夢とやる気がつまっている -2月6日の雑感-

ある中高一貫校の高2生が入ってきました。
とても初々しい表情で学習に取り組んでいるのが印象的です。
きっとドキドキを胸に抱えながら塾に来ているんだろうなと思われる彼の表情を見ていると、受験直前で常に緊張している私の心の固まった部分が溶けて穏やかな柔らかさを取り戻すようでうれしいです。


昨日、WinPass(中学必修テキスト)の提出を忘れていた中2のある生徒が教室にテキストを提出しに来ているのを見かけました。
約束したのに持ってこない生徒もいますが、彼女は寒い中、1日遅れで一生懸命仕上げて持ってきました。
テキスト1冊1冊に子どもたちの頑張りが詰まっています。丁寧に見届けていかなければなりません。


昨日は、体調不良で急遽お休みになった講師にかわり、私が休み返上で中3の3名の個別指導を見ました。
隣で45分、60分指導をするだけで、思考や計算の癖がこれまで以上に見えてきて興味深い。
3人とも改めていい子。そしてがんばる気持ちがしっかりある。とても楽しい時間でした。
とうとう中3生は、明日私立前期入試です。


ようやく中学生の年明けの模試の結果が出揃いました。
(中1・中2の成績の一部に訂正があり、再度配布した[する]生徒さんがいます。ご確認をお願いします。)
中1・中2の子どもたちの志望校記入欄を見ると、そんな話は聞いたことがなかったのに、思いがけない学校を選んでいる生徒がいます。
いままで志望校を一度も記入したことのなかった生徒(1年生に多い)がどの学校を選んでみたのかというのがとても興味深いです。いまのところ、難易度的にちょっと難しい学校を書いている生徒もいますが、きっとこれは彼らの希望の萌芽。大切に育てなければなりません。


社会でも家庭でも、子どもたちの「やる気のなさ」が取り上げられることが多い日常ですが、
改めて、子どもたちには夢とやる気がつまっている、と実感する毎日です。

私たちの仕事の一部は子どもたちにやる気を与えることと言えますが、
一方で私たちは子どもたちのやる気を私たち自身のエネルギーに変えて、毎日、仕事に打ち込んでいます。
子どもたちには感謝の気持ちでいっぱいです。

今年はちょっと志望校を背伸びした受験生が多い。心配はつきません。
しかし、大人の心配をよそに、子どもたちは今日も明るく前を向いて勉強をしていて、それこそが彼らの希望の表れであり、私たちの希望でもあります。

明日から本格的に始まる受験が、子どもたちにとって良きものとなりますように。


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by terakoyanet | 2014-02-06 12:16 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)