「イヤ」に乗っ取られている。

中学生は今年のはじめに行われた、到達度テスト(県一斉模試)が次々に返却されているところです。

今回は、明らかに成績を伸ばした生徒が多く、
成績が伸びなかった中1のある男の子が

「みんな、成績が伸びていいなあ! 僕は全然、伸びてない!」

というので、

「●●くん、中学生になったら勉強しないと地頭だけじゃ成績伸びないんだよ。伸ばしたいならそろそろ勉強しないと。」

と私は言いました。すると●●くんは

「いや、先生、僕は勉強しているんですよ! でも親がウザすぎて、ただやって見せてるだけですけどね!」

と言うので、

「それは、もう、イヤに乗っ取られてるからね。イヤに乗っ取られてしまったのは●●くんのせいだけじゃないけど、成績を伸ばしたいなら、いま乗っ取られているイヤな気持ちから解放されて、自分のための勉強ができるようにならないと、ぜったいいまのままじゃ変わらないよ。いまは自分でやってるんじゃなくて、環境にやらされてるだけだからね。自分のための勉強ができないと、いつまでも面白くないよ。もう、親はほっといて、自分のための勉強に専念したほうがいいよ。」

と私が返すと

「先生、僕のことがよくわかってますね!!」

と捨て台詞のように大きな声で応えて、一人扉を開けて帰って行きました。

これからの彼に幸あれ。


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by terakoyanet | 2019-01-24 01:48 | 寺子屋エッセイ(読み物) | Trackback | Comments(0)