宗像堂さんのこと その1

本日はいよいよ宗像堂さんのパンの日。13時のOPENと同時に販売が始まります。

先日の宗像堂さんの訪問で、ひときわ印象に残っているのが、木小屋の中にどっしりとした存在感で居座っていた石窯。琉球石灰岩を使用した多層構造の石窯は宗像誉支夫さんの手によってつくられたもの。試行錯誤を重ね、現在は5代目の窯。

香ばしいパンの香りを全身に浴びながら、熱を帯びた石窯の表面を触っていると、宗像堂さんのあのパンに込められた力強さの源に触れた気がして、石窯の力、石窯に力をもらたした自然の力に、思わずこうべを垂れる、そんな心の奥深くが振動する体験をしました。

宗像さんの石窯はまるで母胎のよう。そこでは自然が本来持つエネルギーが発酵し、拡散し、新たな生命が迸る。そして私たちはいつかこの石窯の中に戻り、いつの日か次の生命の宿りに寄与する。これはまるで、沖縄の亀甲墓のようだな。私は、石窯の前でそんな夢ともうつつともつかない幻燈を頭に描きました。

皆さんも、宗像堂さんのパンの中に、生命の宿りを感じていただければと思います。
冷凍したら長くお召し上がりいただけますよ。

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by terakoyanet | 2017-08-19 08:53 | とらきつね | Trackback | Comments(0)