自分とふたりっきりで暮らす
2014年 10月 20日
自分とふたりっきりで暮らすのだ
自分のパンツは自分で洗うのだ
自分は自分を尊敬しているから
それくらいなんでもないのだ
自分がニコニコすれば
自分も嬉しくなってニコニコするのだ
自分が怒ると自分はこわくなるので
すぐに自分と仲直りするのだ
自分はとっても傷つきやすいから
自分の言うことさえきいていれば
自分は自分を失うことはない
自分は自分が好きで好きでたまらない
自分のためなら生命も惜しくない
それほど自分はすばらしいのだ
原詩では、ひらがな部分はすべてカタカナで表記。
バカボンのパパのセリフだからカタカナで書かれたわけだが、カタカナ表記で、且つ自恃を感じさせる内容が、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を連想させた。
私(たち)が日ごろ気疲れしているときというのは、たいてい、他の人の評価を気にしていたり、他の人に腹だっていたりする。
でも、そんなときこそ、投げやりになることなく、自分の心と対話しながら、しかるべき道を定めていきたい。
バカボンのパパの「これでいいのだ」という全肯定は、私たちの心を蝕む自己否定に対する最大の対抗手段である。
それは決して開き直りではなく、諦念でも思考停止でもなく、むしろ、否定の悪循環を停止する意志を持ち、そういった意志を持つ自分を頼みとすることが、私たちの生きる術であり、ひいては私たちの幸せにつながるということを示唆していると、私は考えたい。
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