terakoya shopの営業終了と合格発表の日
2015年 03月 18日
昨日で6年間のterakoya shopの営業が終了しました。

これまでありがとうございました。
これからは、3月21日(土)開店のとらきつねをよろしくお願いします。
昨日は合格発表の日で
三者面談も複数行われました。
「わーー!せんせー!受かったー!」
次々にハイテンションの生徒がやってきて
「わーー!おめでとうーー!!よかったねー!」
と握手をして心から喜びながらも
一方では予想外の不合格者のことで強く胸が痛んでいて
精神的なゆれが過多な1日でした。
不合格になった子と何人か会いました。
彼らは目を腫らしていましたが
一方でいままで見たことのないような穏やかな顔をしていました。
親御さんもいろいろと考えるところがあると思うのですが
とても冷静で穏やかで
むしろ恥ずかしいことに私のほうを気遣ってくださるようなご配慮さえ見せて下さり
親御さんたちは子どもがいままで頑張ってきたこと、実力をつけたことについて
とても深い部分において信頼をしており
それがこれからの彼らを支えていくことに疑いがないと感じていらっしゃることが静かに伝わります。
受験の結果に対する向き合い方を誤ると、その子の将来に歪みを与えることがあります。
でも、昨日お話しした親御さんたちは、子どもをこれからも適切な距離で支えていくことに関して
とても絶妙な感覚を持っていらっしゃり
それはきっと子どもたちにとって、これ以上ない幸せなことではないかと思うのです。
福岡中央に受かった2人がやってきて
2人が自身の合格を喜ぶとともに
学校や塾でいろいろな結果が出たことに対して
複雑な思いを抱き、涙を浮かべているのが印象的でした。
そして修猷館に受かったある子からはメールが届き
そこには、「今日は最高で最低の日」だったこと
「塾に限らず学校の仲の良い友達に受かっている人が少なく、胸が締め付けられた」こと
「綺麗事を言うつもりはありませんが」と念押しした後に
一喜一憂しすぎることなく、これから勉学に励んでいくつもりであること
そのために早速、入学式までの課題に取り組んでいることが書かれていました。
最後は「3年後が本当の勝負です。」という文言で締められており、
修猷館への合格がゴールであると錯覚しやすい高校受験においても、
彼女にとってはまさに、昨日がスタートだったのだと感じさせる内容を持つメールでした。
この合格メールを送ってくれた女の子と塾前ですれ違ったある男の子は
今回修猷館に合格できませんでした。
すれ違ったあとに、お母様が
(彼女とすれ違って、彼女の笑顔を見て)「くやしかった?」
と尋ねたそうです。
すると彼は
「いや、うれしかった。」
と穏やかに答えたそうです。
私はそのときの彼の顔を思い浮かべるだけでその優しい表情がありありと浮かび、涙がこぼれます。
そして、彼にもやはり合格してほしかったと思います。
しかし彼も今日、力強く次のステップに進んでいます。
私たちも、彼に負けずに進んでいかなければなりません。
昨日、中2の授業では、今年の受験について、そしてこれからの学習について、お話しをしました。
1年(弱)後に迫った受験について、その厳粛さや緊張感自体が伝わったならば
それは彼らの1年後につながると思っています。
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