アジアとヨーロッパの境界 ボスポラス海峡

イスタンブール最終日は、ボスポラス海峡を望むレストランに行きました。
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イスタンブールはボスポラス海峡をはさんで東側がアジア、西側がヨーロッパに分かれています。

私は小学校時代からボスポラス海峡を憧れの場所のひとつとして心に刻んで生きてきました。
地中海からエーゲ海に入り、そしてダーダネルス海峡をくぐってマルマラ海に入り、そしてボスポラス海峡を抜けて黒海に入る。アジアとヨーロッパの間を縫うように進むその航路を何度も頭で反芻しました。そして、クレタ島、デロス島、ミコノス島、ヒオス島、トロイ、チャナッカレ、イスタンブールと寄港する場所を決めて地図帳に印と航路を書き込みました。航路の時刻表まで作りました。家族から見ればかなり変な子どもだったと思います。

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右を向くと奥にマルマラ海が見えます。その奥にはトルコの大地が。

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左を向くとボスポラス大橋が。その奥には黒海があるんだ! 海峡沿いに建つ別荘(ヤル)も見えます。

目の前に広がる海峡を見るだけで胸がいっぱいになります。
お腹はいっぱいになりませんのでレストランではたくさんご飯を食べましたが。

トルコは食事がめっちゃ美味しいんです。
私はパンよりお米派なのですが、心移りしそうになるくらい、トルコのパンはおいしい。どこのパンを食べても、ベイカリーの素朴でやさしい手作りパンの風味がそのまま残っていて、食べるたびにうれしい悲鳴を上げてしまいました。パン以外も美味しいです。野菜も肉も素材がいい。特に野菜の甘さには驚きました。トマトやにんじんなどの野菜がフルーツみたいな味がするんです。

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新旧の建物が立ち並ぶイスタンブールのアジア側。目の前でアジアの一日が終わろうとしています。

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悲しい伝説が宿るKız Kulesi(乙女の塔)が見えます。ボスポラス海峡の入口にあるこの小さな島には古代から城塞が建てられ、紀元5世紀には税関の見張り台として、そして灯台として使用されていたそうです。11世紀にビザンツ帝国のコンネノス1世が現在の建物の原形をつくったと言われています。

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ボスポラス大橋が青く光りはじめました。
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街には少しずつ暖かい明かりが灯され、夜が更けていきます。

唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。
by terakoyanet | 2012-10-30 13:10 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)