11月2日の雑感

本日は月曜日。11月から月曜日はとらきつねはお休みになりました。(その代わり、平日の営業時間が13時からと早まりました。)お間違えのないよう、お願いします。


授業はいい感じで進んでいますが、私はこの1週間体調を崩したまま授業をしていて、授業の始めに子どもたちから「今日は鼻水大丈夫ですかー?」と聞かれる始末。

昨日は中3の女の子2人から少し謎なイラストがついた小さなお手紙をもらいました。こういうささやかなやりとりはうれしいですね。
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中1は昨日、少し元気がない子が多かったので、「勉強を楽しむ」話をしました。
いま村上春樹氏の『職業としての小説家』を読んでいて、その中に、学校の勉強は面白くなかったというような話が出てきます。体育も面白くなかった、でも大人になって自分で体を動かしてみると楽しかったと春樹氏は述べていて、そうだよなと思いながら読んでいます。

いままで勉強を楽しむことに長けている子たちを何人か見てきましたが、彼らは、学校や塾という枠組みのなかで楽しんでいるのではなくて、自分の楽しみに勉強(学校や塾)を巻き込むような形で学習していたことを思い出します。そういうことができる子が増えるといいなと考えながら、そのためのヒントを子どもたちに提示続けたいと改めて思いました。

中2のある子と話していて、その子はいま「熱く燃えている」そうで、高校進学説明会をきっかけに勉強を頑張り始めたとのこと。私が話した具体的な話を覚えていて、「先生、「難しい問題」の話あったでしょ。難しい問題がなぜ難しいのかを考えなくてはいけないと。町で迷いやすい道というのがあるけど、どんなに迷いやすい道でも、何度も行けば迷わずにたどりつけるようになる。だから、難しい問題というのも同じで、手順さえ繰り返せば解けるようになることが多い。だから難しい問題は何度も繰り返さないとという話。あの話、目からうろこが落ちるというか、、、難しい問題を解くのがこわくなくなりました。とりあえず理解さえしてしまえば、あとは気負わずに繰り返せばいいんだと。」とまくし立てるように話す彼にちょっと感動してしまい、そのまま勉強談義を30分ほど続けることになりました。ある保護者様からは、「説明会素晴らしかったです、特に高校生たち!」という話のあと、「下級生も参加を義務にしたほうがいいですよ。」と言われ、義務にするかは別としても、確かに参加した子たちがこんなに変化するなら、みんな参加するよう促したいところだな、、などと考えました。

子どもたちが意欲的に学習に取り組むように、できるだけ具体的な仕掛けを今後も考えていきたいと思います。


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by terakoyanet | 2015-11-02 13:53 | 雑感・授業風景など | Trackback | Comments(0)