小6授業の効用
2016年 06月 16日
2ヶ月生徒たちを見てきて、はっきりと効用が見えてきましたので、本日はそのことについて話したいと思います。
まず国語では漢字・語句のトレーニングのほかに、毎回文章読解を行っています。
これまで取り扱ったのは、井上靖、宮本輝、重松清など、そうそうたる顔ぶれの作家たちですが、中学教科書レベルの文章を読み慣れ、難しい文章でも意味がわかる、という経験を積み重ねることによって、明らかに全体の読解レベルが上昇してきたことが実感としてわかります。この力を小学校最後の学年のいま、育むことができていることは、国語だけに留まらず、ほかのすべての科目によい影響を及ぼすであろうと思います。
次に算数では、苦手のまま過ぎてしまうと致命傷になる小6内容の分数の計算練習を積んだあとに、平面図形・空間図形の計算に入ったところです。中1で習う内容も混在させることで、明らかに来年度の中学入学後に学習の進捗が有利になるような仕掛けをしています。分数の計算については、参加生徒の平均点がどのテストにおいても軒並み80点を超えるなど、達成度が高い状況が続きました。図形に入っても、算数を得意とする生徒が多いためか、理解度が高い状況をキープしています。
次に英語ですが、アルファベット(大文字と小文字)の筆記を確実にしたあと、フォニックス式の学習を行っています。フォニックスというのは、「綴り字と発音との間に規則性を明示し、 正しい読み方の学習を容易にさせる方法」と一般に説明される学習法のことで、これをきちんと学習している生徒は、正しい発音が身につくとともに、単語も容易に覚えられるようになるという、まさに一石二鳥の効果が期待されます。生徒たちは非常に積極的に授業参加しています。彼らは今後、発音を一聴しただけで、単語のつづりを予想しそれを覚えていくことができるようになるわけですから、中学以降の学習への好影響は計り知れません。
そして社会ですが、地理分野では都道府県名を漢字でいち早く覚えてしまうトレーニングを行うとともに、歴史分野では、学校の進捗にあわせつつも、覚えるべき語彙を大幅に増やし、中学歴史で出てくる最重要用語をすべて小6で覚えてしまうプログラムで授業を進めています。この授業をきちんとマスターした生徒たちは、小6コースで習った内容だけでも中学において平均点以上を取ることができるでしょう。中学というより、その先の高校入試までも見据えたプログラムです。
最後に理科ですが、こちらも小6内容を確実にするとともに、それに枝葉をつけ、中学内容の予習ができる形で授業が進捗しています。大切な用語をもらさずに覚えるトレーニングとともに、小学校の教科書や授業では省略されがちな、なぜそうなるの?という疑問点について、丁寧な説明を心がけています。難しい内容を難しく語っても子供たちの頭には入っていきませんので、できるだけやさしい説明で、子供たちが思わず唸ってしまうような解説に努めています。社会同様、中学入試や高校入試を見据えた学習を行っています。
私はいつも、もし自分の子供を通わせるなら、そのことを想定して授業を設定します。
ですから、今回小6たちに教え始めるにあたり、小6に必要なことは何なのかということについて、かなり絞られた、練られた形で授業を提供しています。これなら自分の子供にも絶対に通わせたい、そういう自信を持って、子供たちを指導できている、そのことはお約束できます。
小学コースは定員に数名空きがありますので、入塾を希望する方のご連絡をお待ちしています。
夏休みを待たずに一日でも早く参加したほうが、大きい効果が期待できます。
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