました。不安なこと、迷っていることを伝え、深い考え方でアドバイスいただけ、親子ともまた少し前向きになれました。<中略>この状況を大切に感謝し、当日そのときまで、力を尽くしてほしいと思います。(中3)




子どもとの心のやりとりが見える文章をくださった皆さま、
また、私どもにまでお心を寄せてくださった皆さま、ありがとうございます。

いよいよ、受験がはじまります。



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# by terakoyanet | 2018-12-12 09:50 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)
2018年 12月 10日

本日より、入塾のお申込みをいただいた皆様に電話で連絡をいたします。

本日より、12月1日以降に入塾のお申し込みの連絡をメールへご連絡いただいた皆様に、確認と今後のスケジュールについての電話連絡をしてまいります。万が一、12月20日になっても連絡がないというご家庭がありましたら、ご一報いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

唐人町寺子屋


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# by terakoyanet | 2018-12-10 04:26 | お知らせ | Trackback | Comments(0)