小学生の夏季遠足は広島へ。

8月17日に小6コースの遠足で広島を訪問します。

はじめは長崎を予定していたのですが、参加者のほとんどの修学旅行先と重なっていたことなどから、行き先が変更になりました。もっと首尾よく決定したかったのですがそうならず、先んじて参加を決めてくださっていた大多数の子どもたちや保護者様にはご心配をおかけしました。

変更になるにあたり、夏の大切な1日を子どもたちと過ごす意味について熟考いたしました。はじめ夏の遠足の行き先に長崎を想定したその先に、平和への思いがあったことは言うまでもありません。そして、限られた予算であるのにかかわらず、今回の行き先が広島になったのも、その思いがそのままに残った結果です。

この前、中2の社会の「中国・四国地方」の授業で原爆ドームか話題にのぼった際に、2名の生徒が「原爆ドームとかつまらない」「原爆の資料とか見て何がしたいのかわからない」と発言しました。これらの発言に対し「不謹慎」と怒るのは簡単なことですが、そうではなく、そのような悲劇と狂気が、決して私たちには関係のない過去の話ではなく、いまも切実な問題として私たちの生の隣にある、そのことを、時間をかけて、思索の断片をぶつけることを通して子どもたちに伝えていくことが、大人のすべきこと、私はそう考えます。

塾は子どもたちが知識の層を厚くするための場。その原則はいっときも忘れずに、その知識を深めるきっかけを与える場になるよう、そして子どもたちが時には生の楽しさそのものを味わえる場となるよう(子どもたちにはできることならおもいっきり楽しんでほしい、遠足は楽しくないと!)、多少よくばりすぎですが、遠足のプランの詳細を、懸命に練っているところです。

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by terakoyanet | 2016-08-13 23:42 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)