小6、広島へ。

夏期講習真っただ中ですが、小6は8月1日に日帰り遠足で広島へ。
すごく楽しかったです。

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広島は快晴でした。74年前の夏のあの日のことを考えます。
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原爆ドームのそばを流れる川に沿う歩道を歩きながら、男の子ふたりが話していました。

「(原爆のとき)喉がかわいて川に入ってそのまま溺れてしまった人もいるらしいよ。」
「ということは、いまも骨とかあるかな。」
「えええ、気持ち悪い・・・。」
「・・・・いや。気持ち悪くはないよ・・・。・・・・人間だもん。」
「・・・うん。」


状況を想像して「気持ち悪い」と言った彼と、その言葉に対して、僕たちと同じ人間なのに「気持ち悪い」という言葉は違うと思うということを伝えた彼。

私はふたりの会話を聞いていて、どちらもほんとうだと思いました。
「気持ち悪い」と思った気持ちも、それに抵抗を覚えた気持ちも、どちらも大切だと思いました。
こうやって自分の感情とそれに対する理性とのせめぎ合いが生まれる現場こそ、学ぶということなのだと思いました。

ふたりはこの会話のことを、一週間後には忘れてしまっているかもしれません。
でも、その痕跡はきっとふたりにこれからも何かを与え続ける気がするのです。

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お祈りをする男の子たちと、それを見守る鳩。


平和祈念館へ。
この瞬間、いまの子どもたちと、かつての広島の子どもたちが邂逅しているように思えました。
子どもたちの笑顔を引き継ぐことが大人の使命なのだと、心に刻みました。
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ランチは原爆ドーム向かいのカフェ・ポンテにて。
こちらのパスタ、とっても美味しかったです。
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そして、世界遺産航路(高速船)にて、原爆ドーム前から宮島へ直行。
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思い思いにお土産を買ったり、鹿と戯れたり。

もみじ饅頭焼きを体験しました。
こちらの体験、けっこう本格的で、大人でも十分に楽しめる内容。
焼きたても食べられるし、スタッフの方々も素敵で、お勧めです。
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自分が焼いたもみじ饅頭を、お母さんに、お父さんに、おばあちゃんにと、大切に抱きかかえる子どもたちのかわいらしいこと。



すっかり打ち解けた雰囲気で帰路に就きました。
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女子を1時間以上放置すると高確率で恋バナに発展するようで、一部の子がムンムンと興奮していました。

「デンプンがなくなってしまって、枯れてしまったの。」
そうやって自分の儚い恋を、日陰に置かれた植物に例えて語る女の子も。
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本当によい1日でした。
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徳山港(山口県周南市)車窓から


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おまけ!

小6のYくん撮影の写真。子どもどうししか撮れない写真。そして、鹿の表情が、なんとも言えません。

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最後にお知らせ。
広島の呉市と広島市を舞台にした「この世界の片隅に」が、今日の21時からNHKで初放映されます。
まだ見ていない方に、絶対に見てもらいたい映画です。
戦争映画という範疇をはるかに超えた、生きることについての物語。
主演の声、のん(能年玲奈)が本当に素晴らしいです。



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by terakoyanet | 2019-08-03 00:53 | 行事・イベント | Trackback | Comments(0)