プーケットのオールドタウンへ
2014年 01月 20日
この地では、かつて多くの中国移民たちが錫の採掘をしていました。
錫の鉱山跡が残っていないものかと現地の複数の方に訊ねてみたものの、「残っているかわからない」「住宅地になってしまい、残っていないと思う」とのこと。
この明るい熱気に包まれた島の、かつての面影を求めてたどり着いたのは、オールドタウン。





コロニアル風のこの建物は、1934年に建てられ、2001年まで中国語の学校として使われていたもの。
(プーケットは植民地化されなかったタイにありながら、コロニアル建築が多いです。)
現在は福建省からプーケットに移ってきた人々の生活の足跡を知ることができる博物館に改装されています。



観光地化する前のプーケットの姿をうかがい知ることができました。
移民たちは錫の採掘やゴムの採取に従事し、島の発展を支えました。
東南アジアで多く報告されている錫鉱山の廃水による健康被害についての記述を探しましたが、見つけることができませんでした。
中国系の移民たちと現地の人の間では軋轢もありました。
プーケット最大の寺院、シャロン寺院には、1879年に暴動を起こした中国移民たちを鎮めることに貢献した高僧が祀られています。
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