日奈久温泉 金波楼 2010年 10月 18日

日奈久温泉の金波楼に3度目の訪問にして、今回(2010年のお盆)初めて宿泊しました。

金波楼　熊本県八代市日奈久上西町

金波楼は今年創業100年を迎えた老舗旅館。
私はこの旅館を初めて訪れたときの心がじんわり温かくなるような感動を忘れません。
時を重ねるごとにその美しさが磨かれてきた木造3階建の建物は、2009年に国の登録有形文化財に指定されました。

入館したとたん、はっとさせられるのは、磨かれた床の美しさ。大切に床を100年磨き続けてきたこの旅館の方々の努力に、頭が下がる思いがします。大切に磨かれた床の上を歩いて食事に向かいます。お食事は広々とした個室でいただくことができました。
それにしてもすばらしいお宿、そして美味しい料理。
湯布院・黒川等と比べると、そのコストパフォーマンスのよさに驚いてしまいます。太刀魚の刺身が新鮮でおいしいこと！


大満足の食事のあとは、お風呂へ。とても大切に使われていることを感じさせる大浴場。日奈久温泉のお湯はあくは弱いですが身体になじみます。とてもいいお湯でした。



蚊取り線香のほのかな香りに包まれ、ぐっすり眠って・・・
翌朝です。

晴天に恵まれた、爽快な朝。
陽光に照らされて床も階段も輝いていました。

あたりを散策したあとに金波楼で飲んだ日奈久のラムネ。冷えていてとても美味しかったです。

女将さんに館内を案内していただきました。
金波楼大広間広くて、美しい大広間。床の間や飾り障子などの細やかな意匠がすばらしい。女将さんはとてもきさくな方で、懇切に建物のこと、日奈久のことを教えて下さいました。



玄関にも磁器タイルの装飾が。



金波楼での滞在は、穏やかで且つ贅沢な時間でした。
私はこのお宿がとても好きです。
日奈久温泉自体にも魅力があり(またそのうち記事にしますが)、しかも九州新幹線の開通で利便性がぐんと高まりますので、また絶対に訪れたい旅館です。

唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。

本館７Ｆ terakoya shop blog をぜひご覧ください。