3年生に疲れが・・・3年生の夏を回想。

3年生、11月はテストのオンパレード。
学校の中央区テストと期末テスト、塾の県模試、英検受験者は2次試験まで。
テストがあまりに多くて忙しくて、期末テストを前に、息切れ気味の子たちがいます。

今年は特に、頑張っている子が多い分、睡眠時間を削って勉強をしている子が多い分、成績がぐんぐん伸びている生徒が多い分、疲れた表情が見えます。

私達も一生懸命励ましますので、ご家庭のお母様、お父様方、ぜひぜひ子どもたちをどんどん励まして盛り上げてあげてください。
子どもたちにとっての正念場であるこの11月、精一杯の力で笑顔で乗り切ってほしいと、切に願っています。




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夏合宿の3日目、10時間勉強のあとの花火のときに、足の裏をやけどしてしまったM君。
やけどをしたあと、かなり痛いはずだし、そのあとのゲームに参加できなくてとても残念なはずなのに、平静をよそおってまわりの雰囲気に悪い影響を与えないように気遣う彼の姿を見て、とても気丈で優しい子だということを改めて感じました。


3年生の夏合宿の何がよいか、といえば、普段見えない子どもたちの長所がたくさん垣間見れることです。

先日、3年生のK君が、授業中の態度に関することで、私からきつく怒られることがありました。
そのときの行いだけ見ればK君は私から100%非難されて「やる気がないならやめてしまえ」という一言で終わってしまうような、そんな状況でした。実際私はK君のそのときの授業中の態度のことで本当に怒っていました。

しかし、怒る私の感情が高ぶるさなかに、K君との夏の思い出がよみがえってくるのです。
私の知るK君の一方は、いま目前にいて、授業でヤル気を出せなくて、まずい行動をしてしまったK君です。
しかし私の知るもう一方のK君は、合宿所で決して誰も見ていないところで、こっそりひとりで散らかっているスリッパを丁寧に並べるK君です。K君からすれば、ただそのとき散らかっているのが気になったからスリッパを並べただけかもしれませんが、私たちにとってK君のそのときの何気ない行いは、心の奥に響くものでした。

私たちは日ごろの学習や夏の行事等を通して、子どもたちのあらゆる側面を見てきています。
だから、子どもが過ちを犯したとき、過ちを非難はしても、その子ども自体を否定することはできません。
明らかに、一人ひとりの子たちには愛すべき側面があり、だからこそ過ちがあっても立ち直らせなければならないと真剣に思います。

いよいよ受験がまもなく始まります。3年生にとって正念場の冬がはじまりました。
受験までの短い間に、3年生たちはどんな表情を私たちに見せてくれるのでしょうか。
毎日変化していく子どもたちとの毎日の出会いを大切に、指導を進めていきたいと思います。

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by terakoyanet | 2009-11-13 02:44 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)