小テストをコツコツと
2010年 10月 18日
小テストと一口で言っても、3・4分ですぐ終わるものから30分以上かかるものまで種類と傾向は多岐にわたっています。毎年、毎回、小テストは作り直します。去年と今年の小テストは同じではありません。進度とその年の子どもたちの反応、理解度にあわせて作り直します。
小テストに関する記事が、塾業界のトップブログ「とよ爺のつぶやき」に掲載されており、とても興味深く読んだのですが、そこにも書かれている通り、小テストというのは、生徒たちが授業で習ったことを忘却するのを食い止めるはたらきがあり、同時に小テストを用意する人間の工夫によって、生徒の習熟度を知る重要な資料になったり、生徒が授業で習ったことを復習するための契機づけとなったりすることから、塾の授業ではかかせないものです。
いまから4年ほど前になりますが、「寺子屋はテストが多い多いと子どもが言っていますが…」ということをネガティブに話されるご家庭があり、残念に思ったことを覚えていますが、小テストをうまく活用することこそが塾の使命であり、子どもたちの成績の伸びを確約する鍵になるものだということを子どもたちにも保護者様にも理解していただかなければならないということを、今日でも感じています。
子どもたちに効果を与える小テストを作成するためには、その作成者が子どもたちの「いま」をよく見極めていることが必要であり、それができる指導者だけが、小テストの活用を子どもたちの学習向上に結びつけることができるのだと考え、日々、子どもたちの顔を浮かべながら小テストを用意しているところです。
中間テストですが、なんと1年生のK君が500点満点中491点を獲得しました。平均点98.2点という驚異的数字です。
今日現在判明しただけで、今回の中間テストで470点以上の得点を獲った生徒が4名いるのですが(まだ増えるかもしれませんが)、彼らの過去3カ月間の100枚近い小テストの平均点を算出してみると、それぞれ、97.9点(塾内全学年1位)、97.4点(塾内全学年2位)、94.3点(塾内全学年3位)、93.2点(塾内全学年4位)と日ごろから小テストで好成績を積み上げていることがわかります。小テストの得点と学校の定期テストの平均点の近似は偶然ではありません。彼らは小テストの学習を通して、試験で点数を獲得するスキルそのものを身につけていると言ってもいいでしょう。
生徒の皆さん、成績を伸ばしたいなら、まず、目の前の小テスト一つ一つを大切に積み重ねる努力をしてください。
みんなに必要なのは、決してあきらめない力です。
頑張っていきましょう。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
本館7F terakoya shop blog をぜひご覧ください。
あまりもご無沙汰していたので、こうやってコメントさせていた
だくのも、失礼ではないかと思ってしまいます。
まして過分な私のブログのご紹介、穴があったら入りたい気分です。
私は学校まわりを良くするですが、やはり優秀と言われている学
校の小テストは驚くほど良く考えられています。
子どもたちの学力を伸ばすには非常に有効な手段だと思います。
ご紹介、有り難うございました。
こちらこそ、不躾に先生の記事を参照させていただき、しかもコメントまでいただき、恐縮しています。ありがとうございます。
私のほうもコメントをしていませんが、先生のブログはいつも愛読させていただいております。
今後もどうぞよろしくお願いします。