麗江の風景

たった20分前に5日ぶりの自宅に戻ってきました。
この5日の間に、日本は平成から令和になり、福岡の日中の気温は9度上昇するなど変化はありましたが、私は帰って来るやいなやパソコンの前に座って仕事を始め、妻は中国の塵がついた洗濯物を洗い始めました。日常のリスタートです。

旅先で見たSNS上は、令和という新時代への祝賀と、GWを楽しんでいる人たちに手向けられた呪いの言葉で溢れていました。

私は部活の休みが2日しかないと嘆いていたあの子や、GWは逆に平日より疲れてしまって誰のための休みかわからないと嘆いていたあのお母さんの顔を思い浮かべながらも、とにかく自分は自分だ、1年の土日の9割以上働き続け、いっこうに休んでいない私は今こそ休むのだと自分に言い聞かせながら、束の間のホリデーを満喫してきました。


日本の心無い人たちは「中国」という広大な国を一括りにして語りがちですが、中国は広大で、実にさまざまな表情を持っています。気候も食べ物も人々の顔の表情も時間の流れ方も、土地によって全く異なっています。

「中国汚い。」そんなことを平気で言う子どもがいます。
私はこれを大人が子どもにかけた呪いだと思っていて、中国に行ったことがない子どもにそんな見識を持たせる大人たちは間違っていると思います。5年ぶりに行った中国はさまざまな面が様変わりしていました。子どもたちには優越感や偏見に居直ることなく、隣国のいまを自分の目で見てほしいと切に願います。


話は逸れますが、大人は子どもに簡単に呪いをかけてしまうということをもっともっと意識したほうがいいと思います。
自分が好きなことがある。それを仕事にしたい。
そう目の前で言う子どもに対して、そんなに現実は甘くないわよ、と親が言うとき、
親は子の将来を心配して言ってるつもりかもしれませんが、これも一種の呪いです。
この呪いによってこれまでどれだけ多くの子どもたちが「自分が好きなこと」を仕事にすることを諦めて、「親と同じようになる」ことを選択してきたか。
これからは「好きなことを仕事にするのが当たり前」。そんな時代になっていきます。
これは間違いない流れです。だから、呪いで子どもの足をひっぱらないでください。



自分の人生の「うまくゆかなさ」を子どもや他人に呪いとして転嫁する。これはさまざまな神話や寓話の主題になっているくらいですから、人の最も根源的な欲求のひとつと言えるかもしれません。

でもその呪いを正当化して当てこするから、子どもは自分の方が間違っているという不幸な認識を抱くことになるし、それが他人の場合には差別やヘイトやいじめやハラスメントなどを「やむをえないこと」なんて言いながらむしろ増長するような空気を生み出してしまう。

だから私たちは呪いを生み出してしまう私たちと社会について、もっともっと考えていく必要があると思います。



雲南省はこれまで昆明しか行ったことがありませんでしたが、麗江は美しい山と水と空気。
本当に素晴らしいところでした。

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麗江旧市街(世界遺産)を見下ろす


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滞在したのはまるで映画のセットのようなアマンダヤンホテル


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麗江の朝の美しさ

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朝は静かな町

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昼を過ぎると賑わう

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中国も5月の初めは連休で、町は多くの人たちで賑わう

昔の麗江は静かな情緒があってよかった
かつての麗江を知っている人たちはそう言います
確かにいまの麗江が失ってしまったかけがえのない美しいものがあったのだろうと思います

でも、私たちにはいまの麗江を楽しむことしかできないし
いまの麗江もやっぱり楽しくて魅力的な町です
その土地のいまを楽しむ

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中国があれだけ多くの人口を抱えることができているのは
第一に水資源の豊富さがその理由に挙げられる
そんな当たり前のことも見ずに国の一面だけ切り取って
「中国は環境が悪い」と言う浅はかさを思い知る


水に恵まれる雲南の農業について
深く学んでみたいと思いました

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幸い天候に恵まれ、玉龍雪山を借景にして
印象麗江と呼ばれる大スペクタルな演劇を鑑賞することができました


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by terakoyanet | 2019-05-05 16:46 | 好きな場所 | Trackback | Comments(0)
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