難所の連続!大崩山登山
2012年 06月 22日
早朝から阿蘇在住のSくんの車で大崩山の登山口へ。

登山口には祝子川渓流があります。

清澄な水が流れています。

登山口

いざ出発!
はじめから急峻な登りや梯子が続きます。

スリリングな橋をいくつも渡ります。

途中、山小屋(大崩山荘)を経由します。

見えてきました。サイの角のように鋭い小積ダキ。クライマーたちの間でも有名なスポット。

難所が続きます。


岩と岩の間の縫うように進んだり

木の枝や根っこに手や足を絡ませながら登ったり

一本のロープだけをたよりに岩にへばりついて進んだり。


大崩山という名前は、花崗岩でできた山体が崩れやすいことからついたと言われています。登山中にもあらゆる奇観が現れ、飽きることがありません。

梯子でどこまで登るのやら。

大崩山頂、下和久塚・上祝子登山口分岐。


幾重にも連なる高度感のある登りはかなりスリルがありました。陥落危険個所は無数にあります。

梯子を上ると、下和久塚の岩峰の上に出ます。
神々しいまでの眺望に圧倒されます。こんなに素晴らしい山が九州内にあるとは。


しかしこの緑の深さは南九州ならでは。

断崖絶壁で写真を撮る猛者Tくん。

しかし天候が悪化してきました。雨がぽつぽつと。

十分景観を堪能したので、ここまでで下山をすることに。
下山は最短かつ難コースとして知られる坊主尾根コースで下ります。


最難関箇所へ。

こんなに恐ろしいのは人生初です。恐怖で全身がこわばります。



斎場御嶽(沖縄の世界遺産)ばりの神々しい岩間の向こうで私が追いつくのを待つSくん。彼のガイドのおかげで幾つもの難所を切り抜けました。


登山後半の写真はありません。
途中からは時間と天候との戦いで、写真どころではなくなりました。
下山したのは日暮れ1時間前くらいでしょうか?
下山後、雨で冷たくなった体を祝子川温泉で温めて、山をあとにしました。
1日で登山靴がかなり痛みました。カメラにも傷が。
とても大変な1日だったけれど、忘れ得ない登山になりました。
★大崩山は(コースによっては)滑落、転落や道迷いによる事故や遭難も多い難易度の高い山です。最新情報の確認はご自身で、リスクは自己責任でお願いします。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。