visitのあとにtoはつくの?
2010年 11月 17日
彼女が示したのは学校の期末対策プリントに載っていた次の文。
Is this your first visit to the U.K.?
同じ疑問を抱える生徒が複数出そうなので簡単に説明します。
visitは次の2つの用法を覚えましょう。
[動詞]~を訪れる
[名詞]訪問
visitは動詞になるときと名詞になるときがあります。
(中学校では同じ形のままで動詞にも名詞にもなる単語がいくつもでてきます。そのなかの代表選手がvisitやstayです。)
動詞のvisitのあとにはtoはつきません。
×He visited to Tokyo.
よくこんな文を書く人がいますが、誤りです。
○He visited Tokyo.
goやcomeのあとに場所がくるときはtoをつけなくてはいけませんが、visitのあとにはつけません。
(*高校の最初に詳しく習いますが、visitは他動詞といってその直後に名詞を目的語としてとる性質があります。)
名詞のvisitのあとにはtoをつけてもいいです。(このtoは前置詞です。)
最初の例文のvisitはyour first visitが例えばmy old guitarのように「代名詞の所有格+形容詞+名詞」という形になっていることから名詞だと判断できます。単に1語ずつ訳してみて「訪れる」より「訪問」のほうがしっくりくることがわかればそれでOKです。
toはよく出てくるわりに、いまいちどんなときに使ったらいいかわからん、と思っている人が多いと思いますが、toで最も大切なイメージは「~の方へ(に)」といった方向性を表す意味です。この基本イメージをつかんだら、前置詞のtoがとても使いやすくなります。
最初の例文、visit to the U.K.も「イギリス(連合王国)の方への訪問」、つまり「イギリスへの訪問」という意味になります。
動詞のvisitのあとにはtoはつかない。これが大切。
visitのあとにtoがついてる場合のvisitは名詞です。
*追記 3年生たちへ
Is this your first visit to the U.K.?はテスト範囲からカットになったProgram7-1の本文中の文章なので、おそらく今回の試験範囲からは外れたとみていいと思います。(ただし上の内容は理解してください。)
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