川棚温泉交流センター

下関市豊浦町の川棚温泉に行ったときに、下関川棚温泉交流センター(川棚の杜)を見学しました。
当日はカメラを持っておらず、スマホで撮った貧相な画像しかありませんが。
川棚温泉交流センター_d0116009_751651.jpg

川棚温泉交流センター_d0116009_752523.jpg

山口県には注目すべき現代建築が複数存在するのですが、こちらの建物もそのひとつ。
一見すると幾何学的で人工的に見える建物ですが、そのフォルムは周囲の山容と見事な符合を見せます。

川棚温泉交流センター_d0116009_7525670.jpg
その内観も素晴らしいのですが、私が最も強い印象を受けたのは床面。
床面がやや波打って見えるのがおわかりになるでしょうか。
これは刷毛目の扇形模様が無数に連続していることによる視覚効果なのですが、これにより建物自体がまるで生命を宿しているような印象を受けるのです。空間と時間が静止した、抜け殻のような箱もの空間とは一線を画する建築です。
川棚温泉交流センター_d0116009_83522.jpg


センターの中にはコルトーホールと烏山民俗資料館があります。
私たちが訪れたとき、資料館では雛祭・雛人形に関する興味深い展示が行われていました。

コルトーホールの名はピアニスト、アルフレッド・コルトーからつけられたもの。
川棚温泉交流センター_d0116009_951175.jpg

交流センターの外には、彼の没後50年を記念して?2012年にできたばかりのコルトーの銅像(青銅製)があり、響灘とそこに浮かぶ厚島(=孤留島)を見下ろしています。
ホールの外に佇むコルトーは何だか虚ろで寂しげに見えました。


唐人町寺子屋オフィシャルホームページはこちらです。

入塾希望の方、お問い合わせの方はこちらの「お問い合わせフォーム」を通してご連絡ください。
by terakoyanet | 2014-02-22 09:03 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)