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オアフ島最東端、マカプウ展望台

オアフ島最東端に位置するマカプウ展望台(Makapu'u Lookout)に行きました。
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マカプウ・ビーチパーク(Makapu'u Beach Park)を一望。

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マカプウの素晴らしいところは、海と山の眺望のどちらも楽しめること。
オアフ島東部を縦断するコオラウ山脈がついにこの場所で尽き、海に落ちるのです。

また、マカプウ・ルックアウトからは複数のトレイルが伸びています。
最東端の灯台までたどり着くライトハウス・トレイル(Lighthouse Trail)と、ペレの椅子[→ペレはハワイの大地を創造した火の女神]の前まで行くことができるカイウィ・ショアライン・トレイル(Kaiwi Shoreline Trail)の2つが主なトレイルで、その展望の素晴らしさ(ワイマナロ湾、ココヘッドなど東オアフを代表する場所を一望するだけでなく、晴天の日にはモロカイ島やラナイ島が見えることも)から多くの人がこの場所を歩いています。冬季にはクジラが見えることもあるそうです。
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中央がペレの椅子





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沖合にはひときわ大きな島、ラビット・アイランド(Rabbit Island, Manana Island)が、そしてその手前に楯状のカオビカイプ島が見えます。

ラビット・アイランドの名の由来は、かつてこの島でウサギ(食用)が大量に繁殖していたこと、形が腰をかがめたうさぎに似ていることなど諸説あるようです。もうひとつ、カメの手前に位置しているからという説もあるそうで、確かに水平線上を左にたどると、カメがいます。(ウサギとカメの話はもともと日本の昔話ではなく、古くはイソップ物語[日本では伊曽保物語]に著され、その後もフランスやアメリカの詩人や小説家が取り上げ西洋でもよく知られた寓話とのこと。)

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カメさん(実際にはUlupa'u Crater)から再びぐっと視線を手前に戻すと、ビーチパークの先に黒い岩場が見えます。岩場をよく見ると、直線的に並んだ岩の列が見えます。ハワイでこのような景観が見える場合、その場所はヘイアウ(Heiau)であることが多い。[→ヘイアウとは古代ハワイ人が造営した聖域のことで、琉球で言えばウタキ(御嶽)のような神聖とされる場所です。]
行ってみることにしました。

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ヘイアウに掲げられているハワイ州旗が逆さまであることが気になり、ヘイアウにいたハワイ人の方になぜか尋ねると、アメリカ政府に対するプロテストだとのこと。白人勢力に主権を奪われ、王朝が消滅した歴史。ハワイの人たちの心はいまだに傷を負っています。
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ヘイアウの奥の海岸は黒い溶岩で囲まれています。
ハワイ人たちはここに身を沈めることで、罪を浄化したそうです。
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ハワイの美しさと歴史の奥深さを知ることができるマカプウは、ホノルルからやカイルアからも車で30分以内で着くことができるおすすめの場所です。


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by terakoyanet | 2014-05-08 07:49 | 塾長おすすめの場所 | Trackback | Comments(0)