2014年度福岡県公立高校中間志願者数・志願倍率[実質倍率]〈福岡地区の一部のみ〉

本日発表の2014年度福岡県公立高校中間志願者数・志願倍率の速報をお届けします。
詳しくご覧になりたい方はこちらの福岡県庁HPをどうぞ。

本ページでは、推薦合格内定者数を除いた実質志願倍率を発表いたします。これはほぼ100%合格内定の推薦合格者数を分母・分子から除くことで、県庁HPや新聞等をご覧になっても見えてこない「リアルな志願倍率」を独自に求めたものです。リアルな倍率は、概して新聞・マスコミ発表の倍率より高くなります。発表の数字と大きく異なっていて、驚かれることがあるかもしれませんが、こちらの数字のほうが実際に近い数字です。

なお、発表する範囲は本校の生徒たちが受験する第6学区、及び第5学区の一部です。

*注:以下の合格者数・不合格者数についてはあくまで統計上の数字であり、実際に必ず以下の結果になることを保証するものではありません。(科やコースが複数に分かれている高校では、転科(転コース)合格などにより以下の数字が大きく変動します。入学辞退者が出て補欠合格が出る場合もあります。また、言うまでもなく以下は「中間」志願者数をもとに算出しているため、最終的な志願者倍率ではありません。)



◇普通科・普通コース・総合学科 実質倍率

↗1位 城南高校(普通科理数コース) 残り定員33名・志願者数82名 倍率2.48
・・・受験者のうち33名が合格、49名が不合格

→2位 修猷館高校(普通科) 残り定員405名・志願者数773名 倍率1.91
・・・受験者のうち405名が合格、368名が不合格

↘3位 城南高校(普通科)[理数コースを除く] 残り定員316名・志願者数578名 倍率1.83
・・・受験者のうち316名が合格、262名が不合格

↗4位 福岡西陵高校(普通科) 残り定員259名・志願者数452名 倍率1.75
・・・受験者のうち259名が合格、193名が不合格

↗5位 福翔高校(総合学科) 残り定員240名・志願者数406名 倍率1.691
・・・受験者のうち240名が合格、166名が不合格

↗6位 福岡女子高校(普通科) 残り定員83名・志願者数140名 倍率1.686
・・・受験者のうち83名が合格、57名が不合格

↘7位 福岡講倫館(総合学科) 残り定員197名・志願者数304名 倍率1.543
・・・受験者のうち197名が合格、107名が不合格

↘8位 福岡中央高校(普通科) 残り定員314名・志願者数484名 倍率1.541
・・・受験者のうち314名が合格、170名が不合格

↘9位 筑前高校(普通科) 残り定員345名・志願者数445名 倍率1.29
・・・受験者のうち345名が合格、100名が不合格

↘10位 糸島高校(普通科) 残り定員249名・志願者数275名 倍率1.10
・・・受験者のうち249名が合格、26名が不合格


*玄洋高校は1.09倍、早良高校は0.55倍。

やじるし(↗→↘)は昨年順位との比較です。
2年ぶりに城南高校理数科の倍率が1位になりました。修猷館高校・城南高校の倍率の高さは例年通り。
福岡西陵高校、福翔高校はもともと倍率が高い学校ですが、今年は特に高めになりました。
そして思わず驚きの声を上げてしまったのが福岡女子高校(普通科)の倍率の高さ。
数年までは定員ぎりぎり、定員割れが続いていましたが、昨年から急激に倍率上昇。今年はさらに倍率を上昇させました。これほど倍率が上がると、合格点の上昇は避けられないでしょう。




◇専門学科・コース 実質倍率

→1位 福岡工業高校(情報工学) 残り定員25名・志願者数63名 倍率2.52
・・・受験者のうち25名が合格、38名が不合格

↗2位 糸島農業高校(食品科学) 残り定員27名・志願者数63名 倍率2.33
・・・受験者のうち27名が合格、36名が不合格

↗3位 福岡工業高校(機械工学)[工業進学コースを除く] 残り定員25名・志願者数57名 倍率2.28
・・・受験者のうち25名が合格、32名が不合格

↗4位 博多工業高校(インテリア|建築) 残り定員50名・志願者数122名 倍率2.07
・・・受験者のうち50名が合格、72名が不合格

↗5位 福岡女子高校(食物調理) 残り定員27名・志願者数55名 倍率2.04
・・・受験者のうち27名が合格、28名が不合格

↗6位 福岡工業高校(都市工学) 残り定員25名・志願者数46名 倍率1.84
・・・受験者のうち25名が合格、21名が不合格

↘7位 福岡工業高校(建築) 残り定員26名・志願者数45名 倍率1.73
・・・受験者のうち26名が合格、19名が不合格

↗8位 福岡工業高校(染織デザイン) 残り定員25名・志願者数43名 倍率1.72
・・・受験者のうち25名が合格、18名が不合格

↘9位 博多工業高校(機械|自動車工学) 残り定員94名・志願者数155名 倍率1.65
・・・受験者のうち94名が合格、61名が不合格

→10位 福岡女子高校(保育福祉) 残り定員27名・志願者数43名 倍率1.59
・・・受験者のうち27名が合格、16名が不合格

↘11位 福岡工業高校(機械工学工業進学コース) 残り定員32名・志願者数48名 倍率1.50
・・・受験者のうち32名が合格、16名が不合格

→12位 福岡女子高校(国際教養) 残り定員26名・志願者数36名 倍率1.38
・・・受験者のうち26名が合格、10名が不合格

↘13位 福岡女子高校(服飾デザイン) 残り定員27名・志願者数34名 倍率1.26
・・・受験者のうち27名が合格、7名が不合格

↘14位 博多工業高校(画像工学|電子情報) 残り定員65名・志願者数81名 倍率1.25
・・・受験者のうち65名が合格、16名が不合格

↘15位 福岡女子高校(生活情報) 残り定員27名・志願者数33名 倍率1.22
・・・受験者のうち27名が合格、6名が不合格



工業高校の人気は今年も変わらず。糸島農業は食品科学科に志願者が集中しています。
学校の学科すべてを合わせた学校全体の実質倍率では、博多工業が1.64倍、福岡工業が1.58倍、福岡女子が1.57倍、糸島農業が1.34倍となっており、福岡女子高校以外は昨年より倍率は下がっているものの、合格する人数とその割合を見る限り、決して普通科・コースと比べて易しいとは言えません。

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受験生の皆さんには、志願倍率を参考に志望先を再考する最後のチャンスが認められています。

学校の先生の中には「この時期に変更してもいいことない」「この時期に変更した奴は落ちる」とか暴言を吐く方もいらっしゃいます。
しかし、そんなことを言う先生に対しては、書類をつくり直す仕事があまりに大変だからおっしゃっているんだ、大変だなと、相手の心を慮った上で、認められている権利を平然と行使していただきたいと思います。

志願先変更をすると、変更先の学校の印象が悪くなるから合格に不利、なんてことを言う方(保護者様や生徒)もいらっしゃいます。そんなことは絶対にありません。あってはならないのです。
世には人の不安な心を種として無責任な憶測が流布することが多々あり、これもそのひとつです。

志願先に対し、迷いようのない一途な気持ちを持っている生徒にとって、中間倍率発表には大きな意味がありません。(前年に倍率1倍の学校が10倍になることなんてあれば別ですが、そんなことはまずありません。)
そんな子にとって、倍率の発表は気を引き締める契機にすぎません。
これだけのライバルがいるんだ。よし、勝って受かってやる! 
公立入試は9割以上の生徒が合格する私立入試のように甘いものではないことを確認し、ライバルたちに打ち克つための強い気持ちをもつきっかけになればそれでいいと思います。

倍率なんか気にする暇があったらひとつでも単語覚えた方がいいし、1問でも数学の問題解いた方がいい。
最後まで伸びる生徒はそのことがわかっていて、倍率が出た今日も、黙々と勉強して着実に力をつけているのです。
あとわずか。ラストスパート、力を込めて、心を込めて、学習に取り組んでいきましょう。



*ご指摘をいただき、3月4日に糸島高校の定員数、志願者数を訂正しました。
(倍率は間違っていませんでした。) 大切な資料なのに間違えがあったことをお詫びいたします。

唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2014-02-26 02:46 | 進学情報 | Trackback | Comments(0)