世界遺産 河回村を歩く

今日は韓国中東部の安東市にある小さな村、河回村(ハフェマウル)の紹介です。
韓国の伝統的な文化と生活様式を伝える民俗村で、2010年に世界文化遺産に指定されました。
過去にはエリザベス女王やブッシュ元大統領などの国賓がこの小さな村を訪れています。
韓国で最も有名な村(マウル)と言ってもよいでしょう。


河回村は車で行くと、ブサンから約3時間、ソウルから約4時間の場所に位置します。
私たちはブサン西面のロッテホテルでタクシーを一日チャーターして安東に向かいました。
(日本よりタクシー代金が安いため、チャーターがしやすいです。)
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途中の高速道路サービスエリアにあった韓国の道路地図
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韓国の高速道路は日本ととても似ています。
トイレの一部にはウォシュレットがついていました。
ウォシュレットが公共の場に導入されているのを見たのは、日本以外では韓国が初でした。
ウォシュレット普及率の世界1位と2位は、日本と韓国なのではないでしょうか。

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サービスエリアの移動売店


3時間の移動を経て、安東市に入り、河回村に到着です。
村には観光客の車の乗り入れができません。集落から500mほど離れたところに駐車場があり、そこからシャトルバスで村に入場するしくみになっています。


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村の入口にある村内地図です。河回村はその名の通り、蛇行する川に三方を囲まれ、独特な景観を形成しています。


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こんにちはとお出迎えを受け、村に入ります。


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村に入るとすぐに、伝統的家屋の萱葺屋根の修復が行われていました。

村内を歩きます。とても静か。
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村民の方々はこの村で生活を続けています。
時折、村民の方々の車が見えます。

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河回村は16世紀に豊山柳氏の一族によってつくられ、その後、長い間、同族集落として存続してきました。
両班(貴族階級)の暮らしぶりを知ることができる多くの建築や遺物があり、両班や僧侶などの支配階級を風刺する仮面劇河回別神クッが現在も伝承され、演じられています。


細い路地も多くあり、独特の雰囲気があります。
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「三神堂」の案内に沿って、細い路地をたどると、突如、巨木が現れます。
樹齢600年を超えるケヤキの木。幅広く四方に枝を伸ばす姿は大横綱の土俵入りを思わす風格。村民の信仰を集めてきたのもうなずけます。
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小さな村に、多くの立派な建物が残されています。
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集落の隅に、肩身がせまそうな感じで2軒ほど土産物屋がありました。(集落の外にはたくさんお土産屋があります。)
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朝鮮の集落の多くが背山臨水(山を背にし、集落前には水が流れる)とよばれる立地条件のもと成立しており、河回村はまさに典型的な背山臨水の集落と言えます。

集落の北には芙蓉台とよばれる絶壁があり、この絶壁の上から集落を見下ろすと、集落と川のようすがひとめでわかるそうです。
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対岸には渡し船で渡ることができます。
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集落を出たところにあるレストランで、韓定食の昼食をとりました。
種類が多く、料理の半分に唐辛子が含まれていました。チヂミがもちっと柔らかくて美味しかったです。
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昼食を食べ終わった頃には、たくさんの人が、集落の外に並ぶお土産店の前に集まって、賑わいを見せていました。
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河回村は美しい村でした。
世界遺産指定後の観光客増加に伴い、課題も生じると思いますが、どうかその美しい景観を守りつつも、いま暮らしている方々の生活が守られることを願っています。

河回村以外にも、安東には大きな見どころがいくつかありました。
折を見てご紹介したいと思います。


唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。

本館7F terakoya shop blog をぜひご覧ください。
by terakoyanet | 2011-04-02 03:27 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)