欲張り過ぎてはいけない。
2014年 01月 27日
昨日は、受験直前の中3生のためにと、たくさんの直前対策プリントを用意し、それぞれの生徒が受験する全ての私立高校(計13校)の過去問をもとにしたテストを用意し、準備だけでも眩暈がするような慌ただしさ。
連続勤務時間が14時間を超えたあたりから目の前に星が飛んだり、砂嵐のような画像が浮かんだりするのに耐えながらの授業になりました。
今年の中3。頑張っている子が多数ですが、しかし例年に比べると、この時期にしては問題が多すぎるのも事実。いまだに家庭での努力が足りない生徒が複数います。
大人の心配をよそに気楽な様子を見せる子どもたちを見ると腹が立ちます。
授業中に大切な箇所の筆記をしない。宿題を写さない。
何ぼけっとしてんだ、なんでいまさらそんなことで怒らなければならないのかと頭を抱えたくなります。
しかし、こちら側のいら立ちをそのまま子どもたちに伝えてはいけません。
自己本位な怒りは、決して子どもたちの心に届く指導と結びつきません。
だから、対話をする姿勢はあくまで崩さないようにと自制しながら、指導を進めています。
受験直前の生徒と話しました。
受験直前になり、真面目で真剣な彼女は、あれもこれもとやらなければならないものが目の前に飛び交っているようです。
しかし彼女に伝えました。
「欲張り過ぎてはいけないよ。」と。
やる前に、今日やることを決めよう。
そしてそれを確実に達成できたら、それでいいから。
一度にすべてやるのは無理。1日にできることは限られている。だからこそ、限られた内容を確実に自分のものにすることこそが大切だよ。
そんな話をしました。
彼女に話しながら、私自身も「欲張り過ぎてはいけない。」と思いました。
子どもたちに忙しく慌ただしい様子は極力見せたくないのに、昨日の授業の合間に、そんなようすを垣間見せることになってしまって、いつも大丈夫かなと気にかけてくれるAさんに「大変そうですね」と心配されてしまった。これではいけないと思いました。
今年度も残りわずか。
子どもたちの志(こころざし)を信じて、焦らず丁寧に、前に進んでいかなければなりません。
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