2015年度福岡県公立高校中間志願者数・志願倍率[実質倍率]〈福岡地区の一部のみ〉
2015年 02月 23日
詳しくご覧になりたい方はこちらの福岡県庁HPをどうぞ。
本ページでは、推薦合格内定者数を除いた、実質志願倍率を発表いたします。これはほぼ100%合格内定の推薦合格者数を分母・分子から除くことで、県庁HPや新聞等をご覧になっても見えてこない「リアルな志願倍率」を独自に求めたものです。リアルな倍率は、概して新聞・マスコミ発表の倍率より高くなります。発表の数字と大きく異なっていて、驚かれることがあるかもしれませんが、こちらの数字のほうが実際に近い数字です。
なお、発表する範囲は本校の生徒たちのほとんどが受験する第6学区、及び第5学区の一部です。
(※今年、本校には昨年同様4学区の受検者も1名いますが、発表はこれまで同様の範囲に限らせていただくことをご了承ください。)
*注:以下の合格者数・不合格者数についてはあくまで統計上の数字であり、実際に必ず以下の結果になることを保証するものではありません。(科やコースが複数に分かれている高校では、転科(転コース)合格などにより以下の数字が大きく変動します。入学辞退者が出て補欠合格が出る場合もあります。また、言うまでもなく以下は「中間」志願者数をもとに算出しているため、最終的な志願者倍率ではありません。)
◇普通科・普通コース・総合学科 実質倍率
→1位 城南高校(普通科理数コース) 残り定員33名・志願者数82名 倍率2.09(県発表1.93)
・・・受験者のうち34名が合格、37名が不合格
↗2位 城南高校(普通科[理数を除く]) 残り定員314名・志願者数593名 倍率1.89(県発表1.79)
・・・受験者のうち314名が合格、279名が不合格
↘3位 修猷館高校(普通科) 残り定員368名・志願者数680名 倍率1.85(県発表1.78)
・・・受験者のうち368名が合格、312名が不合格
↗4位 福岡中央高校(普通科) 残り定員314名・志願者数557名 倍率1.77(県発表1.68)
・・・受験者のうち314名が合格、243名が不合格
↗5位 福岡講倫館高校(総合学科) 残り定員195名・志願者数330名 倍率1.69(県発表1.42)
・・・受験者のうち195名が合格、135名が不合格
↘6位 福岡西陵高校(普通科) 残り定員263名・志願者数442名 倍率1.68(県発表1.56)
・・・受験者のうち263名が合格、179名が不合格
↘7位 福翔高校(総合学科) 残り定員239名・志願者数386名 倍率1.62(県発表1.46)
・・・受験者のうち239名が合格、147名が不合格
↗8位 筑前高校(普通科) 残り定員343名・志願者数469名 倍率1.37(県発表1.32)
・・・受験者のうち343名が合格、126名が不合格
↘9位 福岡女子高校(普通科) 残り定員98名・志願者数129名 倍率1.32(県発表1.26)
・・・受験者のうち98名が合格、31名が不合格
→10位 糸島高校(普通科) 残り定員249名・志願者数284名 倍率1.14(県発表1.11)
・・・受験者のうち249名が合格、35名が不合格
*玄洋高校は0.94倍(県発表0.95倍)、早良高校は0.76倍(県発表0.78倍)。
やじるし(↗→↘)は昨年順位(中間倍率)との比較です。
2年連続で城南高校理数科の倍率が1位になりました。修猷館高校・城南高校の倍率の高さは例年通りですが、今年は特に城南高校の倍率の高さが目立ちます。福岡中央高校も例年より随分高めです。
福岡中央高校と筑前高校は、難易度がさほど変わらない(福岡中央高校のほうがやや難しいけれど)と言われていますが、これだけ倍率に差が出ると、例年以上に今年は筑前高校のほうが格段に合格しやすい状況になるでしょう。
◇専門学科・コース 実質倍率
↗1位T 福岡工業高校(機械工学科工業進学) 残り定員31名・志願者数62名 倍率2.00(県発表1.78)
↗1位T 福岡工業高校(環境科学) 残り定員50名・志願者数25名 倍率2.00(県発表1.63)
↗3位 糸島農業高校(生活科学) 残り定員21名・志願者数40名 倍率1.90(県発表1.48)
↗4位 福岡工業高校(機械工学)[工業進学コースを除く] 残り定員29名・志願者数52名 倍率1.79(県発表1.68)
↗5位 博多工業高校(機械|自動車工学) 残り定員95名・志願者数165名 倍率1.74(県発表1.58)
→6位 福岡工業高校(都市工学) 残り定員25名・志願者数42名 倍率1.68(県発表1.43)
↗7位 福岡工業高校(染織デザイン) 残り定員25名・志願者数41名 倍率1.64(県発表1.40)
↘8位T 博多工業高校(インテリア|建築) 残り定員62名・志願者数100名 倍率1.61(県発表1.48)
↘8位T 福岡工業高校(建築) 残り定員31名・志願者数50名 倍率1.61(県発表1.48)
↘10位 福岡工業高校(情報工学) 残り定員28名・志願者数42名 倍率1.50(県発表1.35)
↗11位 博多工業高校(画像工学|電子情報) 残り定員66名・志願者数94名 倍率1.42(県発表1.35)
↘12位 福岡女子高校(保育福祉) 残り定員27名・志願者数38名 倍率1.41(県発表1.28)
↘13位 福岡女子高校(食物調理) 残り定員27名・志願者数37名 倍率1.37(県発表1.25)
↗14位 糸島農業高校(農業技術|農業経済) 残り定員59名・志願者数71名 倍率1.20(県発表1.15)
↘15位 福岡工業高校(電気工学) 残り定員25名・志願者数29名 倍率1.16(県発表1.10)
今年は全体に昨年度より若干倍率が低めです。しかし工業系高校の人気は相変わらずです。
学校の学科すべてを合わせた学校全体の実質倍率では、博多工業が1.61倍(県発表1.49)、福岡工業が1.60倍(県発表1.41)、糸島農業が1.28倍(県発表1.19)、福岡女子が1.22倍(県発表1.16)となっています。
上記の専門科の倍率は参考程度に留めてください。例えば、ランキング圏外の福岡工業の電子科は倍率1.00倍ですが、福岡工業は他の学科の倍率が非常に高いため、電子科を第2志望にしている受験生たちが複数名電子科に転科合格することが考えられるため、倍率1.00倍にかかわらず、多数の不合格者が出る可能性があります。逆に倍率が高い学科を受験する生徒は、転科合格を含むと他の学科とたいして合格率は変わりませんので、過度な心配はしないようにしましょう。
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受験生の皆さんには、志願倍率を参考に志望先を再考する最後のチャンスが認められています。
(明日・明後日中には学校に提出するように言われるはずです。)
昨年も書きましたが、学校の先生の中には「この時期に変更してもいいことない」「この時期に変更した奴は落ちる」とか暴言を吐く方もいらっしゃいます。しかし、それは根拠のないことなので気にしないでください。
志願先変更をすると、変更先の学校の印象が悪くなるから合格に不利、なんてことを言う方(先生のほか、保護者様や生徒も)もいらっしゃいます。そんなことは絶対にありません。受験のルールに則って手続きをしているかぎり、そんなことはあってはならないのです。
世には人の不安な心を種として無責任な憶測が流布することが多々あり、これもそのひとつです。
志願先に対し、一途な気持ちを持っている生徒にとって、中間倍率発表にはあまり意味がありません。(倍率が昨年の2倍になってる!なんてことがあれば話は別ですが、そんなことはまず起こり得ません。)
そういう子たちにとって、倍率の発表は気を引き締める契機にすぎません。
これだけのライバルがいるんだ。よし、勝って受かってやる!
公立入試は、9割以上の生徒が合格する私立入試のように甘いものではないことをしっかり認識し、ライバルたちに打ち克つための強い気持ちをもつきっかけになればそれでいいと思います。
倍率なんか気にする暇があったらひとつでも単語覚えた方がいいし、1問でも数学の問題解いた方がいい。
最後まで伸びる生徒はそのことがわかっていて、倍率が出た今日も、黙々と勉強して着実に力をつけているのです。
あと2週間です。
公立受検生の実に半数が、現時点では合格ボーダーライン上にいます。
その半数のなかで、他の生徒より努力を重ねて本番で十分に力を発揮できた生徒のみがボーダーを突破し合格できるのです。最後の2週間の学習が全てなんだという強い意志で学習に励んでください。
最後の懸命な努力に期待します。
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