世界遺産 中城城跡 2014年 01月 28日

冬の沖縄は曇り空が多い。そして寒い。

中城(なかぐすく)城を訪れたときは、特に空を分厚い雲が覆っていて、古くから佇む城の雰囲気を一層重々しいものにしていました。



兵どもが夢の跡。
中城城はこの数年、改修が続いていますが、首里城や今帰仁城などに比べ整いすぎず、かつて威容を誇った城が、時代を経て現在の姿になった無常を感じさせます。

ツワブキ(沖縄方言でチイパッパ)の花が咲き乱れていました。


見事な布積み(豆腐積み)の石積みの城壁。そして精巧なアーチを持つ門の美しさ。



沖縄のグスクの美しさは、その曲線にあり。こちらの石壁にはあいかた積み(亀甲乱れ積み)が見られます。


沖縄のグスクは、その歴史的役割から、きまって絶景地にあります。しかし曇り空。海の色は映えません。
遠くはうるまのホワイトビーチ方面まで見渡すことができます。



発掘調査現場


歴史的意義を取り戻すために整列して待機する石たち。


入口から見て最奥にある「カンジャーガマ」(鍛冶屋跡)。明朝の弾丸と思われる金属片が見つかっています。


これまで、琉球にある世界遺産のグスクについてはたくさん記事にしています。

今帰仁城跡
座喜味城跡
首里城(跡)
勝連城跡
新年の沖縄
沖縄の記事のまとめ



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