ローマ、モザイクを巡る旅 その2
2017年 01月 16日
ローマで夜の散策が楽しい町といえばトラステヴェレ。
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂(Santa Maria in Trastevere)には日没直後の明るさが残る時間に到着しました。

こちらの聖堂は、着いた瞬間に思わず声を上げたくなる美しいモザイクが。

正面ファザードの三角破風の下に『玉座の聖母子』とよばれる13世紀のモザイク。
今日も安寧な1日を終えたローマの人たちを穏やかに見守っているようで、心がほぐされるような気持ちになります。
サンタ・マリア・イン・トラステヴェレ聖堂は内部のモザイクもすばらしい。



礼拝堂の前を流れるテヴェレ川。紀元前38年に、この場所から突然「燃える水」(油)が吹き出し、テヴェレ川まで流れたことを、救い主出現の前触れだとして喜んだ人々が、ここに礼拝堂を建てた。そのような故事が残るこの地は、人々の喧騒と、礼拝堂の内的世界のコントラストが、古くからの生き生きとした風情を鮮やかに伝える、特別に美しい土地でした。
ローマのモザイクの話、また続きます。
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