旅立ちのとき

Tくん、九州大学 理学部 生物学科 合格!の報を受けて、いろいろあったので、泣きながらいま画面に向かっています。
Tくんとは哲学者の中島義道さんと3人で居酒屋「女と味噌汁」に行ったこともあったなぁ。


今日と明日は各中学校の卒業式が行われています。
本人にとっても、ご家族にとっても大切な日ですね。


拙著『親子の手帖』から、文を引用して、ご家族への言葉とさせていただきます。

子どもはいずれ親を離れ、自立していくのです。親にとって、子の自立は、喜びであると同時に、自分の身を捥がれるような苦痛を伴うものです。あの日、私から生まれた、私と同一視せざるをえないような脆弱さをまとっていたあなたが、私の逡巡とは別の場所で、私と別の人格を持ち、私から離れていく。それを認めることの苦しさ、そして途方もない心細さ。これは多くの親が共有する感情でしょう。

しかし一方で、子の自立は親にとって救いでもあります。私があれだけ間違ったのに、あなたはこれほどに自分ひとりで育ち、立派になった。親はそのとき、子どもに言いようのない頼もしさを感じます。<中略>子の自立はどうしようもなく寂しくて苦しいことなのに、それが親の救いでもあるとは、子育てというのはどこまでも深遠で不思議なものです。


この春 旅立つ一人ひとりがこれから幸せであるように、と心から祈っています。


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by terakoyanet | 2019-03-08 14:33 | お知らせ | Trackback | Comments(0)