中3夏合宿を終えて

合宿の最後にみんなの前で話したことをここに書き留めます。
長濱先生が話しているとき、そしてバスがとうとう到着した時には、泣いてしまった子もいましたね。
とても、とても濃い時間になりました。

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4泊5日の合宿お疲れさまでした。

早朝自主勉強の参加率が8割を超えるなど、今年の合宿は、多くのみんなの頑張りが見える合宿になりました。

こんなに頑張れるんだ、こんなに短時間でこれだけの勉強を進めることができるんだと、見守った私たちだけでなく、自分で初めて気づいた、自分自身を発見した、そんなかけがえのない経験をした人もいましたね。この経験は、これからの受験生活のなかで、とても、とてつもなく大きいですよ。

一方で、一部の子たちのあまりに身勝手な行動が目立ちました。私も長濱先生も何度も頭を抱えました。
言葉を尽くしても、彼らは悪気なく身勝手なことをします。そして少なからず周囲に影響を与えます。これには本当に参りました。
しかし、私がこのように躊躇なく彼らに身勝手という否定的な言葉を使うのは、身勝手に見える彼らの中にも、溢れるような長所を見い出すからです。彼らは身勝手だからという一面的な見方で手放してしまうには、あまりにも魅力のある子たちです。だから、私たちは彼らと受験まで根気強い格闘を続けていきたいと心に誓う機会になりました。



いろんなことがありましたが、終わりのときを迎えたいま、合宿に参加したひとりひとりが、ある瞬間にふとこぼれ落とした笑顔が浮かびます。

みんな、合宿中いろんな経験をしたでしょう。いろんなことを感じたでしょう。

楽しかった合宿。でも楽しいことばかりではなかったでしょう。
予想していなかった人と仲良くなった人がいるでしょう。意を決して話しかけたのに、つれない反応が返ってきたりしてがっかりした人もいるでしょう。一時的にひとりぼっちな気持ちになって、孤独に不安を覚えた人もいるかもしれません。

テキスト授業を頑張った子たちは達成感を覚えたでしょう。成長した手応えを強く感じた人もいるでしょう。
今日、霧島で、水流の中、川を駆け上った人たちは、冒険の恐怖と楽しさを感じたでしょう。野生の圧倒的な開放感を感じた人もいるでしょう。そして、川から陸に戻ってきたときに、何とも言えない安心感を感じた人もいるでしょう。
そして、合宿中、家に帰りたいなと家族の顔と家のご飯が恋しくなった人もいるでしょう。
一方で、たったいま家に帰りたくないな、さみしいなと思っている人もいるでしょう。


みんなが今回経験した合宿が深く心に刻まれるとすれば、この4泊5日の合宿が、みんなひとりひとりの人生の縮図だからです。合宿はこれからみんなが人生でどんな経験をして、どんな人間になるかのヒントを与えてくれるものです。

合宿の前に、先生は、合宿を楽しむコツは、楽しもうと思うこと、と話しました。
みんな、合宿、楽しかったですか。

これから半年、みんなと勉強をするのを、みんなが高校への合格をつかむために努力する姿を見るのを楽しみにしています。
いいことだけではなく、いろいろなことがあったのに、合宿前よりずっとみんなひとりひとりのことが好きになりました。

まずは、明日の授業、そして27日の県模試で夏の成果を出しましょう。

みんなが楽しんだように、先生たちも本当に楽しませてもらいました。
みんな、ありがとうございました。

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by terakoyanet | 2017-08-25 18:02 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)