悔し泣き。
2015年 07月 10日
昨日も、中3の女の子が授業中に同じ理由で悔し泣き。
中2の授業では、悔し泣きをする子を冷ややかな目で見る男子がいたけれど
私は泣いているその子を見て、本当にえらいなと思いました。
日ごろから泣くほどの強いプレッシャーを子どもたちに与えているのかと思うと、私自身、罪深いことをやっているなと思わないこともないのですが、しかしそれが私の仕事だし、しかも子どもたちの多くがそれを望んでいるのです。子どもたちはやる気がない、どころか、ありすぎてもっともっとという声が聞こえてくるときさえあります。
小テストひとつに賭ける強い意志を持ち、1つひとつのテストを絶対に落としたくないという気持ちを強く抱きかかえている子。解けるはずの難易度の問題なのに、もしこれが入試本番だったら悔やんでも悔やみきれないのにと、自分が目の前の問題に打ち克つことができなかった悔しさを全身に抱えて震えている子。
そんな青春真っ只中の熱い子どもたちを見ていると、彼らは本当にすごいなと思います。
物事に没頭できることは、青春期において最も有益な才能です。
ひとつのことに集中しすぎると視野がせまくなるという大人がいますが誤りです。
いろんなところに中途半端に食指を伸ばす人間よりも、ひとつのことを達成した人間のほうが物を見る力自体が養われているので、何を見ても深い理解をすることができます。その結果、偏狭な視野になることなく、周囲を見渡せるようになります。
だから、没頭して熱くなる才能を大切にしてください。周りに笑われたって関係ありません。
むしろ笑われるほどのその才能に誇りを持ち、力強く前に進んでいってくださいね。
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