中1の授業のことと中1ショック
2016年 04月 25日
何より、まだ中学の勉強を始めて1ヶ月というタイミングなのにかかわらず、どうやって勉強していけばよいか、宿題というのはどうやってやるべきなのか、ということに自覚的になった生徒が多いことが大きいです。これはもちろん陰で保護者様の支えがあるから、という子もいると思うのですが。
一方、昨日は授業中、私語で注意された生徒がいました。また、授業後に塾の外で騒いで叱られる子もいました。悪気はない無邪気なままの行動なのですが、いくらかわいくても言うべきところは言わねばなりません。
昨日、中1の生徒たちに模試の結果を返却しました。
中1最初の模試は偏差値が辛めになりやすいのですが(中1のはじめから塾に通っている生徒は、そうでない生徒の層よりも学力が高い傾向にあります。これはうちの塾の傾向というより、塾業界全体の傾向。)今回もやや辛目の偏差値が出ていますから、全体の偏差値を+2ほどすれば、適正な数値になります。
(ちなみに中2の模試は今回やや甘めの偏差値が出ています。-1したら適正値に。中3の模試は辛目。+2.5くらいで適正値に。)
毎年、中1ショック、というものがあります。小学校の評価ではまあまあできていたはずの一部の子が、中学に入って実際に模試を受けてみると、とんでもない偏差値・成績を取り、本人はピンとこないとしても、親御さんがびっくりしてショックを受けてしまう、この場合にはそういう事象を指します。
(今年度開講した小6コースは、この中1ショックを緩和するという意味で、とても意義のあるものです。)
今回の模試でショックを受けられた親御さんもいらっしゃるのではないかと思います。
でも、中学の学習はいまからですから、まずはコツコツとやることを身につけさせることが大切です。
それさえできるようになったら間違いなく大丈夫です。ただ、そのためには、お子さんによっては、親御さんに隣で穏やかに根気強くサポートしていただかなければならない場合もあります。
忙しいから塾にお願いしている、そうおっしゃる親御さんがいらっしゃるのですが、そうやって塾に送り出して、あとは放っておけば大丈夫、そういう子もたくさん(うちの塾の場合は7割くらい?)いる一方で、どうしても、それだけでは補いきれない、継続したご家族のサポートが(しかも一貫して穏やかで根気強いサポートが)必要な場合があることをご理解いただきたいと思います。
今年の中1はとてもいい予感がしています。成績表上で戦わなければならない上級生たちにとっては脅威だね。宿題をやるということの意味がすでにわかっている子がたくさんいるから。
中1にとっては、GW明けに部活動がスタートしてからが、最初の試練です。
そのときに、部活による疲労に負けずに、学習習慣をつけることができた子は、その後もきっとうまくやっていくことができるでしょう。
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