サマー合宿から帰ってきました。
2013年 08月 06日
保護者様には多大なご支援をいただき、心から感謝しています。
また、スケジュール変更に伴い、帰宅時間が予定より遅くなりましたことをお詫びいたします。
普段は勉強を教えるばかりで「動く」子どもたちを見る機会がありませんが、彼らの有り余るエネルギーを見ながら、本当にうれしい気持ちになりました。
話したことのなかった子どもたちどうしが、合宿中に仲良くなっていくようすは、見ていてとてもうれしいものです。
私たちはとにかく参加者全員が「楽しい」「頑張った」と思える合宿にしたかったので、子どもたちのようすを観察しながら、できるかぎりのことをしたり、あえてひいてみたりと、試行錯誤を繰り返した2日間でした。
いつも仏頂面のAくんが破顔一笑とばかりに顔を綻ばせているのをみるだけで、私たちがうれしさのあまり涙が出そうになっているなんて、まさかTくんは気づいていないだろうと思います。
いつも不安そうに教室に座っていたAさんが、少しずつ、しかし確実に「仲間」をつくっていくようすを見ながら、まるで自分の子どもを応援しているかのような錯覚のなか、一喜一憂していました。
1日目は雨にたたられました。
しかも「豪雨」と呼んでも言い過ぎではないほどの悪天候。
体験学習のメインであった桜島行きが流れるというアクシデントに見舞われました。
しかし、なんとか子どもたちに楽しく貴重な経験をしてほしいと2日目のスケジュールを調整してなんとか桜島にも行くことができ、ある程度、多くの子どもたちに納得してもらえるような行程になったのではないかと思います。
スケジュールの変更に伴い、バスの運転手さんに大きな負担をかけました。
本当にごくろうさまです、ありがとうございますとお伝えしたい気持ちです。
私たちにとっては、いろいろと反省も残る合宿でした。
子どもたちにとっては些細なことかもしれませんが、私たちにとっては、ああすればもっとよかった、という点がいくつかあり、今日は眠れなくなりそうです。
来年はさらに練った「楽しい」だけではない、心身を鍛える充実した合宿にしたいと思います。
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サマー合宿を終えて、生徒たちみんながいろいろな文章を書いてくれましたが、今日はMさんの文をご紹介します。(今後またご紹介する機会があると思います。)
1日目、宮原坑や三池炭鉱のお話、囚人労働の話を聞いて、大牟田市が発達していく背景には、炭鉱で働いた人達や囚人労働として働かされた人達の苦しみや努力があって、その上で栄えていったんだということがよく分かりました。宮原坑などが一番印象に残りました。
雨で桜島が短くなったのが残念だったけど、西郷さんのドラマが2回見れたしよかったです。
授業は思った以上に集中できたし、何よりあんなごうかなホテルを用意してくれた先生方に感謝します。
グリーンランドの時も、時間をずらしてまで、閉館ギリギリまでいれてとっても楽しかったです。
私が寺子屋の合宿が好きな理由は、もちろん楽しいし、先生方が楽しいからついていきたくなるというのもあるけど、1番は、規則正しい生活ができるからです。
時間厳守で夜はおそいけれど、1日のなかで「ボーッ」とムダな時間を過ごさない感じがすごく健康的でステキです。
私は、夜きつい時、何もしな時間が多いのですごくきもちのいい1日を過ごせて、うれしいです。



合宿から帰って、みんなを送り出したときに不意にあらわれた2年生Yくん。
Yくんは部活動の都合でサマー合宿に参加できず涙を呑んだ生徒。
明日までにやろうと思って、と合宿で進んだ単元のプリントを自らもらいにきていました。
合宿に参加できなくても、こんなに前向きに頑張ろうとしている子がいるという事実に私自身励まされ、
明日からの授業も頑張ろうと思いました。
明後日(8日)はいよいよ到達度テスト。
みんなの努力の成果を楽しみにしています。
唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。