本日、『親子の手帖』出版記念トークイベントが六本松蔦屋書店で開催されます。
2018年 03月 31日
私はまだ子供がいないので、親の視点、感覚は分からないですが、本書は親だけではなく、かつては子供で、苦しかった記憶のある誰もが勇気をもらえる1冊だと思います。」元永彩子 2018.3.19
ベストセラー『小さな天才の育て方・育ち方 - 小・中・高に通わず大学へ行った話』の著者としても知られる、オヤトコ発信所のまりんさん(このまえ大学を卒業したばかり)も感想を寄せてくれました。
庸次さんもまりんさんも、本のエッセンスをギュッと絞りとってくださっていて、うれしく思いました。
今年6年生になる長女は、周りより少し早く思春期に突入した。
昔の私にそっくりで、彼女がいらいらするポイントも何となく似ている。
でも似ているだけで、私ではないのだ。
そんなこと分かっている。
分かっているはずなのに、つい余計な一言を口にしてしまう。
それはなぜか。
著者は「(親である)私自身の不安」がそうさせるのだと言う。
私が不安だから、不安を解消したいから、だから余計な気を回したり、余計な一言を言ってしまうのだ。
本の言葉が心に刺さるのは、本に出てくる親が、どこかしら私と重なるからである。
正直辛くて切ない。
けれど、どんな親子に対しても、著者はあたたかく誠実に寄り添っている。
読後は、反省しきりの私にも救いの手が差し伸べられているように感じられた。
それはきっと勘違いではないはずだ。
毎日泣いたり笑ったりしながら、子育て奮闘中。
何とか親になろうと模索中。
決して慣れることはないし、それこそ不安だらけ。
『親子の手帖』はそんな手探りで道に迷う親の助けとなる本である。
ぜひ多くの手に取られますように。
大学院以来の研究会の大切な友人(大学講師)も書いてくれました。
長年、塾という場で子供たちと向き合ってこられた鳥羽さんが、様々な経験の中で気づかれたことを記しておられます。
深いところに静かに潜りながら 問題(こわばり)に目をむけてゆく本です。読みながら 自分自身を観察し、自身のうちにあるこわばりに気づいたり、気づくと同時に、何かがほどけてゆくのを感じられる本でした。
私自身、大切に・・でも 一気に拝読しました。
となりで鳥羽さんが ぽつりぽつり語る声を聴いているような時間でした。
かつて子どもだった親たち、今、子どもである人たち、いつか親になる人たちにとって大切なだけでなく、
どんな立場の人にとってもーー ひとりの人と人の「あいだ」ーー何らかの関係、欲望が生まれる場に生きる私たちにとって、 大切な本だと思いました。
全てご紹介することはかないませんが、こうやって感想を書いてくれることで、この本が広まりますようにと願ってくださっている皆さん、ありがとうございます。
大きな本屋さんの流通についてはよくわかりませんが、『親子の手帖』をお取り扱いいただいているお店(3/31現在、確認できたところのみ)をご紹介します。
*但し販売開始日は各店舗によって異なっており、まだ販売が始まっていない店舗もありますのでお問い合わせください。