グレートバリアリーフのアウターリーフへ
2010年 07月 20日
本ブログの現在のトップページの写真はグレートバリアリーフの玄関口、グリーンアイランドの海です。
ケアンズからグリーンアイランドまでは高速船であっという間。1時間弱で到着します。
グリーンランドの美しさに魅了された私たちは、その翌日、ケアンズから2時間以上かけて、大堡礁のど真ん中にある、グリーンアイランドより透明度がさらに高いといわれるアウターリーフまで繰り出しました。
私たちが向かったのは、アウターリーフ上に浮かぶポントゥーン。
世界遺産の珊瑚の海を守りたい、でもその美しい海で遊びたい、という欲張りなツーリストたちの夢を叶えるべく、文殊の知恵をしぼってつくられたのが、ポントゥーンという名の巨大浮き桟橋です。ツーリストたちを乗せた船はポントゥーンに接岸し、ツーリストたちはポントゥーンを拠点に竜宮城の世界を数時間垣間見たあと、再び船に乗って陸に戻っていくのです。
ポントゥーンには、ビーチチェアに寝転んで日焼けにいそしむ若者、大食い選手権か!?とツッコミたくなるほどひたすらお菓子ばっかり食べているオージー親子、ハイテンションの中国の観光客の方、いろいろな人がいました。
帰国のとき・・・
ケアンズの空港を飛び立ってしばらくすると、眼下にグレートバリアリーフが広がっていました。
あの連なるリーフのうちのどこかひとつに行ったんだなーと思ったとたん、急に空間の中で体の磁場が失われたような鋭い錯乱が私を襲いました。
きっとあのとき飛行機から見たグレートバリアリーフは、私にとって、現実なのに非現実というこの1週間のバカンスの矛盾律そのものが具現化したものだったのだろうと、竜宮城から帰って随分とたったいま、ぼんやりと思っています。
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