モナコ公国を見下ろす町、ラ・チュルビ

今日は南仏の美しい町、ラ・チュルビの紹介です。

モナコの高台にあるこの町は、ニースやモナコからバスでアクセスすることができます。
私はニースに滞在していたので、行きはニースのバスセンターから116番のPeille行きに乗りLa Turbieで下車、帰りはLa Turbieから114番のMonaco行きに乗って、さらにMonacoで112番のEze Village経由Nice行きに乗り換え、エズ村に立ち寄ってニースに戻りました。

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La Turbieへの始発点となるNice Gare Routière


ラ・チュルビは、日本ではさほど知られていませんし、ガイドブックにもほとんど登場しませんが、ローマ時代(BC 6年)に建てられたTrophyがあり、ダンテの『神曲』にも登場するという歴史的な場所です。



ラ・チュルビの集落は地中海独特の切り立った石灰岩に三方を囲まれており、特異な景観を作り出しています。
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ラ・チュルビは何と言っても町から眺めるモナコ(モンテカルロ)の眺望が素晴らしいことで知られています。(ミシュランはこの眺望に三ツ星を与えているそうです。)
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目の前に広がっていたのは、宝石箱をひっくりかえしたかのように美しく広がる街並みでした。私の頭は、目の前のキャンパスの中にフランスとモナコの国境線が存在していることを認識していましたが、どうもこの場合の国境線というのは、少なくとも鑑賞者にとっては全く関係のないもののようです。


ラ・チュルビの旧集落を歩きました。
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集落はとても小さいです。隈なく周っても10分くらいでしょうか。
穏やかな生活のにおいがします。


ラ・チュルビは猫の町。あらゆるところに、猫、猫、猫。(*猫はすべて妻が撮影しました。)
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Trophy of Augustus

BC6年、ローマの支配に反抗した44のアルプス部族に勝利した記念に、ローマ上院とアウグストゥスにより建てられました。まだイエスも生まれる以前から、この場所にずっとこの建物が佇んでいることを想像すると、ちょっと途方に暮れてしまいます。


ラ・チュルビには美味しいレストランや眺望の美しいホテルもあります。
モナコ近辺まで来たならば、ぜひひと足のばしてラ・チュルビまで行ってみてください。
とても素敵な町です。


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by terakoyanet | 2010-09-30 03:15 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)