中学1・2年生夏合宿
2010年 08月 11日
今年は学習時間を昨年の合宿の2倍に増やし、子どもたちの学習力向上を目指しました。
昨年より学習時間が増えたことで、子どもたちの集中力が続くだろうか、子どもたちは合宿自体を楽しめるだろうか、と心配していましたが、終わってみれば大成功と形容したくなるような素晴らしい合宿になりました。
これまでの合宿は、子どもたちを楽しませようと、盛りだくさんの楽しいメニューを用意し、子どもたちに提供していたのですが、今回の合宿はそれに比べるとシンプルな企画内容でした。
合宿の内容は、2日間合宿所で勉強をひたすらする、そして勉強の合間に課外活動として、1日目はグラススキーを2時間のみ、2日目はレクレーションを1時間のみ行う、夕食はみんなでバーベキューというものでした。
子どもたちは2日間、集中して学習に取り組みました。今回学んだことはきっと今後の学習を進めるにあたってとても大きな糧となるでしょう。
2年生は日ごろの授業で時間を取れない英語の音読を中心とした授業(とテスト)を5時間もかけて行いました。先生と1対1で時間制限ありの音読テストは子どもたちにとって緊張する時間だったと思いますが、この夏の学習の大きなアクセントとして、子どもたちの頭と心に残るものと思われます。子どもたちにとって、英語の学習のしかた自体を学ぶことができた授業になったことでしょう。数学や理科の授業では1・2年内容の復習を行い、さらに自習時間をもうけ、質問を受け付けました。
1年生は理科の音の単元がこの合宿の間に最初から最後まで終了、そして難しい方程式を解く練習をして、さらに英文法を初歩から発展まで学習しました。これらの学習内容のなかでも特に英語は2学期以降の学習にとって決定的な意味を持つものになりました。①一般動詞の文とbe動詞の文の区別をつける練習、②名詞・動詞・形容詞を見分ける練習、③先の①と②の内容をふまえてさまざまな疑問文と否定文をつくる練習、疑問文に対するさまざまな答え方などの演習を行い、子どもたちはうんうんとうなずきながら一生懸命授業に聞き入っていました。自習時間には多くの生徒がわからない箇所を積極的に質問していました。
子どもたちは、わずかな課外活動の時間や自由時間を思う存分楽しんでいました。
今回の合宿を経て私が自戒を込めて学んだことは、大人が執拗にお膳立てしなくても、子どもたちには自分で楽しいことを次々に見つける力があるんだということです。この2日間、子どもたちの笑顔を見っぱなしで、私たちも心から子どもたちとの時間を楽しむことができました。
最後まで大いに学び大いに楽しんだ子どもたちに祝杯をあげたい気分です。
◇勉強のようす


◇食事やバーベキューのようす


今回は、食事のあとの片付けや、部屋の片付け等、子どもたちのマナーがすばらしい合宿となりました。
◇グラススキー


速すぎてまともに写真に収まりませんでした。





グラススキー、2時間という短い時間でしたが、子どもたちは本当に楽しそうでした。
1年生のスキー実走中に、雨がザーっと降ってきたのですが、子どもたちはあくまでどんな状況でも前向き、滑りたい楽しみたいという気持ちで悪天候も乗り切りました。「楽しい」「めっちゃ楽しい」「まだ滑りたい」と口々に言いながら笑顔全開で滑っていました。こんなに喜んで楽しんでいるのを見ることができるのは、私たちにとって何より幸せなことです。
◇レクレーション



朝からぶっ続けで5時間近く勉強したあとのレクレーション。みんなの笑顔がはじけました。
1年生はゲームに本気になりすぎて、くやし泣きしそうな子もいました。
レクレーションの写真は(先生たちが全員司会進行にまわったため)2年生のF君がすべて撮影しました。すばらしい写真ばっかりで驚きました。ありがとう!F君。

-帰りのバス-
後ろのバスから前方のバスに乗った1年生の女の子たちのピース!を撮影
帰宅後、生徒さんのお母さま方から感謝のメールをいただきました。
こんばんは。そして大変お疲れ様でした。
今、○○(生徒名)から合宿の話を盛り沢山聞いています。
出発前から嬉しそうで、●●(生徒のお兄さん[本校の卒業生の名前])も「寺子屋の合宿最高やん~よか~」と思い出を語り出す始末でした。
○○はこんなに勉強したの初めてかも!と言いながら、それでも楽しい思い出になったようです。またしばらく、合宿ネタで家族団欒の話も盛り上がります。
兄弟でどちらも参加させてあげられる事ができて、よかったねと話しています。
ありがとうございました。先生方皆様もお疲れのことと思います。お身体ご自愛ください。
本当にありがたいメールをいただきました。
私たちも今回の合宿で得たものを糧に、これからの指導に対して努力を惜しまず頑張っていきたいと思います。
いよいよ夏期講習も残り半分を切りました。
最後まで頑張っていきましょう。
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