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高校進学先別 中学時代の偏差値の推移

以下は、中1のはじめから3年間本校に通い続けた生徒たちの高校進学先別、中学時代の偏差値の推移(過去6年分)を示す資料です。例えば、修猷館に進学した生徒たちの平均偏差値は、中1の5月こそ61.1ですが、その後、中1の12月には66.0、中2の12月には68.7まで上昇し、そして入試直前の中3の2月には70.3まで達していることが読み取れます。(*下段の私立高校の資料には、その私立に合格した後に公立に合格し、そのまま公立に進学した生徒の資料は含まれておりません。あくまで、その学校に実際に進学した生徒のみでの資料となります。)
高校進学先別 中学時代の偏差値の推移_d0116009_11274919.jpg
以上は過去6年間で5名以上の数値を取ることができた学校(コース)のみの資料となります。

偏差値は全県の偏差値を基準としています。どの学校に進学した生徒も、軒並み成績を伸ばしており、本校で努力した生徒たちが、着実に力をつけて卒業していることが読み取れます。

このグラフから見えてくる、特筆すべき傾向をいくつか挙げます。

○その1
まず、中1の5月から12月のわずか半年余りの間に成績を大きく伸ばしている生徒が多く、中学のはじめ(1学期・2学期)の学習がいかに大切かということです。例えば、修猷館合格者について見てみると、入学時に偏差値が66を超えている生徒は2割に満たないのにかかわらず、中1の12月には66を超えている生徒が7割近くに上ります。いまや受験界の常識的な話になっていますが、生徒が一番力を伸ばしやすいのは中学においても高校においても初年度(1年生のとき)であり、そこで軌道に乗った生徒は進学が俄然有利になります。

○その2
公立高校に進学した生徒のほうが、3年間を通じて成績上昇が著しい傾向があります。特に中3での伸びに明確な差が見られます。

○その3
中3の最後の1年間で偏差値を10以上伸ばし、志望校に合格する生徒がいるのは紛れもなく事実です。しかし一方で、確実に合格を目指したいのであれば、中2の最後の時点で、少なくとも志望校の合格偏差値ー2(マイナス2)の力がなければ、合格する可能性は低くなります。


まもなく三者面談がスタートします。
面談でもお話しをさせていただくことがあると思いますが、現況と上の資料を比較することで、今後の参考としていただきたいと思います。





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by terakoyanet | 2018-05-08 11:54 | 進学情報 | Trackback | Comments(0)