佐賀の古湯温泉ONCRIヘ
2014年 06月 17日

リニューアル後、初めての訪問。


外観も内装も思った以上にスタイリッシュな仕上がりで、以前からの大幅な変化に驚きました。
イマどきの宿という感じで、女性に人気が出そうです。

レストランには窓が広く取られており、眩いばかりの緑が目の中に飛び込んできます。
座席の配置も絶妙で、プライベート感を味わいながら、ほっと穏やかな時間を過ごすことができます。



お風呂もやはりスタイリッシュ。とても清潔感があり、そのすがすがしさに心身が喜んでいることを実感できます。
ランチ、お風呂ともとても良い時間を過ごすことができました。
一方で私が思った本音をいくつか。
現在、古湯温泉を訪れる方のなかで、ONCRIのみの訪問・滞在で帰ってしまわれる方が多数いらっしゃるとのこと。これはあまりにもったいない。
私はONCRIを訪れただけでは、古湯温泉のよさの半分も味わったことにならないのではないかと思います。
ONCRIは循環湯ですが、古湯の温泉通りには幾つもの掛け流し湯を味わえる古い旅館があります。
古湯は「ぬる湯」にその特徴があります。
古湯のお湯のよさはとても繊細なもので、循環ではそのよさが半分も残りません。
循環ではお湯のよさがわからず「ただぬるいだけ」と感じる人もいるでしょう。
しかし、掛け流しのお湯に浸かればきっとそのよさを強く実感できます。
例えば砂の下の岩盤から源泉が湧き出てくる鶴霊泉のお湯は、湯の柔らかなぬめりが全身をつつみ、湯のなかで身体を泳がせるたびに、快さが全身をかけ巡ります。ぬる湯の気持ちよさは、お湯が身体になじむことにあり、まるでお湯と自分の身体が一体になったかのような特別な感覚を味わうことができるのです。その意味で、わたしはやはり古湯に来たら、掛け流しのぬる湯に入ることをお勧めしたいのです。
お食事の面でも、ONCRIのレストランはロケーションが素晴らしく、間違いなくおすすめですが、もっと気楽に格安で、季節ならではの食事をとることができる小さなお店が周辺には点在しています。
ですから、ONCRI以外の楽しみを知り、この地区の懐の深さを実感することで、印象深い訪問・滞在になるのではないかと思います。
佐賀の古湯温泉は、福岡から車でたったの1時間ほど。
交通機関を使う方は、本数は少ないですが、佐賀駅からバスが出ています。
バスの時間が合わない場合、少しお金がかかりますが、高速バス佐賀行きに乗って、高志館高校前で降り、そこに有明タクシーを呼んで(5分くらいで来ますよ)向かうことをおすすめします。
古湯温泉で、ぜひよい滞在を。
(ちなみにお隣の熊の川温泉も激おすすめですが、また次回。)

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