苦しいけれど、かけがえのない日々
2017年 01月 27日
今日の授業では、授業中に行ったテスト結果を受けて、落ち込んで泣き出してしまう生徒もいました。
そして、その生徒の背中をさすって励ましているのは、いまのところ自身の受験が決してうまくいっているわけではない別の生徒でした。
泣いた生徒は、「大丈夫です。心配かけてすみませんでした。」と丁寧に挨拶をして帰りました。
受験を通して、その苦しみを通して、友情を育んでいる生徒たちを見ると、こみ上げるものがあります。
皆の願いが叶いますように。そのための努力が滞りないものになりますように。毎日祈っています。
今日は中3にいろいろな話をしました。受験で良い結果が出なかった日に頑張って来た生徒もいました。(いろんな話をしたし、受験で良い結果が出た子とそうでない子がいっしょの空間で一生懸命勉強する特別な日だったから、全員そろってほしかったのですが、そうならなかったのは残念です。)
私立入試が目前なのは当然として、公立入試まであと40日になりました。
この40日の勉強のしかたで合否が決まる。
ガッツや根性も大切だけど、勉強はやり方だよ。
自分の焦る気持ちをとりあえず抑え込むだけの意味のない作業的時間を過ごすことなく、
きちんとひとつひとつ覚えること、理解すること。
苦しいことをいとわずに、実際に問題が解けるようになるまでこだわって勉強すること。
苦しいけど、かけがえのない日々です。
大切に過ごしてください。
今日、保護者様方とお話をしていて思いました。
ご家族にとっても、受験というのは本当にかけがえのない日々ですね。
子どもの歓喜と落胆を傍で見ながら、感情が揺さぶられる日々。
子どもがふとした瞬間に見せる、真面目で正直な表情を愛おしく思う日々。
その日々は慌ただしいけれども、決してこれからもずっと続くわけではない。
人生で我が子たちと過ごす時間はこうやって知らず知らずのうちに過ぎていくのだな、ふとそんなことを感じながら、毎日を大切に過ごしていらっしゃるのだろうと思います。
15歳の彼らは、高校受験を通して初めて自分自身と真剣に向き合います。自分の将来への希望を胸に宿し、時に自分の将来について迷い、嘆息します。そういう我が子を見て、親は、ついこの前まであんなに幼かったはずの我が子が、着実に「自立」への準備をしていることを知るでしょう。
15歳の彼らの旅立ちには、親の心に嬉しさとともに特別な寂しさが付きまといます。
それは、この15歳という年齢が、まさに子どもたちの心が「自立」していく時期と重なるからです。
高校受験は、子どもたちの「自立」をより頼もしいものにします。
この春のある日、受験を終えた子どもとそれを見守るご家族が、苦しかったけれど、かけがえのない日々だったね。そのことをふと実感する瞬間が訪れますように。
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