冬にわかれて福岡公演に寄せて、おすすめの曲たち

いよいよ4日後にせまった冬にわかれて福岡公演に寄せて、おすすめの曲たちをご紹介。


◇君の街 - 冬にわかれて



この曲、すごく、すごくいいですよね。
「ああ なんだか」で始まる歌詞、憂いのある歌声とアレンジ。
作詞・作曲はメンバーの伊賀航。


伊賀航さんは1998年に帯広出身のバンドbenzoのメンバーとしてメジャーデビューをしているのですが、
benzoは90年代フレイバーを感じさせつつも、いま聞いても古びていなくて、すごくいいです。

◇出会った頃よりも - benzo



細野晴臣のサポートキャリアも長い伊賀さんが細野晴臣の楽曲を選んだプレイリストが上がっていて、これは貴重な記事です。
伊賀さんのプレイリスト名、長い(笑)。鮮新世ではありえない熱帯夜にドロシーに恋のひとことを言おうとピクニックに出かけ原因不明の音に悩まされながらも愛を祝いあおうとする事について。だそうです。

◇熱帯夜 - 細野晴臣


Gradated Grey - 細野晴臣+高田漣 (g),伊賀航 (b),伊藤大地 (dr)



伊賀航さん、現在は星野源のライブで数万人を前に演奏した次の日に、ライブハウスで数十人を前に演奏するような日々。
↓は若き日の星野源&伊賀航の貴重映像。ふたりとも泣けるほど若い。

伊賀航さんはほしげんの右。




冬にわかれてのメンバー3人がそれぞれ寄稿した文章が載っている、寺尾紗穂さん編の『音楽のまわり』という小さくて美しい本があります。この本、昨年からとらきつねのベストセラーになっているのですが、その冒頭が伊賀航さんの車の文章。
『音楽のまわり』について、そして伊賀さんについて、愛のある素敵な文章で綴られたブログを見つけました。
ここに書いてあること、もう100%同意です。


そして、冬にわかれてのもうひとりの男子、あだち麗三郎さん。
彼の音楽、ほんとうにニッチでヤバいです。


◇Candy - あだち麗三郎クワルテッット



◇フラミンゴの飛ぶところ - あだち麗三郎

変拍子を多用した超絶アレンジと独特な世界観。本当にこの人天才だなと思う。


あだち麗三郎さんは 片想い、cero、鈴木慶一、HeiTanaka といった、バンドやアーティストの主要なサポートメンバーとして知られています。ceroの超傑作、Orphansではサックスを担当しています。

◇Orphans - cero



冬にわかれてのメインボーカル、寺尾紗穂さんは、縁があって毎年、夏ごろに福岡にお呼びしてイベントを開催しています。
いま検索してみたら、本ブログ内に寺尾紗穂さんの関連記事が39もあることが判明。

寺尾さんの曲で何が一番好き?と聞かれてると、とても困るのですが、私が挙げることが多いのは「道行」です。

◇道行 - 寺尾紗穂

そして、寺尾さんの代表曲のひとつといいでしょう。「楕円の夢」
美しくて、そして彼女の哲学がそのまま詰まった曲。
舞踏はソリケッサ、撮影とディレクションには植本一子が参加。
伊賀航はベース、あだち麗三郎はドラムで参加しています。

◇楕円の夢 - 寺尾紗穂



そして寺尾紗穂さんとの親交も深いゲストの坂口恭平さん。
坂口さんは『独立国家のつくりかた』などのベストセラーをもつなど中高生の教科書にも登場する作家として知られていますが、
実際のところは、絵や音楽から工芸まで境目ない活動を行う「芸術の自動機械」「芸術の総合商社」と呼びたくなるような人です。
アウトデラックスに出演した変人(ほめてます)でもあります。
いまの時代に生きていて、彼を目撃しないのはとてももったいないと思うのです。

◇あの声 - 坂口恭平



坂口さんはメロディラインがエモい曲が多いです。
↓は彼のファンの間でも特に人気のある曲のひとつ「西港」の坂口ファミリーver.。
曲が始まるまでの前振りも含めて最高にいい。

◇西港 - 坂口恭平



それ以外のおすすめは、すでにこちら↓の記事でおすすめをしていますので、あわせてどうぞ。

◇なんにもいらない - 冬にわかれて


なんにもいらないよ
君の幻以外

誰にも知られずに
死ぬかもしれぬ朝

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by terakoyanet | 2019-06-03 10:53 | とらきつね | Trackback | Comments(0)