15歳のハローワーク(2013)その2
2013年 03月 29日
①各自、性格類型テスト、性格別の適職診断をする
↓
②何のために働くのか、ディスカッション
↓
③働くことについての私の考えについて話をする
の順で授業を進めたあと、最後に生徒たちが書いた文章です。
中3生徒の最後の授業。
たった1時間でしたが、濃厚な時間でした。
みんなこれまでの授業、おつかれさまでした。
◇授業全体を通して考えたこと
・将来について考えることは、いつも頭がぐちゃぐちゃになるので避けていたが、今回深く考えて、自分の将来のことを少し想像できた。楽しく働きたいが、それが身近な人を幸せにできたら、よりいいと思う。だから、欲張りだとは思うが、楽しく仕事ができ、家族も支えて幸せにできるように、素晴らしい職を探して就きたいと思った。たぶん大人に近づいていくほど、どんどん将来をクリアに想像できるようになっていくので、それまでじっくり仕事について考えていきたい。
・今までこのような心理テストを行なっても、あまり自分の手助けになるようなものではなかったです。しかし、今回は自分と真剣に向き合うことができたのではないかと思います。高校では、より本格的に自分の将来を考えることになるので、今回の結果を有効に使っていきたいと思います。
・前までは、将来の夢などなかったけれど、〇〇〇に行ってから自分の好きなことなどをもう一度見直すことができて、本当にやりたい職業を見つけることができました。僕はお父さんみたいに、周りの人々を幸せにすることができる飲食関係の職業につきたいと思いました。鳥羽先生の話を聞いて、出会ったタイミングが今だと思いました。
・一番思ったのは、中学校でいろんな人に会って、本当に自分を分かってくれる人や大切にしてくれる人ができて、その人たちとこれからも分かり合いながら、大切にし、いつか本当に自分ややりたいことを見つけたいと思った。仕事をするということや大人になって自分一人で生きていくときに近づいているという実感がして、ちょっと怖かった。
・私はけっこう人とちがったり、意見があわなかったりします。でもふだんはまわりにあわせることが多く、それでもいいかなと思うことも最近は増えてきました。一人でいるほうがしずかでいいなぁと思っていたのも、友達がふえ、遊ぶことも楽しいと思えるようになりました。でも、まわりにあわせてばっかりだと、いつのまにか本当の自分を失うと思います。なので、自分を失わないためにも、「自分」というものをよく知り、どう生きていき、何をしたいのかを早く見つけ、それに向かって努力し、それが成功でも失敗でも、努力したことは自分の経験となり、良い材料になると思うので、これからはゆっくりと自分を知りたいと思います。
・進路や夢を今決めなくてもいいんだ!!と気づき、もっといろんな経験をしてから決めようと思いました。その方が本当に自分にあっていると思います。私はいま〇〇の道がいいなと考えているけれど、もっと自分にあった道があるかもしれません。だから「自分は〇〇なんだ!」と視野を狭くしないで、広くしたいなと思いました。
・中学1年生のとき、勉強は、何のためにするのかよくわかりませんでした。もうすぐ高校1年生になる今も、何のために勉強するかわかりません。でも私には将来なりたい職業があります。だから、今、勉強している内容が将来、きっと役に立つことを信じて頑張ります。先生に学んだことは、学習内容だけでなく、社会にでて、役に立つ話もあり、楽しくて、とても貴重な時間でした。
・私は、自分のやりたいこととかまだわからないけど、これからゆっくりと見つけていければ、いいかなと思います。今まであせって決めようとしていたけど、大丈夫かなと…。今までありがとうございました。塾ではいろんなことを学びました。精神的にも本当に強くなりました。感謝×2です。大好きです♡
・私は、自分の職業を選ぶことは、これからの人生をより豊かにするものだと感じました。また、人との出会いも大切なのだと思いました。自分の性格も知れました。自分の性格を知ったことで、もっと自分のなりたい職業について、深く考えたいと思います。
・学校で、将来自分が何になるのか、どう働くのかとか、しつこいぐらいやってきたけど、この授業の方が、短いけど内容がとても濃かった。自分の性格についてくわしく知ることができたし、自分が何のために働くのか、それは友達の考えも聞くことができた。そして鳥羽先生の実体験を交えた話。私は中学~高校の間に必ず自分の将来なりたいものを決めなきゃいけないと思っていたけど、そんなことはなかった。今日のこの授業を通して出会いがどれだけ大切なのかよく分かったし、何より高校へ入学するこの節目にこの授業が受けられよかった。そして寺子屋の最後の授業がこれでよかったと本当に思いました。
・今まで、夢について考えたことは何度もあったが、仕事の目的というものを、細かく考えたのは初めてかもしれない。自分はまだ成長しきっていないから、難しいことはわからないが、これまで、自分なりに芯は通してきたつもりだ。その芯を折ってしまうことなく生きられれば、自分は満足だ。何か大きな問題の前で、自分芯を折ってしまうことが自分は一番嫌いだ。好きなように生きて、まわりの人も幸せにできるというのが一番だ。
(続きます)
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